2010年の暮れ主題歌のレコーディングに呼ばれたアキちゃんたち
一度曲を聞いてみるアキちゃん。
太巻に感想を聞かれ「たいしたもんだと思います」と無邪気な笑顔で答えるアキちゃん
顔をしかめる太巻に気付き「すいません今風アレンジにしていただいて」とフォローするミズタク。
「あーテステス」一回歌ってみることになりマイクの前にたつアキちゃん
「きーてよその日を飛び越えてー」アキちゃんの歌声が流れ始めました
かつて影武者として同じ歌を歌ったことが脳裏に浮かび切ない表情を浮かべながらアキちゃんの歌を聴く春子。
太巻はいまひとつ集中していない様子で誰かにメールをしていました。
自分の歌を聴いた春子の反応が気になるアキちゃん。
春子の渋い表情を見て落ち込むアキちゃん。
「ちょっとなんなのよ。さっきから。チラチラ時計見たりメールしたり。どうでもいいの?早く帰りたいの?次なんか入ってんの?ふざけないで」
太巻のやる気の感じない態度を非難する春子。
「初主演映画の主題歌なのよ。一生に一度のことなのよ。アキにとっても人生を左右する大事な曲なんです。真面目にやって」
静かに怒りをぶつける春子。
「それじゃあもういっぺん歌ってみますか」と太巻。
アキちゃん「はい」と返事します。
「アキちゃんじゃなく社長。この歌歌えるでしょ」と太巻。
「冗談じゃないなんで私が」と驚きの表情を隠せない春子。
「歌唱指導は我々も出来ますけどこの歌のお手本示せるのはあなただけです」太巻は本気でした。
「オラも聴きてえ!」と立ち上がるアキちゃん。
「もともとオラの原点はママの歌った潮騒のメモリーだ。ママの歌聴けば何かつかめるかもしんねえべ」と訴えるアキちゃん。
真剣なアキちゃんの表情を見て意を決してスタジオに入る春子。
「アキ1回だけだからね。失敗してもやり直さないから」
春子の潮騒のメモリーが流れ始めた頃鈴鹿さんがスタジオに向かっていました。
春子の歌声を少しでも聞き逃すまいと集中しているアキちゃん。
「似てるなー鈴鹿ひろ美そっくり」河島さんは春子が影武者だったことに気付いていませんでした
「おはよー」そこへいつもの調子で鈴鹿さんがスタジオへ入ってきました。
じぇじぇっと驚くアキちゃん!
春子の歌声を止めようとするミズタクに「いいんだ水口。俺が呼んだんだ」と太巻。
サングラスを取り春子が歌う姿を呆然と見つめる鈴鹿さん。
「ずっと打ち明けられないまま時間が経ってしまいました。もうとっくにご存知だと思いますが歌…歌を差し替えてしまいました」と初めて鈴鹿さんに告白する太巻。
鈴鹿さん無言で息を呑みます。
春子も鈴鹿さんがいることに気付き呆然としていました。
ガラス越しで見つめ合う春子と鈴鹿さん。
「どうしていまさら?」太巻に問いかける鈴鹿さん。
「わかりません。騙しとおすこともできましたし鈴鹿さんが騙され続けることを覚悟していたことも知っていました。だから墓場まで持っていこうと思っていました。この子に会うまでは」と太巻。
「じぇ。オッオラが?」と驚くアキちゃん。
「そうだよ。お前が天野をスカウトしてオレに会わせるからこういうことになったんだ」とミズタクを責める太巻。
「すいません。ていうか鈴鹿さんは知っていたんですか?」と質問するミズタク。
無頼鮨での春子と鈴鹿さんの会話を思い浮かべながら「知ってましたよね。いつからですか?」と尋ねるアキちゃん。
「いつ?いつかしら。ずーと前のような気もするし今のような気もするし」と間をおきながら話す鈴鹿さん。
スタジオから出てきた春子に「あー私だ」指を差し話しかける鈴鹿さん。
そして真剣な表情に変わり春子に歩み寄ります。
「ごめんなさいね。私のせいで表舞台に出られなかったんですよね。ごめんなさい」と頭を下げる鈴鹿さん。
「やめてください。そんなんじゃないですから」と気丈に振舞う春子。
「オレが君に声をかけなければ…申し訳ない春ちゃん」と頭を下げる太巻。
走馬灯のように影武者時代の記憶が脳裏に浮かぶ春子。
吹っ切れたようにアキちゃんの隣に座り
「歌いなさいアキ。ママ歌ったよ。今度あんたの番でしょ。早く!」とアキちゃんを激励します。
アキちゃん戸惑いながらもうなずいてスタジオに向かいます。
春子と鈴鹿さん二人並んでアキちゃんの歌を聴きます。
「感謝しなくちゃ。アキのおかげで鈴鹿さんに会えました」と春子。
「いい娘さんね」と答える鈴鹿さん。
後日試写会に出席するアキちゃんたち。
感極まっているミズタクと太巻。
隣でアキちゃんと太巻を笑顔で見つめる鈴鹿さんと後ろから笑顔でアキちゃんを見つめる春子。
そしてアキちゃんは最高の表情で自分の映画を見ていました
長い年月はかかりましたがようやく春子と太巻が和解できました
自分のお気に入りのアキちゃんが最初は知らなかったとはいえ結果的に自分のせいで表舞台に立てなかった春子の娘だと知った鈴鹿さんも辛かっただろうなと思います。
色々ありましたがアキちゃんの歌をみんなで聴いている場面でみんな救われたんだなと思うと感動しました
今日のアキちゃん
春子と鈴鹿さんが聴く中ノビノビと潮騒のメモリーを歌うアキちゃんです
大好きな母親と大切な憧れの友達にあった深い因縁はアキちゃんも辛かったと思います。
しかしようやく和解できモヤモヤを吹き飛ばすようなみんなの心に届く歌声でした
一度曲を聞いてみるアキちゃん。
太巻に感想を聞かれ「たいしたもんだと思います」と無邪気な笑顔で答えるアキちゃん
顔をしかめる太巻に気付き「すいません今風アレンジにしていただいて」とフォローするミズタク。
「あーテステス」一回歌ってみることになりマイクの前にたつアキちゃん
「きーてよその日を飛び越えてー」アキちゃんの歌声が流れ始めました
かつて影武者として同じ歌を歌ったことが脳裏に浮かび切ない表情を浮かべながらアキちゃんの歌を聴く春子。
太巻はいまひとつ集中していない様子で誰かにメールをしていました。
自分の歌を聴いた春子の反応が気になるアキちゃん。
春子の渋い表情を見て落ち込むアキちゃん。
「ちょっとなんなのよ。さっきから。チラチラ時計見たりメールしたり。どうでもいいの?早く帰りたいの?次なんか入ってんの?ふざけないで」
太巻のやる気の感じない態度を非難する春子。
「初主演映画の主題歌なのよ。一生に一度のことなのよ。アキにとっても人生を左右する大事な曲なんです。真面目にやって」
静かに怒りをぶつける春子。
「それじゃあもういっぺん歌ってみますか」と太巻。
アキちゃん「はい」と返事します。
「アキちゃんじゃなく社長。この歌歌えるでしょ」と太巻。
「冗談じゃないなんで私が」と驚きの表情を隠せない春子。
「歌唱指導は我々も出来ますけどこの歌のお手本示せるのはあなただけです」太巻は本気でした。
「オラも聴きてえ!」と立ち上がるアキちゃん。
「もともとオラの原点はママの歌った潮騒のメモリーだ。ママの歌聴けば何かつかめるかもしんねえべ」と訴えるアキちゃん。
真剣なアキちゃんの表情を見て意を決してスタジオに入る春子。
「アキ1回だけだからね。失敗してもやり直さないから」
春子の潮騒のメモリーが流れ始めた頃鈴鹿さんがスタジオに向かっていました。
春子の歌声を少しでも聞き逃すまいと集中しているアキちゃん。
「似てるなー鈴鹿ひろ美そっくり」河島さんは春子が影武者だったことに気付いていませんでした
「おはよー」そこへいつもの調子で鈴鹿さんがスタジオへ入ってきました。
じぇじぇっと驚くアキちゃん!
春子の歌声を止めようとするミズタクに「いいんだ水口。俺が呼んだんだ」と太巻。
サングラスを取り春子が歌う姿を呆然と見つめる鈴鹿さん。
「ずっと打ち明けられないまま時間が経ってしまいました。もうとっくにご存知だと思いますが歌…歌を差し替えてしまいました」と初めて鈴鹿さんに告白する太巻。
鈴鹿さん無言で息を呑みます。
春子も鈴鹿さんがいることに気付き呆然としていました。
ガラス越しで見つめ合う春子と鈴鹿さん。
「どうしていまさら?」太巻に問いかける鈴鹿さん。
「わかりません。騙しとおすこともできましたし鈴鹿さんが騙され続けることを覚悟していたことも知っていました。だから墓場まで持っていこうと思っていました。この子に会うまでは」と太巻。
「じぇ。オッオラが?」と驚くアキちゃん。
「そうだよ。お前が天野をスカウトしてオレに会わせるからこういうことになったんだ」とミズタクを責める太巻。
「すいません。ていうか鈴鹿さんは知っていたんですか?」と質問するミズタク。
無頼鮨での春子と鈴鹿さんの会話を思い浮かべながら「知ってましたよね。いつからですか?」と尋ねるアキちゃん。
「いつ?いつかしら。ずーと前のような気もするし今のような気もするし」と間をおきながら話す鈴鹿さん。
スタジオから出てきた春子に「あー私だ」指を差し話しかける鈴鹿さん。
そして真剣な表情に変わり春子に歩み寄ります。
「ごめんなさいね。私のせいで表舞台に出られなかったんですよね。ごめんなさい」と頭を下げる鈴鹿さん。
「やめてください。そんなんじゃないですから」と気丈に振舞う春子。
「オレが君に声をかけなければ…申し訳ない春ちゃん」と頭を下げる太巻。
走馬灯のように影武者時代の記憶が脳裏に浮かぶ春子。
吹っ切れたようにアキちゃんの隣に座り
「歌いなさいアキ。ママ歌ったよ。今度あんたの番でしょ。早く!」とアキちゃんを激励します。
アキちゃん戸惑いながらもうなずいてスタジオに向かいます。
春子と鈴鹿さん二人並んでアキちゃんの歌を聴きます。
「感謝しなくちゃ。アキのおかげで鈴鹿さんに会えました」と春子。
「いい娘さんね」と答える鈴鹿さん。
後日試写会に出席するアキちゃんたち。
感極まっているミズタクと太巻。
隣でアキちゃんと太巻を笑顔で見つめる鈴鹿さんと後ろから笑顔でアキちゃんを見つめる春子。
そしてアキちゃんは最高の表情で自分の映画を見ていました
長い年月はかかりましたがようやく春子と太巻が和解できました
自分のお気に入りのアキちゃんが最初は知らなかったとはいえ結果的に自分のせいで表舞台に立てなかった春子の娘だと知った鈴鹿さんも辛かっただろうなと思います。
色々ありましたがアキちゃんの歌をみんなで聴いている場面でみんな救われたんだなと思うと感動しました
今日のアキちゃん
春子と鈴鹿さんが聴く中ノビノビと潮騒のメモリーを歌うアキちゃんです
大好きな母親と大切な憧れの友達にあった深い因縁はアキちゃんも辛かったと思います。
しかしようやく和解できモヤモヤを吹き飛ばすようなみんなの心に届く歌声でした