このバンドは、すごいですよ。3人バンド。しかも、ベースなし。キーボード、ギター&ボーカル、ドラムという不思議な形態。
知る人ぞ知る高野哲さんの新しいユニットです。…と言っても、高野哲って誰だ?と思う人も多いかと思います。彼は、GACKTが在籍していたマリスミゼルというバンドの初代(?)ボーカルでした。その後、BY-SEXUALのRYOとDENとラルクのSAKURAとジグゾーというバンドを結成しました。
だから、彼の歌は相当昔から聞いていました。ただ、マリスの時は、「このボーカルはヴィジュアル向きではない」と思っていましたし、ジグゾーの時も、彼の声とバックのサウンドの若干のずれが気になっていました。
が、遂に、このバンドにおいて、彼の真髄が発揮されたように思いました。まー、まずは聞いてみてください。めちゃめちゃかっこいいですよ。
THE JUNEJULYAUGUST - ROLY POLY
ね。
ロックを愛する人なら、このサウンドに「おお~♪」ってなると思うんですよね。
彼は、こういう乾いたダーティーなサウンドがすごい似合うボーカリストだったんですね。ここにきて、彼の本領が発揮ですよ。
アルバム全体としては、とにかくバライティーに富んでいます。この上の一曲だけでは、このバンドの魅力は伝えきれない。キーボード、ドラムの人もとにかくすこぶる巧くて、かっこいい。ドラムはもう、それだけで楽器になっているような感じさえします。
こういう風に、ずっと長年やってきて、そしてとんでもない変化・進化を遂げるってこともあるんですね。すごい勇気をもらった気がしました。新作もリリースされたばかりで、活躍が期待されます。