僕は、もともと中学校の先生を目指していた。
自分が一番辛かった中学時代を踏まえて、
子どもの気持ちに寄り添える先生になりたいって思ってた。
けど、、、
団塊ジュニアの僕には、中学校教諭の道はとてもとても険しかった。
僕が取得したのは、「社会」の先生の教員免許。
当時、社会科の先生で採用される先生って、ほぼゼロに等しかった。
夢の中で、何回、中学校の先生になる夢を見ただろうか。
でも、現実はそう甘くはなかった。
…
夢は叶わなかった。
(正確には、途中で諦めた)
けど、一応、「先生」にはなっている。
しかも、今年でもう13年目の先生となる。
12年一区切りと考えると、新しい段階に入った、と考えることもできる。
そもそも、僕は、「先生」になりたいと思っていた。
そこに、立ち返りたいなって思っている。
僕が教えているのは、残念ながら、「子ども」じゃない。
でも、子どもに毛がはえたような年齢の若者たちだ。
そんな若者たちの力になれるような、先生に、もう一度なる努力をしたいな、と。
「日本で一番カッコいい先生になりたい」。
(↑見た目じゃなくて、、、(;´・ω・))
13年目の今、改めて、そういう思いがふつふつと湧いてきている。
学生たちにとっては、やっぱり僕は「先生」なんだと思う。
大した先生じゃないけど、、、
でも、それでも、先生は先生なんだ。
「学生の気持ちに寄り添える先生」になろうと、努力することはできる。
偉そうに上から目線で、学生たちを縛り付ける先生にはなりたくない。
あくまでも、「対等な立場」で、何でも語り合える、そういう関係を作りたい。
現実には、なかなか、そうはいかないけど、そういう理想を描くことはできる。
***
今日から、13年目が本格的にスタートする。
原点回帰したい欲望に駆られている。
「なぜ自分は先生になろうと思ったのか」
「なぜ自分は教育の道を選び、先生という職業を選んだのか」
そういうことを考えながら、この1年を過ごしたいなぁ、と思う。
教育という仕事は、とても面白い。
決して、安定することもないし、毎年毎年が勝負。
自分は変わらないのに、毎年、教え子は変わっていく。
年齢の差もどんどん離れていく。
最初赴任した時は、10歳しか違わなかったのに、今や22歳も違う…(;^ω^)
今年の新入生とは23歳も違う…
(僕が初めてのドイツ留学をする頃に生まれた子たちなのか…)
でも…
本質は何も変わっていない。
いつの年も、気合の入った学生はいるし、また気力のない学生もいる。
いろんな学生がいるのは、毎年同じだし、やることはそんなに変わらない。
どれだけ質の高い教育をするか、どれだけ深いレベルでの学びを実現するか。
「もっと学びたい!」という学生には、こっちもどんどん攻めていくし、
「明日が見えない…」という学生には、出来る限りフォローしていく。
そして、できるだけ、多くの学生の声(言葉)を引き出して、それを広めていく。
それをちゃんとできるかどうか。
***
他の仕事もそうかもしれないけど、、、
教育の仕事は、本当に、毎日毎日が戦い。
手を抜けば、すぐに学生たちにばれちゃうし、ホンキでやれば応えてくれる。
その原点に立ち戻って、13年目、静かに熱く頑張りたいな、と。
まー、うるさい人間だから、「静かに」っていうのは難しいかもしれないけど、気持ち的には「静かに熱く」、という感じで、頑張っていきたいな、と。
どんな1年になることやら、、、
その辺もまた、ブログで綴っていきたいかな!?
日々、ほぼラーメンネタばかりだけど、こういう本来のブログの機能である日記も、もっと書いていきたいです。
では。
ciao!