こんにちは、蜂助です。
松葉菊 菊の仲間ではありませんが、花の形が菊に似ています。花色はピンクだけでなく、白や黄色もあります。ほったらかしにしていても毎年、次から次に花がさく上部な花です。日光にあたると花びらが光って見えます。
遺伝子組み換え問題を扱った映画「モンサントの不自然な食べもの」を見てきました。見終わって底無しの恐ろしさを感じました。
私はこれまで、日本がTPPに参加したら、遺伝子組み換え食品の表示をするなとのアメリカの要求が来て表示しないようになったら消費者の選ぶ権利が無くなる、などと考えていましたが、そんな甘い物ではありません。遺伝子組み換え技術は、原子力(原発と原爆)技術と同様に悪魔の技術のようです。
遺伝子組み換えの罪はたくさんあるのですが、そのうちのひとつが次のようなものです。
インドでの遺伝子組み換え綿花(ワタ)の生産者の自殺者が毎年増え続けていることが映画で映し出されていました。「害虫がつかない」と大々的に宣伝し、インドに遺伝子組み換え綿花の種子を売り込みました。世界で最大の綿花の産地であるインドで、モンサント社は遺伝子組み換え綿花で完全制覇しました。ところが、実際に栽培してみると、この遺伝子組み換え綿花に害虫がたくさん発生しました。害虫が付かないから高い農薬代がかからないと宣伝していたのがウソで高価な殺虫剤を買わざるを得ませんでした。この遺伝子組み換え綿花は在来種の4倍の価格で販売されており、その上に農薬代もかかり借金が返せずに自殺する農民がこれまで数千人もいるのです。
なぜ、こんなことになるのか。モンサント社の遺伝子組み換え綿花に制覇されたインドでは、以前の品種、在来種がもうないのです。だから綿花を栽培しようとするとモンサント社から種子を買うしかないのです。さらにこの遺伝子組み換え綿花には特許があるので、種を自分で採って栽培することはできません。
もし、日本でTPPに参加して、日本のおびただしい数の農家が廃業したとします。仮にの話ですが、北海道は耕作放棄地がたくさん出たので日本政府が補助金を出して、畑を集約化してアメリカ並みの数百ヘクタールの耕作をする農家や集団ができます。そこに、日本政府を財界が結託して、モンサント社の手先になって「遺伝子組み換え大豆なら除草剤をかけても大豆が枯れないし手間がかからないから経営がなりたりますよ」と悪魔のささやきを生産者の耳元でします。もうこれで麻薬中毒患者と同じ、遺伝子組み換え大豆中毒になります。もうほとんど奴隷です。そしてモンサント社とアメリカが食料によって今まで以上に日本への支配を強めます。
こんなストーリーを想像させる、恐ろしい映画でした。