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初夏の笛フェスタ@表参道「Praça 11」

2016-07-15 22:35:39 | フルート
7月17日(日)
表参道「Praça 11」19:30〜
"初夏の笛フェスタ"
坂上領(笛いろいろ)、金野紗綾香(fl)、助川太郎(g)



坂上領さんと、金野紗綾香さん、ゲストにクラシックギターの助川太郎さんを迎えての、"初夏の笛フェスタ"を観に行ってきた。
お二人のフルーティストは名前はよく聞いていたが、今まで観に行く機会がなかなか取れなかったので、今日二人の共演を観れたのは良かった♩

第一部
1. テレマン『二つのヴァイオリンのためのカノン』
2. ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』
3. アントニオ・カルロス・ジョビン『イパネマの娘』
4. アントニオ・カルロス・ジョビン『バラに降る雨』
5. ドリバル・カイミ『アマゾンリバー』
6. 坂上領『オーロラを呼ぶ笛』

第二部
1. テレマン『二つのヴァイオリンのためのソナタ』
2. ドビュッシー『月の光』
3. 田舎の小さな汽車
4. 坂上領『香箱座りで黄昏て』
5. パリアッソ
6. イタリアの作曲家・ピツェッティのピアノ協奏曲『レザマン』

アンコール
ビゼーの歌劇「カルメン」より第三幕への間奏曲

全体的に金野紗綾香さんは、透き通るような優しい音色で、坂上領さんは、酔狂的でキレ味のある音色で、EWIではトロンボーンの音色で、アタック感までよく再現していたり、他にリコーダーにも持ち替えたり、よくいろいろな笛をこなしていた。
クラシックギタリストの助川太郎さんも、これまでロック、ジャズ、クラシック、ブラジル音楽まで様々なジャンルを弾いてきた方で、なかなかの腕前。バードホイッスル(鳥笛)を何種類か使い分け、ギターの特殊奏法と併用しながら、ギターの限界まで音を鳴らして、曲の世界観や雰囲気作りに貢献していたと思う。
ブラジル料理店でのライヴなので、終演後には、出演者も席に着いて寛いでいたところを、少しだけお話しする時間もあり、使っているフルートの話や、今日のライヴで良かった曲の話などが出来た。この二人は三響フルート繋がりで、坂上領さん曰く、多久潤一郎さんとは、また機会があればライヴをやるそうだ。また観に来ますと伝えて店を出た。

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