Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

【石の上にも三年】 ガチンコドラム道!

今日はドラムのレッスン日。

早いもので、もうすぐドラムを始めて2年が過ぎる。
31歳でドラムを学び始めて、今33歳。

社会人ということもあって、
なかなかまとまってじっくり練習することができないが、
昔ほどの過度な期待がない分、
のんびり楽しくやれているかな、と。

今日、先生に尋ねてみた。
「今の僕って、どれくらいのレベルなんですかね?
普通に巧いプロドラマーを富士山の頂上としたら、
今の僕は何合目辺りですか? まだ二合目くらい?」

そうしたら、先生は、
「そうね~ 四合目くらいまでは来てるんじゃないですかね~」

と。

よ、よ、四合目?!

いやいや、多分先生も答えにくくて、
ちょっとサービスしてくれたんでしょう。
(まだ一合目とは言いにくいものです)

でも、その後に、先生はぼそりとこう呟きました。
「多くの人はこの辺りで辞めていっちゃうんですよね~
四合目~五合目の壁があるんですよ」

なんか、ピーンときた。

初級から中級に向かう壁だ。

ギターと同じで、始める人は多いけど、
大体の人は中級の一歩手前で辞めてしまう。

語学も同じだ。語学も中級の壁があって、
あともう少し頑張れば、中級に行ける!っていうところで
辞めちゃう人はとても多い。

ドラムも同じように、1~2年やって辞めちゃう人が多いんだ。

僕のドラムスクールはドラム専門のスクールで、
僕の先生も教え子は結構多い。
その先生がぽつりと言うのだから、真実なんだろう。

その時に思ったのが、「石の上にも三年」という言葉だ。

少なくとも三年間は一つのことを続けなくっちゃ。

でも、それだけじゃない。

三年続けて、やっと中級に上がるんだ。


最近、よく「三年で仕事を辞める若者」という言葉を耳にする。

この言葉の意味がようやく少し分かった。

三年というのは、初級を終えるための期間なのだ。
決して三年でマスターするっていうわけじゃないんだ。

だから、三年で辞める若者は、
初級~中級の間をさ迷い、
中級に進めないことに苦しんで、辞めるんだ。

僕はいわゆる「教師業」を始めてから6年が経つ。
今思うと、やっぱり3年目くらいから中級になったような気がする。

今も、正直なところ、まだまだ中級だなって思うし。
(でも、どんどん楽しくなってきている!)
(もちろん、惰性になってきている部分もなくはない)

ドラムに関しては、まだまだ「初心者」って感じがする。
だって、まだ全然できてないもの。
全然ダメだってことは分かっているから。

でも、僕はもう「迷う」ほど若くはない。
迷いよりも継続することの大切さを感じている。

これからも、仕事やプライベートだけに終わるのではなく、
自分の最大の楽しみであるバンドのために、
地道に頑張っていきたい。

やっぱりバンドがやりたい。

バンドをすることは、他に代えがたい喜びである。
バンドでライブをするときの感動は他では味わえない。
バンドでライブをし終えたときの達成感も他では味わえない。

僕が僕であるためには、やっぱり音楽が必要なんだな~

コメント一覧

kei
やまさん
こんにちは! 辞めていくのは、どの世界でも同じですよね。ただ、教師や保育士や調理師(コック)みたいな「夢」の職業は、特に辞めていく人が多いように思います。夢が大きい分、現実でビックリするというか・・・ バンドの世界も消えていく人ばかりです。結構期待していない仕事の方が長続きするのかもしれませんね。

にぁ。さん

教えたことが無駄に終わる瞬間って感じですよね。3年で分かった気になられるのもとても嫌ですが・・・ 今の時代、働き手としての喜びや実感をとても感じにくいのかもしれませんね。 「消費者」であることの方が、「生産者/労働者」であることよりも重視される世の中ですから・・・ 働かなきゃ生きていけないのに・・・ 
にぁ。
同感です
3年で、仕事も一周して飽きて来るのですかね?折角、教えてこれからって言う時に辞められると。こちらが、滅入って来ます。どの業界も、同じなのでしょうか?
やまさん
まいど!
「石の上にも三年」すべての生活、仕事に言えることですよね。飲食店もそうです。やっと覚えそうになると辞めていく、今までのことが結局むだになる。「継続は力なり」何事もめげずにいきたいですね。シビアな世の中だし
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