何年かして今度は ちょっと年配のおばさまが お見えになって
「家族全員の将来を占ってあげる」
いくら断っても毎週のように来られた。
表札をつけていない家や
ついていても適所じゃないところ 等に
アドバイスしているとかで
我が家も表札を 強くしつこく勧められて根負けし
とうとうつけることにした。
たしか6万円ちょっとだった記憶がある。
この頃の世の中は バブルがはじけた後で
不景気の波が 都会から田舎に電波するのは何か月後?
あるいは何年後?とささやかれていた時期で
そんな波に巻き込まれたら 我が社の様な
夫婦と事務員さんだけで成り立っている小さな所は
たちまち流されてしまうと危惧していた。
一縷の望みをもって
高い表札をつけたのだけど・・・
一向に良い状態にならないどころか
仕事の絶対数が減るばかり。
とうとう社員を減らさなきやっていけない所まで
追い込まれた私は思った。
あの表札のせいだ。あの日から呪われた!とね。。。
しばらく悶々としていたが
私の勝手であれを外すと 夫に言ったところ
それで気が済むなら良し!とのこと。
捨てるには惜しい表札、取ってしまえはただの木切れ。
袋詰めにして仏間の物入れに仕舞った。
気持ち 世の中の景気が持ち直してきたのか
またコンスタントに仕事が入るようになって
せめて半年でも雇いつづられるほどの金持ちになってみたいと
辞めて行った社員を思い出しては 悔しさが長い間私を支配した。
結婚前の娘が 我が家がこんなに貧乏だったなんて知らなかった。
そんなことを子供に言われるほど・・・
今は多少お金を使うこともあるけど、根っこにあるのは!
贅沢は敵だ!!!やね(;一_一)