まさか、また再びTHE SLUT BANKSの新作が聴けるなんて・・・
頭の中では、0.1%の期待もしていなかった。
が、事実、THE SLUT BANKSの新作がこの月曜日にリリースされた。
(リリースとはいっても、一部のショップのみの販売!
詳しくは上の画面をクリック!)
祐の声のオリジナル盤としては、CRAZEのラストシングル以来、
ということになるのかな。
いや~、感無量です。
心音会のライブでは、祐の歌を生で聴いてきたけど、
こうして音源となって彼の歌を聴くと、やはりすごい、
というか、カッコイイ、というか、渋い、というか素敵♪
しかも、僅か5曲の収録なんだけど、
この5曲がどれもすべて素晴らしい!
「THE SLUT BANKSらしさ」がぎゅ~~っと詰まった一枚だった。
もちろんSLUTだから、手抜きはないだろうし、
演奏や楽曲に関しては、何の不安もなかった。
が、それ以上に、期待以上の作品になっていたことに驚いた。
それから、祐の(久々の)歌詞がとんでもなくぶっ飛んでいて、
感動というよりは、衝撃!って感じだった。
歌詞にますます深みというか、激しさが加わった。
かなり社会的な内容になっていたり。
あるいは、より変態的になっていたり。
または、より大胆になっていたりする。
ここに来てようやく分かったんだけど、
SLUTの祐の詩って、ゾンビ目線からの詩だったんだ!?
(今さらというかなんというか・・・汗)
つまり、人間じゃない視点から書いた詩を歌っていたんだ。
ちょっと感動・・・
ちなみに、ショップで買うと、オリジナルの歌詞カードがもらえます☆
【全曲解説】
1.グラビアの少女
出だしのイントロを聴いた時、わ、「Virtual Peopleだ!」、と思った(汗)
イントロのリズムがほとんど一緒。ギターとベースがちょっと違うくらい。
だから、思わず「ハイエナ~ロクなもんじゃね~」って歌いたくなった。
が、しかし2009年のゾンビだ。Aメロ~Bメロはめちゃめちゃ熱いロック。
結構メロディアスで、ちょっとCRAZEっぽい感じというか。
ただ、歌詞がとんでもないことになっていて。
タイトルもさながら、「ハッスルばあちゃん」とか「コジキのおっさん」とか、
ぶっ飛んだ祐の歌詞ワールドが独自に展開される。
どろんどろんとして妖しくてエスニックなギターソロも聴きどころ。
ラストサビの歌詞はもう祐にしか書けなくて、震えた。
2.Pandemic Dance
(涙)これこそ、スラットバンクス!初期スラットバンクスを思わせる。
ポップで過激で元気でパワフルで、ちょっと変。
歌詞はかなり社会派で変態的。
でも、すごく言葉一つ一つに意味がありげでなさげ(苦笑)
サビの歌詞はもう「詩の世界」としか言いようがない。
もちろんメロディーはとってもキャッチーではじけてる。
・・・やっぱり祐の言葉は恐ろしいほどに脳裏に入り込んでくる。
3.極 SHOCK YOU
これもまたスラットバンクスらしい曲。デビルモンキースパナ風?!
ライブだとどっかんどっかんと盛り上がりそう。
しかし、「俺の脳ミソ蒸発していく」って・・・
こういう曲だとDUCK-LEEのベースの素晴らしさが冴え渡る。
ホントスラットバンクスのDUCK-LEEの音は最高にカッコイイ。
あとこの曲の歌詞のポイントは「朝鮮人参」かな。
ゾンビが見た東アジア?みたいな。
音的には、ギターソロ前の三連符のところが好き☆
ライブでは、「極 SHOCK YOU!」って叫びましょう~
4.SONG OF FREEDOM
これは本作の中で一番ポップでシングルになりそうな曲かな。
こういう曲がまた聴けるとは。。。嬉しくてたまらない。
DUCK-LEEが「祐の歌の良さを生かす自信はある」と言ってたけど、
本当にそうだよなぁって思う。
祐の良さを全部引き出してくれているというか。
テンションの上がるサビメロディーがカッコイイです。
5.雨に打たれたとでも思へ
密かにファンの間で超話題になっている問題作(苦笑)
これもメロやコード的には超スラットっぽい、というか王道。
「幻の子供」に近いテイストの曲で、僕的には最高にゴキゲン。
確かにじっくり聴いてみると、祐ファンの人が話題にするのもよく分かる。
こういう曲にこそ、祐の歌、声、言葉の良さが表れているのだから。
心音会の活動を経た祐の言葉として、この歌詞を読むと、
なんかこの3年間の活動の意味が少しわかってくる、というか。
最後の最後に祐が発する言葉に、今の祐らしさが表れているかな、と。
僕もずっと貴方が大好きです。愛し続けます☆
僅か5曲だけだったけど、この夏、最高のプレゼントとなりました。
本当に本当に嬉しい気持ちになりました。
スラットバンクスを聴いていたのは、僕が大学生の頃。
聴くのは初めてなのに、曲を聴いていると大学生の頃を思い出した。
ZI:KILLの時は、まさに「おっかけ」で、行ける限りのライブに行った。
でも、大学時代は、音楽から学問に関心が移って、
ひたすら学問の世界に入り込んでいた。
(人文系の世界って、入り込むまでにとても時間がかかる!)
なので、ライブに行くということはなかった。
スラットのライブもやるのは知っていても、おっかけはしなかった。
けど、たくさん聴いていたのは事実。
CDだけを考えたら、ZI:KILLより聴いたかも。
後期ZI:KILLよりはスラットの方が祐の声に合っていた。
改めて、ゾンビ集団たちの音のレベルの高さに驚く。
90年代にありながら、既に00年代の音楽を奏でていた。
サウンド的には、めちゃめちゃ時代に合っているし、
古さを全く感じさせない。
さ、もうすぐ「蘇生」だ。
横浜と新宿のチケットはちゃんとゲットしている。
ま、僕は基本的にライブで暴れることはないので、
酒を呑みながら、心を少年にして、ライブを楽しむことにしようっと