マグデブルクにやってきました。人生初の街です。
このマグデブルクは『地球の歩き方』にも載っていない街。東ドイツの面影がなんとなく残る感じがしました。けれど、駅前は壁の崩壊後に整えられたのか、とても整然としています。どこか無機的な感じさえします。「共産主義」の時代の名残なのか、旧西ドイツのエリアではあまり見ないような巨大なアパートが立っていたりします。
さて。。。
マグデブルクでは、さすがに「ラーメン」を見つけるのは困難で、、、
SUSHIを提供するお店はいくつかあったのですが、Nudelsuppeを見出すのは難しかったです。
それでも、探したら、ありました。名前は、もうなんていうか、おなじみの「Asia Wok」。Wokは、アジアのB級グルメを提供するお店に付けられる言葉です。
一応、Nudelsuppeの文字がありました。
まぁ、「フォー」ですよ。
これもまた、アジアの麺文化に属するものですよね。
そして、日本でも、このフォーをモチーフとしたラーメンも登場しています。
店員さんに聞くと、50、51、52のメニューが「フォー」だそうで。
散々悩んでいたら、店主さんらしき人に、「52がいいよ!」と言われました。
よかったよかった。
こちらが、52番の「Pho Bo&Ga」です。
毎度ながらに、見た目はとても美味しそうです(味も美味しいですけど)。
鶏ベースの塩スープ。そこに、鶏肉と牛肉がたっぷりと乗っていて、さらにパクチーなどのハーブ葉が添えられています。味的には、かなり食べられるタイプの万人向けのベトナム風スープになっていました。美味い!
麺はフォーならではの米粉を使った白いぷにぷにの麺でした。これはこれで、立派なヌードルスープですよ。
卓上調味料も色々とあって、辛味や酸味などが加わっていきました。
綺麗な麺です。
こちらは揚げ春巻きですね。
ジャンクな味わいでとても美味しかったです。
最後まで悩んだ50番と51番。。。
いつか食べてみたい。。。
追記。
きっとこっちの人たちにとっては、フォーの方がラーメンよりも身近なんでしょうね。デュッセルドルフは例外として、こういう普通の地方都市に来ると、途端に日本レストランはなくなります。まだまだラーメンは、こっちでは一般に普及しているわけではありません。つまりは、敵もいないんです。
もっともっとこういう小さな地方都市に、ラーメンが広まっていったらいいなぁ、と思います。マグデブルクにも、たくさんの人がいます。ラーメンを食べたことのない人だらけです。この人たちもまた「未来のラーメンファン」になり得るわけです。
もっともっと日本の力のあるラーメン店主さんがこういう街にやってきてくれたらいいなぁって思うんですよね。とあるラーメン屋さんが言っていました。「日本のラーメン店はもう飽和状態。どこに出しても、ライバル店はいっぱいある。需要よりもはるかに供給の方が多すぎる」、と。
グローバル化を単純に肯定することはできないけれど、「ビジネスチャンス」は今や、海外の方が無限にあると思います。行きたい国があったら、その国の言語を覚えて、チャレンジする、そういう攻めの姿勢もあってもいいのかな、と。その場合、英語圏じゃなければ、英語じゃなくていいんですから。