おでん缶の大ヒットに続き、今年、遂に「らーめん缶」が世に登場した。
でも、なかなか秋葉原に行けず、食べることはできなかった。が、遂に『札幌らーめん缶』を食べることができた。
このらーめん缶は、麺屋武蔵の山田さんとの共同開発によって生まれたもので、いわゆる『非常食』として作り出されたものだった。ラーメンは日本人の国民食であり、日本人が最も愛する食の一つ。災害時や非常時であっても、腹は減る。そのときに「ラーメン」を食べることで元気になるなら、という思いが製作者側にもあるのだろう。そういう意味では、かなりコンセプトのしっかりとした商品とも言えなくもない。
さて、『札幌らーめん缶』。いったいどんな食べ物なのだろう。今回僕が食べたのは、三作目となる『冷やし麺』だ。醤油味、味噌味、その次に登場した冷やし麺。その出来はいかに?!
缶自体はそれほど大きくもない。容量は、290グラムなので、普通の缶ジュースなどとそれほど違いはない。固形量は90グラム。これは麺のことだろうな。麺は、もちろんかん水+小麦粉+水の麺ではない。どこまでも麺に似たコンニャクだ。このラーメン缶の名称は、「蒟蒻加工品」とされており、「らーめん缶」というのは商品名に過ぎない。ラーメンではなく、蒟蒻加工品として理解しておきたい。
この冷やし麺は、醤油ベースの酸っぱい冷たいスープとコンニャク麺で出来ている。冷やし中華とは違う。スープはたっぷり入っている。麺は、ヴィジュアル的にはまさにホンモノの麺そのもの。食べると、プツンとはじける食感で、なかなかのものだ。トッピングはメンマと、海老一個。少々さみしい感じもするが、あくまでも「蒟蒻加工品」ということで・・・ メンマはそれなり結構美味い。。。
量はかなり控えめ。でも、非常時にはかなり助けになりそうだ。おいしいか?!と聞かれたら、「そーね・・・・」、と返答に困るが、空腹に苦しめられている時には、最高のプレゼントになりそうだ。ちなみに、賞味期限は2010年の7月5日だった。3年は保存できるというわけだ。災害時に備えて、常備しておくのも悪くないだろう。うちもこの缶、何個かストックしておこうっと。
販売者は、株式会社UMAI FU(フジタカ)
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今後、どのようにこのラーメン缶が進化していくのか楽しみだ。麺は「ほ~」って感じだったので、スープとトッピングの改良を求めたいところかな(ただ、すごく難しいんだろうな)