Nonsection Radical

撮影と本の空間

意味のない映像

2013年01月24日 | Weblog
昼休みに仕事場から出て、暖かい好天の下散歩していると、上空でヘリの音がする。
低空飛行で上空を旋回している。
ポケットラジオでNHKニュースを聴いていたら、某市事件で家宅捜査が入ったという。
それを取材のマスコミのヘリである事がわかった。
上空を何度も旋回し、ずっと爆音を轟かせていた。
家宅捜査に入った集合住宅の外観を撮影して、新聞やテレビ放送の”絵”に使うのだろうが、そんな映像に何の意味があるのだろう。
これまでの捜査のたびに、同様にヘリが旋回して周辺に騒音をまき散らしてきた。
そんなに迷惑をかける事をしてまで撮る必要がある”絵”なのだろうか?
だって音声だけのラジオニュースで家宅捜査に入ったという事は伝わったのだ。
”絵”を撮影したって家宅捜査の内容など伝わるはずもないし、そんな事を取材しているわけでもない。
これまでに有り余るほどの事件現場の”外観”は撮影したはずだ。
単に”絵”を撮るだけにヘリを飛ばし、騒音をまき散らし、そのあげくに何の意味もない映像を流すだけなのだ。
ムダである。
迷惑である。
そんなもの報道ではない。
ニュース映像であるならば、言葉や文字では伝わらない情報を映像で伝えるから意味があるし、価値があるのだ。
しかし現実には、”絵”を見せる枠を埋めるためだけに、取材と称してこうやって周辺に迷惑をかけているだけだから本末転倒だ。
テレビなんてものは”絵”がないと何の役にも立たない。
かといって意味のある、価値のある映像を撮る事が出来ない。
つまり存在価値がないのである。
存在価値を生み出せないのだ。
だったらテレビ放送や新聞の写真画像掲載などヤメてしまえばイイのだ。
迷惑をかけてまでする必要は見いだせないだろ。
どんな納得の出来る説明が出来ると言うのだ。
そんなことをせっかくの昼休みの静寂を邪魔されて思ったわけだ。
ニュースはラジオだけで十分である。




飛鳥山公園歩道橋からの眺め 東京都北区


天神橋筋五丁目商店街 大阪市北区
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