またもやこんな時間になってしまった。
明日から、またドイツに行ってきます。この夏も約1ヶ月、真剣に研究を進めてきたいと思っています。
今回は、とにかく文献収集と論文執筆に尽力してきます。もちろんフィールドワークもやりますが、今回はどっちかというとアカデミックな活動中心になるのかな、と。あまり派手な研究じゃないし、基礎的な研究に入っていくから、あまり刺激的なことは言えないけど、（赤ちゃんポストの本という）一つ大きな仕事を終えた今、さらに深くつっこんで来たいと思っています。
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2004年3月に大学院を飛び出して、ちょうど10年が経ちました。
思えば、「どん底」からのスタートでした。逃げるようにして、追い出されるようにして、大学院を去って、今の職場に来て、ずっともがいてきました。思えば、10年前、僕は、とにかく「研究方法」ばかりに関心があって、「研究対象」が定まっていませんでした。ナイフばかりを磨いて、切るべき素材が見つからない状態でした。
「僕はいったい何を研究するんだろう？」、大学院生としては致命的な問題を抱えていました。「対象」がないまま、ただ「方法論」ばかりを勉強していて、何も結果らしい結果も残せないまま、大学院を去りました。
あれから10年。遅咲きではあるけれど、ようやく「研究対象」らしきものが少し見えてきました。遅すぎる気もしますが、ようやく「見えた」対象でした。心の奥底から、これについて突きつめて研究したい、と思えるようになりました。
だから、今は、とにかくもうまい進するしかないんです。もうそんなに時間も残されているわけでもないんです。今、やらないと、本当に何も結果を残せないまま、中途半端な人生になってしまう。そう思っています。（どうやっても、きっと中途半端な人生で終わるんでしょうけど・・・）
かつての学友たちは、それなりに成果をあげて、それぞれの道を究めようとしています。僕は、ようやくそのスタートラインに立った、というところで、本当にのろのろの研究人生を歩んでいると思います。
多分、今が一番、頑張らなきゃいけない時期なんだろうな、とも思っています。
今年で39歳。頑張って無理ができる最後の時期に差し掛かっているようにも思います。
毎度、ドイツに行っていますが、楽しみに行ってくるわけじゃないんです。苦しみに行ってくるんです。
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今回の最大の目的は、まだ果たせるかどうか不明のままです。でも、それでも、とにかくやるしかない。前にちょっとでも進むしかない。焦りもあるし、不安もある。異国の地に行って、ホントギリギリのところで、頑張るしかない。毎度、恥もかくし、言葉が通じずに、相手を不快にさせてしまうことも多々ある。どれだけ語学を頑張っても、やっぱり住んでいるわけじゃないから、細かい機微まで理解することはできない。
どうしたら、ある程度の成果が出せるのかも、誰も教えてくれないし、誰かにすがることもできない。そんな中で、とにかくやるしかない。
たまにだけど、ふと思う。「なんで、こんな辛い思いまでして、研究をやるんだろう」、って。
その答えはまだよく分からない。けど、今は、「もっともっと深く入り込みたい」、という知的な衝動で溢れてる。
今回も、そういう意味で、もっともっとディープな世界を知って、言葉で（論文で）それを報告したいと思っています。
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さ、あと数時間したら、出発だ。
今回もきっと色んな事があるんだろうな、と。
とにかく無事に帰国できたら、それでよしとしたい。ドイツとはいえ、やはり外国は外国。日本人の感覚では通用しないところも多々ある。
けど、行くからには、しっかりと結果を出して、一歩でも自分の研究を進められたら、と思います。
毎度のことながら、ラーメンの記事は更新していきたいなって。
超スーパーマニアックなお店を紹介できたら嬉しいです。
もう数えきれないほど、海外に飛び出ていますが、それでも、やっぱり怖いです。「もう、もしかして、日本に帰ってこれないかも？」って思ってます。だいたい、飛行機という巨大で重い鉄の塊が宙を浮いて、13時間くらい空を飛ぶんですからね。しかも、最近、本当に飛行機事故が多い。
無事に飛行機が着いても、その先で、何があるか分からない。
だから、やっぱり、日本を発つ前の夜は、興奮して、寝られない。。。
でも、寝なきゃ。。。汗
DEAR NEXT!
