なんか、毎年この時期に書いてますけど、、、💦
今年も「卒業式」のシーズンを迎えております。
本務校でも、本日、卒業式が行われました。
今年度の卒業式は、「マスクなし」で実施することができました。
なんか、感動しちゃいました(ノーマスクに)。
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今年度は、これまでの18年と異なり、二つのクラスの担任としての卒業式でした。
初めてのことで、なんか、「え? どうしましょう?!」ってなってました。
どっちかのクラスを贔屓するわけにはいかないし、どっちのクラスの子もいい子たちばかりで…。
一人、テンパってました(まぁ、そこは毎年同じですけど、、、)
でも、なんとか無事に、卒業式を終えることができました。
よかったよかった。
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今年度の卒業式は、なんか穏やかっていうか、気持ち的に「無風」でしたね。
色々と大変だったこともあるけど、これまでよりもはるかに平和で平穏でした。
こんなに平穏無事に卒業式の日を終えられるとは、、、
卒業できる子(すべき子)たちはみんなちゃんと卒業してもらえたし、、、
二クラスの担任ってことで、身体的にはバタバタしていたけど、でも、心理的にはとても穏やかで、ほわほわしてました。暖かかったっていうのもあるかな(苦笑)。
基本的には、卒業した子たちとは今日でお別れです。(某先生とは違って)卒業した後も頻繁に研究室に来るような学生はほとんどいません。それでいいと思っています。
「先生」なんて存在は、卒業と共に忘れてもらっていいんです。(それを今年は強く感じました)
いつまでも「過去」を引きずってないで、「未来」に向かって猛進すればいいんです。
若者たちは、未来に向かって、必死にもがきながら一日一日をがむしゃらに生きてほしい。社会に出れば、嫌なことだらけ。我慢することだらけ。やりたいことなんて、ほんのわずかしかできない。それでも、自分の未来を創るために、頑張るだけでいいんです。
これから出会う職場の先輩や仲間たち。これから出会う友達や恋人たち。そういう人たちとの関係をしっかりと生きてほしい。そして、その中で、自分のキャリアを積んでいって、10年後、20年後に、この(腐りきった)国で、笑顔で元気で楽しく生きていってほしい。
そのためにも、20代は、がむしゃらに真剣に働きつつ、20代の大仕事である「配偶者の選択」に全集中してほしい。(今の時代、男女の恋愛だけじゃないけれど)多くの人は恋愛を経て、結婚して、妊娠して、そして出産を迎えて、新たな家族を生きることになります(うちの卒業生は特に、ね)。そんな「未来」を創るためにも、20代はとても大事な時期だと思います。しっかり自分を磨いて、自分の目を鍛えて、自分にぴったりのパートナーと出会ってほしいな、と。
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40代後半を迎えている今、改めて思うんです。20代の10年は、後の人生において、むちゃくちゃ大事だぞ…って。20代の10年間でしっかりと自分の道を究めんために歩めば、30代以降の人生がより確固たるものになります。
20代の時に、どれだけ苦しみ、どれだけ呻吟したかで、そののちの人生が決まる、とも。
だから、20代の時は、厳しい道を、より厳しい道を自ら選んで、自分を苛め抜いてほしいんです。
嫌でも…、40代になると、「より楽な道」を選ぶようになると思います。20代の頃のギラギラした気持ちには、もうなれないんです。色あせて、いつも身体のどこかが痛くて、カサカサしていて、張りがないんです。そんな人生の秋を生きている僕からすれば、20代の若者たちは、なにをしなくても、なんの努力をしなくても、ギラギラできるんです。
今日よりも明日、明日よりも明後日、、、
日々、どんどん成長できるし、変われるし、飛躍できるんです。
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ただ、そんなギラギラの日々には、必ず「終わり」が来ます。
時分の花(若い時の華やかな綺麗さ)は、絶対に100%、枯れるんです。
ギラギラの日々も、キラキラの日々も、きゅんきゅんの日々も、消えてなくなるんです。
でも、そこで終わりじゃない。
しっかり自分の道を究める努力をし続けた人は、「まことの花」になれるんです。
いつでもどこでも、自由に輝くことのできる「まことの花」に。
それを目指して、これからの長い長い人生を歩んでほしいと願います。
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僕も、世の中的には、「47歳の枯れた中年のおっさん」です。
でも、僕の学生たちなら、分かると思います。
僕がいつでも、最高に楽しい日々を過ごしている、ということを。
他の誰よりも、自分の人生を真剣に真面目に楽しく歩んでいる、ということを。
それは、20代、30代と本気で真剣に真面目に、そして必死に生きたから、なんです。
その前の10代の頃から、僕はもうずっと(心理的な意味で)泣いてばかりでした。嫌なことばかりでした。楽しいことよりも、きついこと、しんどいことだらけでした。
でも、その中で、色んな人の力や助けを借りて、なんとか生き抜いて、そして、自分の未来のために、がむしゃらに「(本当に)今、自分がすべきこと」をやっていきました。
それは、(やるべき)仕事だけではありません。仕事だけなら、誰だって真面目に真剣にやります。そうじゃない。
自分の人生において最も大切なことをしっかりがむしゃらにやる、ということです。
それは、「自分が今、したいこと」とも違います。
自分の人生において、自分のこれからの人生において最も大切だと思うことを、しっかりやるんです。それは、多くの場合、「やりたくないこと」です。「やりたくない(or やりたいと思わない)」けど、「やらなければならないこと」というのがあるんです。仕事の中にも、仕事以外のところにも…。
それをしっかり見つけてほしいのです。
それが何かは…、僕にも分かりません。だって、僕の人生じゃないから…。
20代というのは、そういう何かを見つけるために生きるものだと思います。
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そんなわけで、、、
19年目の卒業式、終わりました!!😂
今日の朝、思ったんです。
「今年度の学生たちは、、、(その学生たちのことを考えると)何もしてこないだろうな、何も用意してこないだろうな…」
って。
片方のクラスは、まぁ、関係が薄いというか、何にもしてこなかったというか、特に僕とかかわりを持とうとしてこなかったというか、ドライというか、なんというか、そういう感じだったし、、、
もう片方のクラスは、独特過ぎる学生たちばかりで、バランバランのバラバラな感じで、みんながみんな協調性(?)がなくて、我が道をいくタイプの学生ばかりで、、、。
今年度の卒業式は、例年以上にサバサバっとして、終わるんだろうな、、、って。
そう思っていたのですが、、、
この記事の一番上に載せた写真の【花束】をもらえたんです😂
マテリアル中年の僕としては、「きゃ~~~」って思ってしまいました。
しかも、なかなか巨大で、花束としてもかなり豪華な感じで、、、💦
(なんか、何もしてないのに、申し訳ないなぁ、、、って💦💦)
もう片方のクラスの子たちからも、すごく美味しい洋菓子をもらえて、、、
「もの」が大好きな僕としては、ちょっと想定外の嬉しい事件、でした。
(昨年は昨年で、超問題のあるクラスだったんですが、色紙をもらえて喜んでたな…苦笑)
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まぁ、「教育」って、こういうものなんだろうな。。。
思ったようにはいかない。
思わないように進んでいく。
だから、面白いんですよね、「教育」って。。。
さ、来年度はどんな卒業式になるかな?!?!
っていうか、来年度はいったいどんな「困難」にぶち当たるかな?!
震えて待つことにします。
卒業生のみんな、よき人生を\(^o^)/✨
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【追記】
今回の卒業式は、3年ぶりに「ノーマスク」での卒業式でした。
今回、初めて、学生たちが笑う姿を見たんです。学生たちの「笑顔」を初めて見た気がしました。
この3年、マスク生活で、僕たちが失ったもの、その大きな一つが、「人の笑顔」だったんです。
「この子、こんなに笑う子だったんだ」って、、、
それに、愕然としました。。。
マスク着用時代以降に出会った子たちの「笑顔」って、そういえば見てなかった、、、
初めて笑う姿を見たのが、卒業式だったなんて、、、
マスクが奪ったのは、楽しく笑う、人々の笑顔だったんだ、、、って。
最後にみんなで撮った写真を眺めながら、気づくことができました。