３０％LESS FAT / TORA ZOO
僕的に、超待望だった３０ッパ（３０％LESS FATの略）のニューアルバムがリリースされていた！（ファンなのに・・・ ダメだ～）
僕は根本的に３０ッパが大好き。修豚が大好き。だから本ブログのリンクにもしっかり３０ッパのＨＰを加えている。Ｖ系やダーク系がメインに好きだけど、３０ッパは特別。オンリーワンの存在なのだ。
３０ッパは、元ニューロティカのギターの修豚とSHON GOGOを中心に1999年に結成されたバンド。主に都内で活動しているおじさんバンドだ。若さが全くない（！？）超ハードなパンクバンドだ。ジャンルとしては、演歌ＰＵＮＫ！ 演歌の切ないメロディーとPUNKの過激な演奏をうまく掛け合わせたバンドで、唯一無二の個性をフルに発揮している。
今回のアルバムは約三年ぶりとのこと。そんなに経ったんだ～とちょっとビックリ。結構頻繁に聴いているバンドなので、三年っていうのが信じられない。時が経つのはどんどん早くなっているなぁ（32歳の叫び）
TORA ZOOは、全10曲入りだけど2500円。30ッパは曲がとても短いのでミニアルバムを聴いているみたいにすぐに終わっちゃう。でも、それでも10曲入り。一つ一つの曲が哀愁漂う物語となっている。若者には共感不可能な大人な曲ばかり♪
＜収録曲＞
1.艶女恋情
あれれ、いつもの女性のナレーションじゃない。なんかかっこいい男の人のナレーションで始まる・・・ これ修豚？ 中年熟女との大人の恋の物語なんでしょうか？「生涯道連れ」っていい言葉です♪ 2分もない曲。潔すぎ！
2.心の傘
しぶ～いギターソロで始まるムーディーなイントロ。そして、王道パンクバッキングへ。Ａメロは抑え目の演歌風ロック。バックのギターのカッテングがカッコイイ！ 修豚の歌い方もまた若干変わった？なんか優しくなったっていうか。。 「さす傘がなきゃ 少しだけ俺の腕で雨宿りしてもいいから」 なんて渋いんでしょう～
3.富士桜
パワフルなパンク演歌風ロック。どっちかというとパンク色が強いかな。サビは元気がよくて、印象的。ど派手な曲と言えるかな。全然切なくないなぁ～ ＰＵＮＫ！
4.秋風索漠
おお！きました！これぞ３０ッパっていうハイスピード＆切ない演歌風メロディーという高速パンク演歌！ ちょっと唱歌っぽいかな！？ ３rdで落ち着いちゃったのかなと思ったけど、全然落ち着いてなかった～♪ 「昭和の匂いするお前」っていいんじゃない～ 昭和な女性はステキです！
5.だけどよ…
ガツンとくるタイトなイントロ！ そして、厚みのある修豚のボーカル！ これもカッコイイ曲じゃないですか！ やっぱ３０ッパは最高っす。「だけどよ されどよ しみじみと 男は十八番を唄い泣けばいい」 そうっす！
6.未だ逢わざる恋女へ
おおおお！ これまた高速パンク！！ハイスピードで、演歌っぽい切ないメロディー！！かっこよすぎる！！ これは「不倫」の歌なのかな。不倫ってよくないことだけど、なってしまうことってあるんだろうな。気付いたら不倫になっていたってことも。。。「愛しちゃいけない人」、でも、愛してしまった人が「愛してはいけない人」だったら、、、そういう辛い思いって、まだ僕には分からないなぁ～（汗） サウンド的にはもう半端なくカッコイイっす。
7.男の履歴書
タンタンタトタトっていうドラムでスタート。かっこいい掛け声のあと、メロディアスなギターが続く。元気になるような歌だし、すっごいテンポがいいし、すっきり聴けてしまう。「男なら背なで泣け！素っ裸で行け！」、いいなぁ～ 背中で泣けるようになりたい♪
8.春待つ番外地
本作の中でも一番ワイルドな曲かも。ワイルドでハードでパワフルでちょこっとニューミュージックの香りのするメロディー。やっぱ３０ッパはロックバンドなんだなぁ～っていうのがよくわかる一曲。大好きな曲になりそう！
9.大阪三十路坂
シングルになりそうな一曲。こういう曲がドラマの主題歌になったらいいのになぁ～ これも演歌っていうか、８０年代の歌謡曲って感じがするんだけど。。。サビで修豚が裏声を使っているんだけど、そこがまたすごく心にくるのだ。「戎橋」、「法善寺」、「御堂筋」、「淀屋橋」、どこもよくいったところだなぁ～～～ 戎橋、なつかしいなぁ～
10.虎蔵
今回は最後まで一切テンションを下げることなく突っ走る！ この曲もすごくカッコイイ！
演歌とパンクが大好きな人なら、絶対に気に入るはず。修豚のはかなくて過激で切ないボイスを堪能していただきたい！ 演歌をハードなパンクで表現する極めて稀有なバンドである！
