福祉とラーメン、どこかでなんとか接続できないものか。
僕の中で、福祉とラーメンをつなぐ可能性はずっと問いとしてあった。
いわゆる「作業所」は、この日本に無数にある。
パン作りやクッキー作りやジャム作りで成功している作業所もあれば、
商品として成立していないものをただ作っている作業所もある。
どれだけ福祉が制度的に整っても、
「生きていくために、働き、生きるために、お金を得る」
ということは、解決できない永遠の問いだと思う。
どうやってお金を得るか。
(つまりは、どうやって食べるための糧を得るか)
お金がすべてではないにしても、お金がなければ始まらない。
国(税金)をあてにせず、自力で稼ぐこと、
これもまた、福祉の世界の永遠のテーマだと思う。
がゆえに、ラーメンは一つの大きな可能性をもつ。
日本人はラーメンが好きだ。ラーメンは生活の一部だ。
嫌いな人もいるが、ラーメンほど嫌われていない料理もない。
福祉作業所だって、ラーメン界に参入する権利もチャンスももっている。
ラーメンは、美味しければ、個性があれば、全国的に注目される。
今はB級グルメブームだが、これもいつまで続くか分からない。
世の人は、想像以上に飽きやすい。
その点、ラーメンは根強い支持、歴史、伝統がある。
ちょっとやそっとで話題から離れることはない。
…
ま、そういう話はさておき、山陰地方にユニークな作業所があった!
ここで作られているのが、上の写真の『藻塩生ラーメン』だ。
これを、ちょっとアレンジして作ってみた。
最近勝浦にはまりまくっているので、玉ねぎを仄かに茶色くなるまで炒めた。
一応、(高級)ハムと一緒に炒めてみた。
自宅ならではの、全部のせにもしてみた。
チャーシューは市販のもので(汗)
チャーシューは自宅で作るのが一番おいしいんだけど、、、
このラーメン、本気で独創的で斬新なラーメンだった。
磯の香りがスープから強く漂ってくる。
こんなラーメン、食べたことがない…
しかも、このレベルでレトルトとは… 恐れ入る。
しかも、麺もこれがまたかなり個性的。
半透明で、ぷつぷつした触感の細い縮れ麺だった。
ウリは、当然自家製の「藻塩」だ。
アラメ(昆布の一種)を使った昆布塩だ。
これが、塩ダレに独創的な旨みを与えている。
しかも、レトルトっぽい薬品臭さもない!!!
市販で売られているラーメンの中でも突出して美味しいと思った。
若干、磯独特の匂いがあるので、苦手な人は注意かな。
しかし、こんなすごいラーメンを作業所が生みだすなんて、、、
作業所系のラーメンの中でもかなりハイレベルだと思った。
僕は山陰地方が大好きだ。山陽の華やかさはないにしても、
独特な世界観がある。ダークなイメージもある。
ゲゲゲの世界も、やはりダークで陰鬱だ。
こういう時代だからこそ、山陰地方なのではないかと思う。
一度、この作業所は見に行ってみたい。
いったいどんなふうにして、このラーメンが作られたのか。
知りたいことがいっぱいある。
福祉とラーメン、これもまた僕の今後のテーマだ。