2023年11月22日 NF早来在厩
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帰国後の輸入検疫の後半から歩様があまりよくありません。NF早来移動後の着地検査期間中も経過を観察してきましたが、立ち直りに思っていた以上の時間を要しているのが現状です。今後、歩様自体は良化すると思われますが、現状から判断すると、残された時間でヴィクトリアマイル、安田記念を連覇した今年の春の状態にまで高められそうもありません。
G1レース3勝という輝かしい実績を誇る本馬を中途半端な状態でレースに送り出す事はできないことから、あらためて林調教師と協議した結果、本馬を引退、繁殖入りさせることにしました。
デビューから今日まで温かいご声援を送り続けてくださった出資会員の皆様には残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
なお、引退に関する事項を記載した「ご出資馬の運用終了に関するご案内」は後日郵便にてお送りいたします。
デビューから今日まで温かいご声援を送り続けてくださった出資会員の皆様には残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
なお、引退に関する事項を記載した「ご出資馬の運用終了に関するご案内」は後日郵便にてお送りいたします。
【レポートの転載につき、サンデーサラブレッドクラブの許可を頂いております】
遂にこの日が来てしまいました。
やはり、というかそうか、というか。
早来に検疫移動となって、ある種の覚悟はありましたが改めて文字にされると胸にくるモノがありますね。
ソングライン
(父キズナ・母ルミナスパレード)
2018年3月4日生
母父シンボリクリスエス
美浦・林徹厩舎
17戦7勝(重賞5勝・G1 3勝・海外重賞1勝)
獲得賞金8億3,000万円
突然の別れではありますが、本当に素晴らしい出会い。なにより多くの方にこの馬を通じて出会い、共に喜び、共に泣き、共に讃えあった3年間でした。
200本近いブログ記事と共に、ソングラインとの道を振り返ります。
※超長文です。
出会いは突然、というか申込15分前にやってきました。DVDを擦り切れるほど見て、申込締切ラスト15分で第一希望を変えた2019年の夏。
あれが人生の転換点でした。
2019年6月28日、出資が確定した日から物語は始まります。
ルミナスパレードの18、後のソングラインに出資が決まりました。
何故かこの年は秋のツアーに行けず、レポートで知りますが募集時から+64kgと一気に成長したのを覚えています。
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135.ルミナスパレードの18
体高156.5cm 胸囲178.5cm 管囲20.4cm 馬体重457kg
募集時(6月)が
体高154.5cm 胸囲173.0cm 管囲20.0cm 馬体重393kg
体高156.5cm 胸囲178.5cm 管囲20.4cm 馬体重457kg
募集時(6月)が
体高154.5cm 胸囲173.0cm 管囲20.0cm 馬体重393kg
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社台/サンデーの150頭のうち3位の体重増加で、大きく成長しました!
更に年明けには40kg近い増量となり、牝馬ながら491kgに。
馬名が決まった2020年3月はコロナの始まり。会いに行けなくなりましたが、素晴らしいネーミングに心踊った事が記録されています。
2020年4月3日、1番組で早くも入厩を果たします。ステルヴィオ、グランアレグリアやイスラボニータと同じレベルで自分史上過去最速の入厩でした。
思えばこの頃から自分でカラダを作り、頭の良い馬だったと記憶しています。
2020年4月16日にはゲート試験合格。
天栄への放牧を経て2020年6月20日、レーン騎手を背に後に輝く舞台となる府中のターフ、1400mでデビューしました。
ちなみに、このデビュー戦の勝ち馬は後にフローラステークス(G2)を勝つシルクのクールキャット。
デビュー戦から高いレベルの戦いで負けて強しの内容でした。
途中、8月に深管骨溜が左前脚に出て次走は白紙。一瞬焦りましたね。
改めて府中マイルでデビュー勝ちしたのが2戦目、2020年11月22日でした。
そうか、この3年後に引退なんだ…凄い濃い3年だったな。
本当に凄い。
↑ちなみに、この日はジャパンカップ一色の府中でロンジンの馬がいました!
ちなみに、3年後にこの馬に会ってます。
サンタアニタ競馬場で…🇺🇸
勝手な妄想ではありますが、この日に勝った事、そしてブリーダーズカップに出走して終わることまでソングラインの運命だったのかと思うと素晴らしい思いと紡がれた宿命のようなものを感じます。
そう、ソングラインには出資者の多くが考えていた事がありました。
母ルミナスパレードは2011年3月11日生まれ。そして父はキズナでした。
そしてついた名が「ソングライン(祖先の足跡)」。まさに、大きな蹄跡を残すべく生まれたのだと感じました。
次走は年明け、紅梅ステークス(L)。
ルメール騎手との初コンビ、「完勝です」と言わしめた3馬身差の勝利。
私にとっては生涯忘れられない、ソングラインのポテンシャルをはっきりと感じた最高に強いレースでした。
今でも出資者仲間の語り草となる伝説のレースでした。
後々考えれば中京での勝利はこれが最初で最後でした。いやー本当に痺れたのを昨日のことのように覚えています。
出資確定〜未勝利勝ち〜リステッド勝ち。
ソングラインの非凡なる才能を見た、スタートダッシュ期間が第一章でした。
この勝利で賞金を1,600万円とし、桜花賞(G1)への切符が確定します。
いやー、ここまででも最早ドラマです(笑)
想いが強すぎてなかなか事実が進みませんね!
紅梅ステークスはマジで強かった。
自分の馬の勝利で震えたのは後にも先にもこのレースのみ。
DVDで感じたオーラは本物だったと、確信に至るのです。
そして迎えるクラシック。
後のライバルの1頭、メイケイエールとの出会いへと続きます。
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