Nonsection Radical

撮影と本の空間

大人ってバカなんだぁ

2010年03月21日 | Weblog
某月某日
半藤一利という人は、どちらかというと保守陣営に属する人だと思う。
そういう人がこれまで保守が築きあげてきた歴史に対して苦言を呈するというのはある意味興味深いものである。
「昭和史 1926-1945」平凡社ライブラリーを読み終えたのだが、出てきた感想が「大人ってバカなんだぁ」というもの。
もちろんsatoboもバカだし、ハゲだし、役立たずのフニャフニャコンニャクなのだが、そういうsatoboでさえもバカな時代を昔の人は生きてきたのだなぁと納得してしまう内容であった。
この本で言いたいのは、日本人は失敗から教訓を学ばないと再び同じ(それ以上の)過ちを繰り返してしまいますよ、というものだ。
その一例が昭和の初期に起きた戦争の失敗の繰り返しであるというのだ。
負けたから失敗だというのではない。
こんなバカな失敗を繰り返していたら、そりゃぁ負けるわな、と思うのだ。
この本は、そういう失敗の繰り返しを時代を追って記述していく。
軍隊にとって、国民にとって、国にとって、天皇にとっての失敗の繰り返しを。

ところがシロート書評などを見ていると、半藤氏や保阪正康氏のこのような著書に対し、「転向」ととらえるのか「戦争を知らないコドモ達」が歴史的「事実」を巡ってご教示あそばされ、教訓を学ぶという意思をすっかり放棄している態度を表している。
昭和史はいまだに記し続けられているのである。

肯定的にせよ、否定的にせよ、昭和史を知るのに一読を。
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新聞を読んでの時間

2010年03月20日 | Weblog
某月某日
今朝から強い南風で布団や椎茸が飛んでいるようだが、三脚も飛ばされそうな勢いに優男(やさおとこ)のsatoboは外出をあきらめ、溜まりに溜まっているモノをシコシコと処理した。
先月後半から仕事が忙しくなり、毎日の読書と新聞読みが出来ないでいた。
その溜まったモノを一気に読んでしまおうと考えたのだ。
ネットのニュースと違い、「紙ベース」のものは情報が流れてしまう事もない。
しかしスペースを取るという欠点もある。
積んであったものが崩れ、床一面に広がったものを避けて通るのも限界となった。
3月初めからの新聞を順不同で読んでいると、二十日ばかりの間の出来事がずいぶん前の事にも感じられ不思議な気分だ。
オリンピックがあったのを覚えていますか?(笑)
小平奈緒ちゃんカワイイなぁ、などと思いながら次々と読んでいき、気になる記事は誌面を抜き取って保存したりしながらコタツで寝転んでいたのだが、アッという間に夕方になった。

今日は気温がずいぶん高かったのだが、コーヒー用のお湯を沸かす為にストーブをつけたら無謀な仕業だと判明し、ポットを買いに行く事に。
satoboは小さい頃から寝小便小僧なのだが、出るからには補給しなければとお茶やコーヒーをずいぶん飲む。
そのためにお湯を沸かす必要があるのだが、いちいち台所まで行ってお湯を沸かすのが手間に思える年頃になった。
我が家には魔法瓶(死語)はないので、今回が初めての購入である。
最近はアッという間に沸く電気ポットいうのが人気らしいが、消費電力が大きい。
他の器具との兼ね合いでヒューズ(死語)が飛ぶ恐れがあるので、消費電力の小さいものを探した。
すると無印良品にハンドポットという商品がある事がわかった。
1リットルサイズで405Wだ。
沸くのに時間がかかるが、それとて1日や1時間もかかるわけでない。
満杯で15分ほどだ。
おまけに保温も出来る。
お値段も4900円だ。

これにしようとお店に出かけたが、その前に本屋へ。
新聞は処理したがまだ読んでいない本が積ん読されているのにだ。
結局買いはしなかったが、オール讀物だけは購入。
まだ先月号も読みきっていないのに・・・。

帰宅後さっそくお湯を沸かして、渋茶をすすりながらこれを書いてるが、困った事が判明。
手軽にお茶が飲めるようになったら、頻尿という現象が発生し、結局たびたび階下に用足しに行かねばならなくなった。
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アオハルを取り戻せ!

2010年03月19日 | Weblog
某月某日
団根の世代が大量に定年を迎え、毎日何をしていいかわからなくて、趣味を探したり、居場所を探したり、自分を探したりと、まるで若造のような事をしているようだけど、そんな人達が「ゲンエキ」の時には「近頃のワカイ者は」と言っていたのだから、何をか言わんやであるが、ふとそのようなお方にピッタリの暇つぶしを思いついたのだ。

定年後は大学に入るのである。
近頃は大学も少子化という事で入学者が減ってきているが、そこにお役御免になった定年者が突撃するのである。
まだまだワカイ者には負けないという気持ちをカタチにするのだ。
自由になった時間を勉学に励むのだ。
まさしく大人のカガミである。
団根の世代といえばろくに勉強もできずに(せずに)、学園紛争で大切な時間を失ってしまった人も多いだろう。
そんな勉学心を再び取り戻すのだ。
キャンパスを闊歩すればナウくトッポいイケイケジョシ学生がワンサカといるのだ。
もちろんイケメンダンシも湧いているのだ。
そんな極楽天国に我が身を置けるチャンスなのだ。
もちろん対等に口をきけるのだ(きいてくれればの話だが)。
同じ教室で勉強し、コンパで遊び(参加出来ればの話だが)、恋愛だって夢じゃない(可能性が0ではないというだけ)。

まさしく理想的な生活ではないか。
これまでのキャリアに加え、あらたな知識を身につけ、人間として更に可能性を追求出来るのである。
それも若人(わこうど=死語)と共に。
もちろん合ハイやユースホステルでキャンプファイアを囲み、フォークギター(モーリス)で合唱するのも可能だ。
森本レオやレモンちゃん、アンコーにハガキで悩みを相談するのもイイし、電リクもいいかもしれない。糸居五郎のディスクジョッキーに酔いしれてもいいかも。
ビタースイートサンバを聴きながらジョシと夜明けの味噌汁を飲むのもイイ。
そのためにブルーワーカーで体力づくりも欠かせないし、スタイリーでウエストをシェイプする事もイカす。
夢が広がるディスクシステムだ。

しかし、少子化の為、キャンパスにはジジババだけがたむろする、という危険性もあるにはある。
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定期券差別

2010年03月18日 | Weblog
某月某日
satoboは神奈川中央交通バス(神奈中)を利用しているのだが、どうも定期券利用者に対する運転手の態度が冷たい。
神奈中の場合、整理券を取って乗り込むか、パスモ、スイカはタッチ、定期券は提示となっている。
料金は後払いだ。
で、定期を提示するんだけれど、運転手が見ないんだな。
わざと見ないように顔を背けて別の方を見ている。
彼方を見る理由はない。
定期を確認すればいいのだ。
しかし、しない。

降りる時には、現金だとジャラジャラ「ありがとうございます」。
ICカードもピッ「ありがとうございます」。
定期を提示「・・・・」。
こういう運転手が多いんだよね。
なにか定期券利用者はランクが下なのかね。

実は営業所の人に聞いたのだけど、最近は定期券利用者が少ないらしい。
バスは割引率が他の機関と比べて低いようで、週休二日制の現在、定期を買うより、バスカード(間もなく廃止)、ICカードを利用した方が割引率もあってかわらないか、やや安くなる傾向にある。
つまり定期券利用者は優良顧客なのだが、運転手はそう思わないらしい。

べつに態度がどうのとは思わないが、あからさまに他の利用者と対応が違うのは何か別の理由があるのだろうか。
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余は満足じゃ

2010年03月17日 | Weblog
某月某日
どこかの調査でどこのサービスに満足したかとの問いに東京(千葉)ディズニーリゾートが一番となったという。
ただそれだけの事だ。
satoboは行ったことがないし、今後も行く事はない。
なぜ行く気がしないのだろうと考えたのだが、すべてが規程されているからではないかと思った。
何から何まで計画通りにプランニングされ、その流れに乗っているとラクチン感動もの。
スタッフの対応、施設の充実度、アトラクション、すべてが等しく完成されている(らしい)。
そんなところに行ったらsatoboは息苦しくて逃げ出してしまうだろう。
みんな同じ「夢」を見なければいけないんでしょ?
着ぐるみだと指摘しちゃいけないんでしょ?
ジョシスタッフをナンパしちゃいけないんでしょ?
決められた枠の中でみんなと同じ行動をしなければならないのは苦手ですわ。

そもそも満足度とは何を基準にすればいいのかな。
「すきや」に行って中国人留学生バイト「リンリンちゃん」の使う日本語が少しヘンでカワイイから満足した、などという基準はあるのか?
万人に一定の満足を与えるというのは大切な事だと思うけど、それが理由で利用者が増えるというのも画一的感情だと思う。
東京・八重洲地下街の北海道ラーメンなのにスタッフがみんな中国人で、愛想がないけどなんかそそるジョシがいるから通うという理由は満足度調査でどのように判断されるのであろうか。
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