Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

一福@巌根 創業37年の老舗にして2011年新作の絶品シチューラーメン!

時として、出会いはふと偶然に起こるものです。

巌根には、かつて「福一」というお店がありました。
そのお店では、軍鶏ダシのラーメンを出していたそうです。
地元では、大変評判のお店だったようです。
(現在は閉店)

その「福一」とは別に、「一福」というお店があることを知りました。
巌根駅から徒歩8分くらいですかね。
住所は木更津市岩根4-9-7です☆

創業37年。立派な老舗店です。僕より年上のお店。
第二次産業が活発だった時代に、その時代の若者の胃袋を支えたお店のようです。
(巌根駅周辺は、高度成長時代に大変活気づいた町なんですね)

ですが、、、

入口の画像を見てもらえれば分かりますが、
お店に入るのに、かなり勇気がいります。
しかも暖簾には、「中華そば」ではなく「中華料理」の文字が…

これは、フリークでも普通は入りませんよね。
正直、ピーンともきませんでした。
頭の中では、「えー、どうしよう…」という感じでいっぱい。

暖簾はかかっているものの、店内は見えないし、
メニューは分からないし、果たしてラーメンがあるのかも分からない。
シャッターは三分の一くらい閉まってるし、、、

あとあと考えると、何でこのお店に入ったんだろう?!と思うほど。
でも、きっと神が乗り移ったのでしょう。入ったんです。

それが、ある種の偶然であり、必然であったような…

店内は、まさに昭和の食堂そのものでした。
僕の親くらいの年齢のご夫婦で切り盛りされていました。
見渡す限り、古びた、ひなびた昭和の中華食堂でした。

正直、「これはやられたかな…」と思うくらいでした。

が、この張り紙をみて、一瞬でふるえあがりました。

 

是非、画像をクリックして見てみてください!

NANU?!?!

シチューラーメン?!?!

さらに、みそ冷しなるものまでもあります。

もう、僕はこのシチューラーメンに驚愕して、慄いていました。
いったいどんなラーメンなんだ?! シチューって…
このドキドキ感こそ、僕が欲しているものなんですよねー。
この胸の高揚感は、発見した人にしか分からないものがあります。

もう、これしかない!と思い、注文しました。

通常メニューも半端ないです。
僕的には、「からし入り大蒜ラーメン」がすごい気になりました。
からしというのは、どうやらラー油のようです。?!?!
ラー油入りのニンニクラーメン?!?!
気になります、、、

それにしても、すごいメニューの量です!

さて、それでは、ご覧いただきましょう!!

もちろん、ネット界、初登場です☆

どんなラーメンが出てくるか、ドキドキします!(ウェンツ君風に)

これが、シチューラーメンです!!!

  

ある意味、期待通りのヴィジュアルのラーメンでした(笑)。

これですよ、こういうラーメンが見たかった、食べたかった。
僕ら、みんなが大好きなクリームシチューのラーメンですよー。

見た目、結構シンプルでなんてことないように見えますが、
スープの中に、いろんな具・野菜が入っています。
もちろん豚肉もそれなりにいっぱい!
輪切りのニンジンがすごい食欲をそそります。

あまりにも、王道のクリームシチューなので、これはいったい?!
と、思いましたが、こちらできちんと作っているスープらしいです。
作り方はいたってシンプルで単純、とのことですが、
これが、一つのラーメンとして成立しているのが凄いです。

最初はとろみが強くて、まさにホワイトシチュー!なんですが、
徐々にとろみがとれていって、まさにシチューラーメンになっていくんです。
この変化が実に面白いです。

決め手は、なんとなんと「牛乳」にあるんです。
袖ケ浦のお隣の巌根に、こんなラーメンがあるとは…

あと、大量の玉ねぎが実によく合っているんです。
当然といえば当然ですが、この玉ねぎとシチューと麺の相性が抜群です。
ご主人さんもこの玉ねぎにはこだわりをもっているようでした。

麺は至ってシンプルですが、このシチュースープには意外と合ってるかも。
これで、麺が更に改良されれば、すごいラーメンに化けるかもしれない…

シチューラーメンといったものがまさか内房の巌根にあるとは思ってもみませんでした。

しかも、クリームシチューですからね。嫌いな人はそうそういないでしょう。
牛乳を使っているといいますが、牛乳というよりも食欲が湧いてきます。
(ホワイトガウラーメンとの対比で考えると、シチューの方が身近で、
端的に「食べたい」と思ってしまいます。これなんですよ…)

まぁ、つまりは、端的に旨い。(シチュー好きの人的にね)

それに尽きるわけですよ。

***

店主さんともたくさんお話させていただきました。
まさに僕の親世代の人で、37年にわたってこの地で営業し続けてきたそうです。
末広食堂でもお話を聴きましたが、その当時は若者でにぎわっていたとのこと。
今は、お子さんもすっかり大人になり、静かに営業を続けているようです。

でも、凄いのは、それだけの老舗にして、新作メニューを提供しているところです。
このシチューラーメン、今年2011年に完成させたんですって。
さらに、今後も新作を作りたい!と語ってくれました。素敵です。
次は、「味噌カツ醤油ラーメン」を作りたい、とか。。。
(僕的には、味噌カツ塩ラーメンがいいかな。塩ラーメンが徐々に味噌になっていく、という)

これは、何としてもらんちばさんも連れていかねばなりませんね。

100%、再訪したいと思うお店でした。

ホント、「こんなお店でこんなラーメンが?!?!」という一杯でした。
心底、心の奥底から満足できる一杯でした。
フリークのみならず、広くみなさんにおススメしたいオリジナルラーメンです!

ラーメン発見伝でした


蛇足ながら、シチューラーメンを調べてみたwww.

どうやら、埼玉県にある貴陽@一ノ割(春日部)
http://r.tabelog.com/saitama/A1102/A110204/11007170/dtlrvwlst/2121086/5467505/
http://joujies.blog105.fc2.com/blog-entry-803.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tuiteruosamukun7012788/62313427.html
(どーでもいいが、めちゃめちゃこれ、気になるぞ…orz すげー)

で、さらに、この貴陽の兄弟の方がやっているというお店に、
なんとなんと、「ハンガリアングラーシュラーメン」なるものがあるそうで…
グラーシュは東欧~ドイツの名物スープでビーフシチューみたいなものです。
お店の名前は芙蓉(ふーろん)@武里(一ノ割の一つ手前)
http://ramendb.supleks.jp/review/88026.html

***

あと麺屋武蔵でかつてビーフシチューらー麺を提供していたとか…
http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13001013/dtlrvwlst/1629663/3761180/
→で、カップラーメンにも…
http://www.senguru.com/pieces/9532

さらに、シドニーに、ビーフシチューラーメンを提供するお店が…
http://www.cheers.com.au/gourmet/ramen/
(っつうか、シドニーに行かなきゃ… 決定☆)
住所:Shop5/51 Druitt Streeet, Sydney

ただし、ビーフシチューラーメンは結構あるけど、クリームシチューラーメンは珍しいですね。

となると、一福のシチューラーメンはかなりオリジナルな一杯ってことになるでしょう。
これだけラーメン屋さんがあって、他に数件しかないってなると…
老舗にして、NEW WAVE的。こりゃ、ホント凄かったんだ…

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