![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/37/d3739353a8ce42970749bfa2d981b719.jpg)
DIE-ZW3Eは、最初の頃、ボウイ~B-Tの影響を受けたビートロック+初期V系っていう感じだった。歌詞もラブソングがメインで、攻撃的な要素は感じられない。結城氏の鋭い牙はまだ息を潜めている。ところが、『SIDE-B』の頃からかなりイメージが変わってくる。ストレートのロングヘアーをばっさり切って、パンキッシュなファッションに身を包み始める結城にはかなり驚いた。BAD BOYを象徴させるようなスタイルに変容したのだ。とはいえ、まだV系の延長線上にあるようなサウンドであったように思われる。だが、95年にリリースされた『AZITO』では、バンドカラーが180度ガラリと変えられている。強烈なメッセージ性、剥き出しの攻撃性、ソリッドでパンキッシュなサウンド、シンプルでソリッドな楽曲、V系との決別ともいえるギリギリのファッション、彼らは、当時の時流に乗ることをやめ、自分たちのオリジナリティーを追及する道を選んだ、かのように見えた。しかし、その後、96年、バンドは解散してしまう。バンドのカラーが明確になってきただけに、非常に悔やまれた。
「剥き出しのメッセージ」という武器を得た結城は、新たに『MAD BUTTERFLY』というハイブリッドなロックバンドを結成する。このMAD BUTTERFLYは、後期ディザイのサウンドスタイルを極限まで研ぎ澄ませて、煮詰めて、最高の段階にまで押し上げたバンドであった。或る意味では、最高のV系サウンドともいえるほどのクオリティーの高さをもっていて、今聴いても、ビンビンに心に響く音なのだ。このMAD BUTTERFLYとしては、『Muteual Assured Destruction』、『Battle Bell』をリリースした。その後、バンド名をMAD BUTTERFLYから、M.A.D.B.K(Mutual Assured Destruction・Butterfly Knife)に変えて、ますますパンク・ガレージ色を強めていった。そして、M.A.D.B.Kとして、『Under the Name of』というミニアルバムをリリースした。だが、残念ながら、このM.A.D.B.Kも解散してしまう。
だが、結城敬志は音楽という表現活動を辞めることはなかった。彼は、その後SIXTHというバンドを結成し、すぐに活動し始める。なかなかライブにいけない僕としては音源を楽しみにしていた。が、なかなか音源を出してくれない(ライブで毎年数回都内に来ていたが・・・)。彼らのHPを随時チェックして、リリース情報を待ち続けた。そして、三年と四ヶ月。待ちに待ったSIXTHのアルバムが、6月6日、全国一斉リリースされることになった! しかも、それに先駆けて、5月27日、目黒ライブステーションワンマンライブも決定したとのこと。
SIXTHのオフィシャルHPはこちら
SIXTHの音源についてはこちら
SIXTHライブ情報はこちら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/d0/e6a928c6fbb949d59a6d972e8a81ad81.png)
僕個人の中で、祐、KYOにならぶ唯一の孤高のボーカリスト結城敬志。彼の今の声をしっかりと耳にしたいと思う。彼の歌に何度励まされたことか。今から、SIXTHのアルバムが楽しみで楽しみで仕方ない。
こんなちっぽけな俺達だけど
まだ捨てたもんじゃないさ
味方はいるから すぐ傍にいるから
オマエは まだ 大丈夫さ