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“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

もう原発は、いらない東北では

2013年09月26日 06時00分25秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

ムラサキシキブ(紫式部)   梅仁丹のようです。毎年、今頃になると美しい実を成らせます。この実を見ると次は金木犀(キンモクセイ)の秋の香りです。

今年の東北電力管内の電力需給状況の発表がありました。「予備率が一度も10%を切らなかった」としています。需要に対して、供給能力の90%を一度も超えることが無かったということです。原発が稼働していなくてもいつでも10%以上の余力がありました。それでも東北電力は2015年から女川原発を再稼働させると言っています。そのために崖に防潮堤を作りました。これの費用は、なんと2,101億円。こんな費用も電力料金に乗せる気でしょうか。以前に書きましたが、女川原発を防潮堤で守ったとして、その津波の力はどこへ行くと思っているのですか! 女川町の中心部を襲う力が凶暴になるだけです。こんな単純なこともわからないで莫大な費用をかけているのは信じられません。

我が家の9月の電気量使用量は185kWhでした。一軒家で夫婦と大人の子ども二人の四人暮らしでここまで節電しました。暗くなったら寝て明るくなったら起きるというニワトリのような暮らしをしているわけではありません。おととしは260kWh、去年が210kWhでした。今年の電気使用量はおととしの71.1%です。以前、節電は「もうムリムリ」と書きましたが、2年前の71%のレベルで暮らせるということです。これは何を言いたいのかというと、原子力発電所が無くても30%近くの節電はできるかもということです。

参考までに2010年9月の電気使用量は343kWhでした。今年の使用量は震災前2010年の53.9%です。お金がかかりましたが、電気製品は可能な限り省エネ型の最新型に替えました。電球や蛍光灯もLEDに替えました、私にとっては新製品やLEDへの交換でお金がかかるより私生活の電気使用量を減らしたかったのです。(実は、電気製品の新製品を作ったり、運んだりするための電気使用が相当あるということを考えないではありませんでしたが、とにかくやれることは全部やりました)しかし原始的な暮らしをしているわけではありませんよ。ただ、もうこれ以上は生活を抜本的に変えないとムリです。いくらなんでも夜に本を読むのをやめたり、パソコンもやめるなんていう選択肢はありません。

何でおととしやその前の年の電気使用量が分かるのかって? 私は、震災後から電気、水道、ガスの検針票をすべて保管しているのです。

東京や大阪は知らないけれど、東北地方では原子力発電所が無くても生活に困ることはありません。女川原発1号機はまもなく30年が経過するし、この機会に廃炉にしましょう。次は青森をどうするかですね。東北としての意見をまとめましょう。

政府や原発ムラの奴らが悪いのであって、国民が悪いわけではないのですが、、電気をもっと必要な地域が、貧困な地域をだまして原発を押し付けたという事実に日本国民は向き合う時期に来ていると思います。


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