2023年になってお初となります、
麺処まるわ
にやってきました!
今年も、お仕事で疲れた時や凹んだ時はここに来ます!(`・ω・´)
今回の目的は、まぜそばとつけ麺が合体した?!という、
おさかなとんこつまぜつけ(950円)
がお目当てです✨
この「まぜつけ」という言葉にめちゃめちゃ惹かれました。
業界的には「ジャンクガレッジ」がそのパイオニアらしいけど…
まぜそば(和え麺)とつけ麺の融合というと、僕はかつての「和とら」を思い出します。
>00年代に千葉にあった「和とら」の【和えつけ麺】のレポはこちら!
和とらで感動した「和え麺✖つけ麺」が20年代にまるわで蘇る?!?!
すごく気になりました。
(今、千葉で「まぜつけ」「まぜつけ麺」を出しているところってあるのかな?)
ジャジャーン!!!
おさかなとんこつまぜつけ
です!!
タレで麺をからめた【まぜそば】に、魚介豚骨系の【つけスープ】が付きます。
まぜそばの上には、たっぷりの挽肉ミートがどっさりと🎵
なお「おさかなとんこつ」という表現もここならでは?!
もう5年くらい前からこのおさかなとんこつを出しているんですね~。
この表現がすごく素敵です🎵
こちらのまぜそばは、「そのまま食べてもとっても美味しい」まぜそばです。
そのままでも、十分に食べ手を満足させられる、そんな味です。
ピリ辛で、魚粉?、胡椒?、なんか色々入っていて…
わりと刺激的なヴィジュアルになっています。アグレッシブ。
で、、、
このまぜそば全体が、「味変アイテム」になっているんですって。
このまぜそばをスープに入れて食べると、味がどんどん変わっていくんだとか?!
もう、何が何だか、、、💦
スープの方はこんな感じです。
まるわのマイルドでこってりとした白濁スープに、揚げ玉が浮いています。
背脂じゃなくて、揚げ玉というところもまた、今のまるわらしさ全開ですね。おさかなとんこつシリーズには、いつもほぼこの「揚げ玉」が入っているんですよね…。
味付けとしては、【酸味】と【甘み」を効かせているそうで…。
甘・辛・酸の「辛」を取っ払った感じになっています。
クリーミーでマイルドですが、味わい的には優しいスープ。
まるわはこの13年、こってりとしたスープを死守してきました。
豚(&鶏?)の旨みを上手に引き出した、濃厚なスープです。
(鶏の量は増えていたり、減っていたり、色々変わってます…)
濃厚なんだけど、そこまで味は濃くないっていうところがポイントかな?!
麺はこんな感じです。
浅草のあの製麺所の自慢の麺がまるわのスタンダードです。
極太の平打ち麺、ですね。
これもまた、ホント食べ応え抜群の麺ですよ。
まぜそばスタイルで食べると、もうそれはそれは、、、
油断すると、つけ麺にしないで食べ切っちゃいそうなので、注意注意💦
ここからが、「まぜつけ」のクライマックス!!
そのまま食べても美味しいまぜそばを、スープに入れてつけ麺風にして食べる。
これまで、僕もこういうスタイルのまぜつけ麺を食べてきて思うのは、「つけ麺にする意味あるか?」っていうことでした。タレが沁み込んだ麺をスープに入れたら、そのタレの味がスープに流れちゃうじゃない?!
だから、スープに入れない方が美味しいじゃん…って。
まぜめんで食べる時よりも美味しくならないのが、このスタイルのつけ麺の「弱点」だと思ってました。
が、しかし!!!
さすがはラーメンクリエイターのビギーくん。それを分かってないわけがない。「まぜそばをつけスープに入れてもより美味しくならない」というバイアスをぶっ壊すような「まぜつけ」を遂に出してきたんです!!
はっきり言って、「まぜそばで食べるより、つけ麺として食べた方がさらに旨い!」という<奇跡>を生み出したのです。これは画期的だ…って思いました。
しかも、スープの味がまぜそばの味と合わさって、不思議な<融合><変化>をしていくんです。この不思議で奇妙な味のダイナミックな変化もまた、これ、すごいイマジネーションだなぁって、、、
一回のこのまぜつけで、3回から4回味が変わっていく、という、、、
すごいものを作ったな、、、って。
…
ただ、ビギーくんは、時代の二歩・三歩先を考える癖がある(苦笑)
しかも、創造的過ぎて、お客さんの方が「?!?!」ってなるところも否めない…
でも、この「まぜつけ」は、本当に凄いと思ったし、このクオリティーのまま、このまぜつけが広まれば、どんどん「まぜつけ文化」も広がっていくと思う。
ぶっちゃけ、「まぜつけ」って誰でも作れるものだとも思います。つけ麺を出しているお店なら、明日からでも作れると思います。ただ、これだけのクオリティー・発想・バランス・おいしさを兼ね備えた「まぜつけ」は、なかなか他店でも出せないんじゃないかなって。。。
ビギーくんは、何か特別な、とびきり贅沢な食材を使ってこの気まぐれを出しているんじゃない。
そうではなく、身のまわりに当たり前にあるものをあれこれと組み合わせたり、それを組み替えたりして、「これまでにない味」「これまでにない形式」「これまでにない感動」を創ろうとしています。
そういう姿勢こそ、90年代以降の「ラーメン店主」の生きざまだったような気がします。
昨日で40歳を迎えたビギーくん。おめでとう✨
20代に悩み迷い彷徨い…、30代にしっかり「道」を固めることができたと思うので、次は、その「道」を太く強く確かなものにしていくこと、かな。そして、まるわがまるわであるための「新しい形式」をどう生み出していくか。本当の戦いは、これからかもしれませんね。(この「まぜつけ」をもっともっと洗練させて、純粋化して、形式化すれば、新しいスタンダードを創れるかもしれない…)
僕もこれからもビギーくんの「作品」を色々と(あーだこーだいいつつ)楽しんでいきたいなって思います。
早速、冬の限定もあったりして、、、
いったいどこからこんなにも色んなメニューを出してくるんだろ?!💦
その引き出しの多さには、ホント脱帽ですわ、、、
…
こんな本も出てましたね~。ここにまぜつけってあったかな?!
つけ麺とまぜそばって、そもそも相性がいいんですよね。
辛いおさかなとんこつ系で有名なお店のまぜ麺の素!!