これぞ、千葉ラーメン発見伝也!
天台から穴川に向かう途中に、一軒の古い中華料理屋さんがある。それが「紀州屋飯店」だ。前から気になっていたお店で、遂に来店することができた。
このお店は昭和40年から続く老舗の中華屋さん。それ以前も別の場所でやっていたようで、まさに昭和の老舗店と言えよう。穴川~天台~作草部は千葉でも古いラーメン屋さんがずらりと並んでいるのだ。もちろん最古の味を守る進来軒も天台~作草部が最寄だ。
さて、ここ紀州屋飯店のイチオシのラーメンは、「紀州屋麺特大肩ロース味噌チャーシュー麺」(700円)だ。
まずは、お店の見た目からは想像できない圧倒的なビジュアルにビックリ。今の時代でもなかなか見ないような素敵なビジュアルだ。特大の肩ロースチャーシューが超印象的だ。 がんこ顔負けのド迫力チャーシュー!
スープは、これまたお店の外観と裏腹に超強烈なガツン系味噌スープだった。濃度はそれほどでもないが、かなりシャープな味わいで、バシッとくる味噌スープだった。仄かに辛味も効いていて、さっぱりながらも、ガツンガツンとくる味わいだった。くるりを彷彿とさせるインパクトというと言い過ぎかもしれないが、思わずくるりを思い出した。
麺は、昔なら太い麺と呼べるような中太麺。なんか麺が一まとまりになるのが変だった。麺はちょっと普通だったかな。これで麺が凄かったら、千葉では敵なしの味噌ラーメンとなることだろう。
チャーシューはもう別格中の別格!
こんなに素晴らしいチャーシューと出会えたのは超久しぶりだ。問答無用だ。言語道断だ。このチャーシューで700円はあり得んだろう、普通。もう感動を通り越して、絶句だ…
野菜もたっぷり。
ボリュームは文句なしだ。これで700円は本当に信じられない。野菜たっぷり、麺たっぷり、チャーシューたっぷり、スープ濃厚、これで700円って。言葉が出ない・・・
それより何より、この紀州屋飯店の最大の魅力は、このお店の高齢のおじちゃんにあり!と声を大にして叫びたい。僕はここの店主さんに恋をしたみたいだ(汗) こういう老舗のこういう店主さんに僕は弱いのだ。それでいて、この味噌チャーシュー麺だ。もう言うことないです。
参りました。完敗です。
中華料理 紀州屋飯店
千葉市稲毛区天台2-1-16
043-251-5954
11:30-14:00/16:00-20:00
木曜日OFF