先日、、、
ずっとずっと以前から行ってみたいと思っていたお店にようやく行けました(;;)!!
袖ヶ浦にあって、秘境的なお店で、
しかも牛すじラーメンがある、という…
幽谷らーめん
です!
「幽谷」って、聞いたことないですけど、なんか素敵な名前。
ちゃんと、「袖ヶ浦市立平岡小学校幽谷分校」もあるんですよ。
この小学校分校、見学に行ってみたいなぁ…。
位置的には、東京ドイツ村の果てに隣接している感じですかね!?
あと、このエリアには、「(株)トッパンパッケージングサービス」という会社の工場?もあるみたいで。
でも、それ以外には、何もない場所、、、
表通りでも裏通りでもなく、、、
車も一日に何台走るんだろう!?というくらいの秘境的な場所。
なんとも、、、
こちらの大家さんが、「この幽谷をもっと活性化しよう!」ということで始めたんだとか。
で、その手始めに考えたのが、「幽谷にラーメン店を!」ということだったみたいです。
そこで、出会ったのが、現店主さんなんですって。
こちらの店主さん、お一人で孤軍奮闘しているのですが、
修行先を聴いて、嬉しくなりました。
なんと、姉ヶ崎の知られざる名店、「ラーメン器覗」で修行されたんですって!!
ワクワクします!
こちらのメニューです。
基本の醤油系のラーメンですね。
豚チャーシューと鶏チャーシューがあるのが少し珍しいですね。
そして、らんちばさんも絶賛していた「牛すじラーメン(数量限定)」もありました!
塩ラーメンも各種そろっています。
そういえば、器覗も塩ラーメンに力を入れていましたね。
で!!!
器覗でも人気の「塩とろろこんぶラーメン」(750円)がありました!
もう、こりゃ、どちらも食べねば!、と。
店内連食決定☆
さらに、背脂を入れて「こってり」にすることもできるんだとか。
うーん、背脂醤油ラーメンにもできるんですね。
こちらも次に試してみたい!!
(食べる前から、「再訪決定!」って思っていました)
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!
こちらが、数量限定の「牛すじラーメン」です!
ひゃー、美味しそう!!
内房エリアには、結構「牛すじラーメン」を出すお店があります。
でも、ただの牛すじラーメンじゃない。
大量の「玉ねぎ」が入っているんです!
しかも、大きく切られた「鷹の爪」も入っていて。
茂原の玉ねぎラーメンライクで、かつアリランっぽさも感じるような…
スープは、すっきりとした甘みのある醤油スープ。
とってもさっぱりしています。
zoom up!
お肉もいっぱい、玉ネギも大ぶりなのがゴロゴロ。
スープは油分が少なく、さっぱりとしたやや辛めのお味でした。
麺はこんな感じで、内房クオリティー的な麺でした。
文明軒、かな!?
総じて、美味しい牛スジラーメンでした。
なので、
「とっても美味しかったです!」と言いたいところなのですが…、、、
…
この立地、この場所で考えると、ややインパクトに欠ける気がしました。
店主さんにも(失礼ながら)申し上げたのですが、この秘境的な場所にしては「地味」。
もう少し「振り切っちゃった方がいい」、と僕は思いました。
何かを「やり過ぎた方がいい」、と。
背脂があるなら、やり過ぎるくらいにかけた方が印象に残ります。
辛くするなら、思い切り辛くした方がいい。
玉ネギを投入するなら、思いきっちゃってもいい。
場所的には、なかなか普段から通える場所ではない。
口コミで、「ドイツ村の後ろのところに、凄いラーメン店があるよ」と言われるためには、
美味しいかどうか、旨いかどうかじゃなくて、「凄いかどうか」が重要になってくる。
こちらの「牛すじラーメン」は、確かに美味しいラーメンでした。
でも、今のままだと、誰かに「幽谷の牛すじラーメン、食べてみ!」とは言えない。
これが、姉ヶ崎や袖ヶ浦の街中のお店なら、そう言えます。
でも、この秘境的な場所だということを考慮すると、、、
なかなか、「行ってきてよ!」とは言えない自分がいたんです。
アリランラーメンと比べると、そのことは分かるかと思います。
それに、例えば勝タンだって、あれ、「やり過ぎ系」でしょ!?
「わざわざ食べに来てもらう」ということを考えると、何かを突出させる必要がある。
もちろん、とびきり美味しいとんでもないハイレベルのラーメンを出す、というの手ですけど…
とてもとても素敵なお店なので、あえて、そういう(嫌な)話をさせてもらいました。
創業してまだ半年くらいのお店なので、もっともっと進化してほしいな、とも。
…
で、
塩とろろこんぶラーメン!
牛すじラーメンも素敵でしたが、こちらも、、、
とにかく魅力的なヴィジュアルの塩ラーメンになっていますよ。
さすがは、器覗のDNAを引き継ぐお店!であります。
スープも、器覗と同様、さっぱりとしたじんわりタイプのスープです。
あまり魚介感はなくて、動物系のコクのある優しいラーメンになっていました。
あと、こちらには、内房らしい「生玉ねぎ」がトッピングされていますね。
zoom up!
とろろ昆布がとてもいい感じです。
味的には、あまり「昆布スープ」という感じではありませんが…。
ただ、うっすらと昆布の風味が感じられます。
で、チャーシューがとにかく旨い!
チャーシューには自信がある感じで、文句なしに美味しいです。
いたずらに味を濃くしていなくて、肉本来の美味しさが際立っていました。
麺は、上の牛すじラーメンと同じかな!?
内房らしい麺でした。
程よい麺の量で、二杯食べても後味すっきりでした(苦笑)。
…
こちらも、やはり「街中」で食べるなら、とても素晴らしい一杯!と言いきれますが…
この立地で考えると、やはりどこか地味、というか、印象にあまり残らない気がしました。
全体的によくまとまってはいる。でも、(まだ)驚きや感動や衝撃がない。
このラーメンのどこを、どう、やり過ぎればいいか。
全体的な美味しさは壊さずに、どこかを突出させて、やり過ぎる。
そうすることで、「秘境系の驚愕のラーメン」になれる。
例えば、御宿の「お食事処順子」なんかは、メニュー名をやり過ぎています。
だから、秘境系でも人が集まるし、またメディアでも話題になります。
なので、例えば、「トロコンラーメン」とかして、とろろ昆布どっさりにするとか…。
スープも、昆布ダシを強めて、昆布昆布させる、とか。
あるいは、、、
お店の隣のお土産屋さん?で売られていた地元産の「しいたけ」を使って、
期間限定で、「しいたけラーメン」をやり過ぎ系で出してみたり…。
なんか、もっともっとやれることはある気がしました。
また、袖ヶ浦といえば、「袖ヶ浦ホワイトガウラーメン」がありますが、
それと連動させて、とんでもなく美味しいホワイトガウラーメンを出してもいい。
…
本来なら、普通に「美味しい秘境系のお店でした!」と言いたかったのですが、、、
本当に素敵なお店だったので、あえて、苦言的に言わせて頂きました。
でも、こう言ったからには、これからも定期的に食べに来たいと思いました。
とてつもなくハードルの高い場所ですが、それゆえに色んな可能性もあるなぁ、と。
応援します!!!