津田沼駅と前原駅のちょうど間くらいにあるお店。
「好」は、千葉のラーメン界の中では大御所中の大御所。
かつては市川/国府台にあり、大行列店だった。
この記事を読むと、その繁栄ぶりがわかります☆
拉通の記事からもそのすごさが見えてきます☆
今はそういうガツガツした「大行列店」ではなく、
ひっそりと楽しくスローに食べられるお店になっている。
現在55歳という店主さんだから、働き盛りの40代を終えて、
キャリアを生かして、のんびりゆったり自分の味を提供する、
そんな「生き方」も見えるお店だ。
僕もかつて一度、まだラーメンフリークになりかけの頃、
まだブログを書く前に、国府台の好に来たことがあった。
(というか、「好」を意識することなく食べたことがあった)
すごい人気店だったことは覚えているが、味は全然覚えてない、、、
なので、好に行くのは念願だったし、待望だった。
もちろん旭川は行ったことのある地なだけに、
千葉の旭川ラーメンを今一度きちんと味わいたかった。
こちらのラーメンは、基本的に「塩ラーメン」、
いや、「塩豚骨ラーメン」。イメージ的には山頭火、か。
山頭火は、1988年創業の塩+豚骨系の大人気チェーン店だ。
その「塩豚骨」をどこまでも突き詰めていったラーメン、
それが、好のラーメンと言っていいだろう。
(塩豚骨って、実はまだまだ可能性がありそうな気がする)
濃度やしょっぱさは抑え目で、すごくバランスのよいスープ。
決してあっさりさっぱりラーメンではないが、
かといって、濃厚系でもドロ系でもなく、さらっとしている。
味も塩のしょっぱさが舌に感じるものの、ふくよかさを感じる。
刺激的な塩味ではなく、スープを引き立たせるわき役に徹している。
バーナーで焼いたチャーシューもさることながら、
そのバーナーで焼けた胡麻がすごく香ばしくて美味しかった。
わかめが入っているのも、なんか懐かしかったなぁ。
最近のラーメンってわかめをトッピングにすることがなくなった。
わかめというトッピングそれ自体が珍しくなった。
(ただ、やっぱ味的にわかめが入ると、邪魔な感じもしなくもない)
ここのメンマは極上、最強ですね☆
つけ麺も、基本的にはほとんど一緒だが、
砂糖の甘さがより強くて、味もシャープで、面白かった。
塩つけ麺としての完成度はめちゃめちゃ高いと思いました。
店主さんもすごくマイペースな方で、
ちょっと哲学者っぽい感じもして、魅力的だった。
儲けたいという気持ちはもうなく、
とにかく自分が美味しいと思うラーメンを提供したい、
とお話してくれた。達観、、、ですね。