Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

教師人生初のW担任を終えて-19年目の終わりに-

なんか、毎年この時期に書いてますけど、、、💦

今年も「卒業式」のシーズンを迎えております。

昨年の卒業式の時の記事はこちら

本務校でも、本日、卒業式が行われました。

今年度の卒業式は、「マスクなし」で実施することができました。

なんか、感動しちゃいました(ノーマスクに)。

今年度は、これまでの18年と異なり、二つのクラスの担任としての卒業式でした。

初めてのことで、なんか、「え? どうしましょう?!」ってなってました。

どっちかのクラスを贔屓するわけにはいかないし、どっちのクラスの子もいい子たちばかりで…。

一人、テンパってました(まぁ、そこは毎年同じですけど、、、)

でも、なんとか無事に、卒業式を終えることができました。

よかったよかった。

今年度の卒業式は、なんか穏やかっていうか、気持ち的に「無風」でしたね。

色々と大変だったこともあるけど、これまでよりもはるかに平和で平穏でした。

こんなに平穏無事に卒業式の日を終えられるとは、、、

卒業できる子(すべき子)たちはみんなちゃんと卒業してもらえたし、、、

二クラスの担任ってことで、身体的にはバタバタしていたけど、でも、心理的にはとても穏やかで、ほわほわしてました。暖かかったっていうのもあるかな(苦笑)。

基本的には、卒業した子たちとは今日でお別れです。(某先生とは違って)卒業した後も頻繁に研究室に来るような学生はほとんどいません。それでいいと思っています。

「先生」なんて存在は、卒業と共に忘れてもらっていいんです。(それを今年は強く感じました)

いつまでも「過去」を引きずってないで、「未来」に向かって猛進すればいいんです。

若者たちは、未来に向かって、必死にもがきながら一日一日をがむしゃらに生きてほしい。社会に出れば、嫌なことだらけ。我慢することだらけ。やりたいことなんて、ほんのわずかしかできない。それでも、自分の未来を創るために、頑張るだけでいいんです。

これから出会う職場の先輩や仲間たち。これから出会う友達や恋人たち。そういう人たちとの関係をしっかりと生きてほしい。そして、その中で、自分のキャリアを積んでいって、10年後、20年後に、この(腐りきった)国で、笑顔で元気で楽しく生きていってほしい。

そのためにも、20代は、がむしゃらに真剣に働きつつ、20代の大仕事である「配偶者の選択」に全集中してほしい。(今の時代、男女の恋愛だけじゃないけれど)多くの人は恋愛を経て、結婚して、妊娠して、そして出産を迎えて、新たな家族を生きることになります(うちの卒業生は特に、ね)。そんな「未来」を創るためにも、20代はとても大事な時期だと思います。しっかり自分を磨いて、自分の目を鍛えて、自分にぴったりのパートナーと出会ってほしいな、と。

40代後半を迎えている今、改めて思うんです。20代の10年は、後の人生において、むちゃくちゃ大事だぞ…って。20代の10年間でしっかりと自分の道を究めんために歩めば、30代以降の人生がより確固たるものになります。

20代の時に、どれだけ苦しみ、どれだけ呻吟したかで、そののちの人生が決まる、とも。

だから、20代の時は、厳しい道を、より厳しい道を自ら選んで、自分を苛め抜いてほしいんです。

嫌でも…、40代になると、「より楽な道」を選ぶようになると思います。20代の頃のギラギラした気持ちには、もうなれないんです。色あせて、いつも身体のどこかが痛くて、カサカサしていて、張りがないんです。そんな人生の秋を生きている僕からすれば、20代の若者たちは、なにをしなくても、なんの努力をしなくても、ギラギラできるんです。

今日よりも明日、明日よりも明後日、、、

日々、どんどん成長できるし、変われるし、飛躍できるんです。

ただ、そんなギラギラの日々には、必ず「終わり」が来ます。

時分の花(若い時の華やかな綺麗さ)は、絶対に100%、枯れるんです。

ギラギラの日々も、キラキラの日々も、きゅんきゅんの日々も、消えてなくなるんです。

でも、そこで終わりじゃない。

しっかり自分の道を究める努力をし続けた人は、「まことの花」になれるんです。

いつでもどこでも、自由に輝くことのできる「まことの花」に。

それを目指して、これからの長い長い人生を歩んでほしいと願います。

僕も、世の中的には、「47歳の枯れた中年のおっさん」です。

でも、僕の学生たちなら、分かると思います。

僕がいつでも、最高に楽しい日々を過ごしている、ということを。

他の誰よりも、自分の人生を真剣に真面目に楽しく歩んでいる、ということを。

それは、20代、30代と本気で真剣に真面目に、そして必死に生きたから、なんです。

その前の10代の頃から、僕はもうずっと(心理的な意味で)泣いてばかりでした。嫌なことばかりでした。楽しいことよりも、きついこと、しんどいことだらけでした。

でも、その中で、色んな人の力や助けを借りて、なんとか生き抜いて、そして、自分の未来のために、がむしゃらに「(本当に)今、自分がすべきこと」をやっていきました。

それは、(やるべき)仕事だけではありません。仕事だけなら、誰だって真面目に真剣にやります。そうじゃない。

自分の人生において最も大切なことをしっかりがむしゃらにやる、ということです。

それは、「自分が今、したいこと」とも違います。

自分の人生において、自分のこれからの人生において最も大切だと思うことを、しっかりやるんです。それは、多くの場合、「やりたくないこと」です。「やりたくない(or やりたいと思わない)」けど、「やらなければならないこと」というのがあるんです。仕事の中にも、仕事以外のところにも…。

それをしっかり見つけてほしいのです。

それが何かは…、僕にも分かりません。だって、僕の人生じゃないから…。

20代というのは、そういう何かを見つけるために生きるものだと思います。

そんなわけで、、、

19年目の卒業式、終わりました!!😂

今日の朝、思ったんです。

「今年度の学生たちは、、、(その学生たちのことを考えると)何もしてこないだろうな、何も用意してこないだろうな…」

って。

片方のクラスは、まぁ、関係が薄いというか、何にもしてこなかったというか、特に僕とかかわりを持とうとしてこなかったというか、ドライというか、なんというか、そういう感じだったし、、、

もう片方のクラスは、独特過ぎる学生たちばかりで、バランバランのバラバラな感じで、みんながみんな協調性(?)がなくて、我が道をいくタイプの学生ばかりで、、、。

今年度の卒業式は、例年以上にサバサバっとして、終わるんだろうな、、、って。

そう思っていたのですが、、、

この記事の一番上に載せた写真の【花束】をもらえたんです😂

マテリアル中年の僕としては、「きゃ~~~」って思ってしまいました。

しかも、なかなか巨大で、花束としてもかなり豪華な感じで、、、💦

(なんか、何もしてないのに、申し訳ないなぁ、、、って💦💦)

もう片方のクラスの子たちからも、すごく美味しい洋菓子をもらえて、、、

「もの」が大好きな僕としては、ちょっと想定外の嬉しい事件、でした。

(昨年は昨年で、超問題のあるクラスだったんですが、色紙をもらえて喜んでたな…苦笑)

まぁ、「教育」って、こういうものなんだろうな。。。

思ったようにはいかない。

思わないように進んでいく。

だから、面白いんですよね、「教育」って。。。

さ、来年度はどんな卒業式になるかな?!?!

っていうか、来年度はいったいどんな「困難」にぶち当たるかな?!

震えて待つことにします。

卒業生のみんな、よき人生を\(^o^)/✨

【追記】

今回の卒業式は、3年ぶりに「ノーマスク」での卒業式でした。

今回、初めて、学生たちが笑う姿を見たんです。学生たちの「笑顔」を初めて見た気がしました。

この3年、マスク生活で、僕たちが失ったもの、その大きな一つが、「人の笑顔」だったんです。

「この子、こんなに笑う子だったんだ」って、、、

それに、愕然としました。。。

マスク着用時代以降に出会った子たちの「笑顔」って、そういえば見てなかった、、、

初めて笑う姿を見たのが、卒業式だったなんて、、、

マスクが奪ったのは、楽しく笑う、人々の笑顔だったんだ、、、って。

最後にみんなで撮った写真を眺めながら、気づくことができました。

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