成増駅に,現代ラーメン界の古典とも言えるモダンクラシックなラーメン屋がある。石神さんも太鼓判の『道頓堀』だ。移転して,成増駅すぐのところにある。ベースは東京中華そばだが,現代ラーメンの要素がちりばめられている。
開店すぐに着いたのだが,すでに満員状態。ラーメン(600円)を注文♪ 出てきたラーメンは普通の中華そばそのもの。チャーシュー二枚,メンマ,なると,のり,ネギ少々。レトロでノスタルジックな外観からはとてもモダンを感じることはできない。昔ながらの昭和のラーメン,としか言いようがない。
ところが!スープを飲むと,強烈な煮干しの味が炸裂するのだ。超強烈だ。これぞ魚介系!という和風スープ。お蕎麦のスープかと思うほどに和のテイストだった。これを濃厚にしたら青葉みたいな味になるのかな?現代ラーメンの基本である魚介スープがここでは輝いている。そして麺。この麺がまた素晴らしいのだ。中太麺でもっちりしている,ブツーンと切れるほどにコシがあって弾力性がある。昔ながらのラーメンとは一線を画する見事な麺だった。チャーシューもラーメンに合う素晴らしいチャーシューだった。個人的に大好きなタイプのチャーシューだった。
いや~ さすがモダンクラシックなラーメン屋だ。レトロな要素を残しつつ,モダンのラーメンの特徴を見事に打ち出している。 石神さんが道頓堀を評価するのはまさにこうした新旧一致があるからではないだろうか。これぞ文化の伝承,地平の融合なのだ!
道頓堀
東京都板橋区成増2丁目17-2
03-3939-6367
水曜日木曜日OFF
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