“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

解釈改憲での集団的自衛権

2013年08月25日 06時00分40秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

仙台市郊外の、ある山に自生しているホトトギス(野草)です。ホトトギスはいろいろな種類がありますが、これは白地に紫色の斑点ですからヤマホトトギスでしょうか。一般的なホトトギスの花は茶色っぽい紫色が主流です。

憲法9条を正攻法で改悪しようとしても国民投票をやれば否決されそうだ、憲法96条を変えるのは汚い手口だとバレた、そうなると解釈改憲しかないと、よくもまあ悪知恵が働くものです。

解釈改憲とは、憲法に書かれいることについて白を黒と言い、国民に押し付けることです。一種のファシズムではないでしょうか。

本当に、悪行の限りを尽くしているという感じです。憲法解釈を歪めるだけでなく、新しい法律を作ろうという発想、何なのでしょう、この男の醜さは。

昨日、臼蔵さんが集団的自衛権のことを書いておられましたが、全く同感です。憲法9条をどう解釈したって、海外で武力を使えるとは考えられません。安倍首相が集団的自衛権にこだわるのは戦争ができる国にしようとしていることは明白ですが、その口実について考えてみます。

「隣人が暴力を振るわれているの知らんぷりするわけにはいかない」のような言い方について。これは、あたかも私の知人が露地裏でオヤジ狩りに合っているのに出くわして、知らんぷりするのか?というような人の良心に訴えるかのようないかさまの口実です。本当はこうです。日本がアメリカと結託して仮想敵国を攻撃する訓練をしているから、仮想敵国に攻撃されるかしれないということです。

仮想敵国は北朝鮮のことで、もしかしたら中国も含めているのかもしれません。北朝鮮や中国がアメリカ本国にミサイルを撃ち込もうとして日本上空を通過したら撃ち落とすなどと笑ってしまうような子供だましを言っています。アメリカ本国に飛ばすほどの弾道ミサイルであれば高度が高すぎて撃ち落とすことなんてできないことは軍事関係者が多数証言しています。もっと笑ってしまうのは。自民党や安倍首相、好戦主義者たちは地球が自転していることを知らないのでしょうか、いや知っていてウソをついています。北朝鮮や中国から日本上空を通過させようとするとアメリカのはるか南に到着してしまうことは明らかです。アメリカにミサイルを打ち込むなら中国、ロシア、北極海を経由するのが正しくしかも最短のコースです。

自衛隊が首都圏や沖縄に対空ミサイルを配備しましたが、役に立つことは永遠にないでしょう。北朝鮮がワシントンにではなくアメリカ西海岸を狙えばかろうじて北海道を通過するので、配備するなら北海道しかありません。しかし、こんなことを国民にバラしたら今までの努力が水の泡になると思っている浅知恵です。弾道ミサイルは高度600~1000キロメートルを秒速8キロメートルで飛びますが、自衛隊の対空迎撃ミサイルPAC3は射程距離20キロメートルまで、イージス艦のSM3弾道迎撃ミサイルは高度200キロメートルまでしか達しません。どうあがいても届かないのです。

すなわち、もし仮に仮想敵国が友人であるアメリカにミサイルを打った場合に日本上空で撃ち落とすなんてことは絶対に不可能なわけです。

安倍首相たちは外国に出てアメリカと一緒に戦いたいようです。そんなに戦争をやりたけりゃ自分だけアメリカの傭兵になって行けばいいのに。

そもそも、憲法9条により軍備を持てないのにいろいろ口実をつけてここまで誤魔化して自衛隊を増強してきましたが、憲法以外にもうひとつ日本が戦争をできる国になれない重大な事実に気が付くべきです。仮想敵国が本気で日本と戦争することになった場合、日本を降伏させるには、自民党が政策的に作り続けてきた原子力発電所を攻撃すればいいのです。原発が稼働していなくても稼働していても効果は同じです。原発を持つ以上、戦争を始めることができないことは論理的な帰結です。


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