Nonsection Radical

撮影と本の空間

スマホ写真の効能

2016年02月06日 | Weblog
個人的にはスマホは持っていないし、持っているiPodでも撮影しないんだけど、SNSなどではスマホから撮影した”写真”が投稿されていたりして、というかむしろこちらが主流だろうけど、常に目にする存在として認知されているだろう。
この投稿されたスマホ写真でイイところは、見る側は純粋に”写真”として見ているわけで、気に入れば評価をする存在になっている。
「いやぁ、さすがに◯◯のレンズは描写が違いますねぇ」とか「このスマホのレンズはどこどこ製で蘊蓄蘊蓄・・・」などとカメラの世界によくある”サイドストーリー”がまったく欠けていて、見る側もスマホで見たりする悪閲覧環境の中で”写真”を楽しんでいる。
それだけが写真の楽しみ方では当然ないのだけれど、写真を楽しむという点で結構レベルの高いものではないかと思うのだ。
気に入った人が多ければ評価が増えるし、気に入らなければ反応がない。
これほどシビアなものもない。
そこには”サイドストーリー”もない生身の写真だけがあるのだから。
2000万画素だ36000万画素だとか、ライカだツアイスだなどの話の糸口はない代わりに、写真自体の価値を認めてもらえるかの真剣勝負にも使える。
だからむしろ高級カメラを所持している”腕自慢”の人こそ、スマホ写真をどんどん発表して、いかにカメラ(とサイドストーリー)に頼っていないかを見せつけるべきなのだ。
レッテルのない写真がどれだけ”楽しい”かは、むしろスマホユーザーの方が熟知しているよ。

そう提言する本人はちっともスマホで写真を撮る気はないのだけれど、少なくともレッテルだけは貼らないようにとは思っていますんで・・・
ちなみに、口絵画像はライカMでズミクロン35mmf2.0で撮影(うそ)



八幡山城下の街並み 21
滋賀県近江八幡市小幡町中,上,新町3,4丁目,魚屋町中,上,為心町中,上,仲屋町­中,上,永原町中,上,博労町元,上
撮影 2015年3月21日 土曜日 17時20分
コメント (2)
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