アイアンマン5月号に「仕事とトレーニングの両立」についての記事があります。
ボディビルはアマチュアスポーツなので全日本のトップ選手達も基本自分の仕事をやりながらトレーニングをしています。
愛知の木澤選手が素晴らしい事を言っています。
「努力していると思うな」というタイトルで自分たちは単に「好きな事をやり込んでいるだけ」というスタンスの言葉です。
「我々はプロではなくアマチュアです。嫌ならやめればいいんです。やめても誰にも迷惑はかかりませんから。」
S&Cでも忙しくてもトレーニングが好きだからという理由で何とか自分の時間を作って通ってくれている会員さんというのが何人もいます。
私自身もほぼ毎日が忙しいので仕事が終わってトレーニングを終えると夜中の1時半なんて事もよくありますが、それでもそれは自分の中で大切な時間だからずっと続けています。
木澤選手が記事の中で言っている言葉が印象的です。
「トレーニングでは自分と向き合う事が出来ます。その経験は仕事に生かせると思います。」
仕事にしてもトレーニングにしても、何も考えずにやっていてはただ自分の時間を消耗するだけです。
最近のバドミントン選手の事件などを見て感じる事ですが、どんなに才能があったとしてもそれはそのスポーツの世界だけの話です。勘違いで天狗になってしまうというのは悲しい事ですし社会人としては間違いなく失格です。
自分が好きな事を突き詰めて続けていくには仕事や生活と趣味であるトレーニングのバランスをとりながらやらなくてはいけないので難しいというのは大部分の人が思い悩むテーマだと思いますが、自分が好きな事をやるというわがままを通すには謙虚に一生懸命に打ち込む事で周りの協力や理解を得るしかないのだと思います。
同じトレーニングに時間をかけるなら「得られる物」をしっかりと考えれば木澤選手の言うように仕事にも必ず生きてくるはずだと私も思っています。