人生はどこでどうめぐり合わせるのか、本当に分かりません。不思議です。
なりたけパリ店の後、すぐさま、近所の「大勝軒」に向かいました。いや、先入観で、あの大勝軒系なのかなと思い、真っ先に(二番目に)向かったわけです。つけ麺が食べたくなってきたというのもあります。が、しかし、メニューにつけ麺の文字はありませんでした。ラーメンも、僕らが知っている「大勝軒」のラーメンではありませんでした。でも、まぁ、大勝軒という名前のお店は(ラーメン一番とかラーメン亭とか百番とかと同様)いろいろあるわけで、それこそ思い込みというものであります。
さて、お店に入ると、やはり日本人が働いていました。さすがパリ。どこもしっかり日本の人が指揮しています。この辺はドイツとかなり違うなぁー。まぁ、ただパリだけの現象かと思いますが(ドイツは地域性からして各地にすべてが分散していますからね)…。
何を食べるかは、悩みましたが、スタンダードに醤油ラーメンを頂きました。
こちらのラーメンも、しっかり寸胴でスープを取っていました。いやー、この一か月、色んなラーメンを食べてきましたからねー。インスタントラーメンがそのままぼーんと出てきたときには、本気で泣けてきましたからね。スープをお店でしっかり取っている(それでこそ飲食店ですが)、それだけで嬉しくなってきます。
スープはかなりあっさりです。昔ながらの中華そば。そのまんまです。ちょっと醤油の味が強いかなと思いましたが、許容範囲内。なんてことない、ふるさとの味。ノスタルジックにして、オーソドックス。意外とこういうラーメンがこっちになかったりするんですよね。フリーク向けのラーメンにはなっていませんが、長い間こちらで暮らさなければならない人には、一番求められるラーメンかもしれません。
チャーシューはかなり美味でした♪ 日本の美味しいラーメン店のチャーシューって感じでした。これで、チャーシュー丼が食べたいかも、マヨチャー丼とかにして。
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こちらでも、嬉しいことに社長さんとお話することができました。いやー、嬉しいですね。話をしていると、どうやら社長さんはかつてからずっと欧州にいて、かつてはドイツやオーストリアでラーメン屋を経営していたとのことで…、え? オーストリア? まさか?!と思いつつも、「HONOBONO亭ですか?」と聞くと、ずばりドンピシャ。HONOBONO亭を立ち上げたその当の本人だったんです。もう、驚いたのなんのって。その頃の話をして、盛り上がりました。この話で盛り上がれるマニアは、きっと僕だけでしょう(誇らしく←シラー…)。
今はなきHONOBONO亭…。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/9016dfcfe413fd2b61f3f6b29ac45885
http://sehensucht.269g.net/article/137468.html
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/c8c0bc185f8868dab8274af81f84def6
ゲルノートさん、またオーストリアでラーメン店をやってくれないかな~、と淡い期待を寄せつつ。
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すごいアクティブな社長さんでした。匠の社長さんは僕世代。こちらの社長さんは僕らのお父さん世代。一時代を築いてきた日本人の方です。もっとこの人の話を聞きたいなぁと思いつつも、残り時間はあと1時間ちょい。次のお店に向かいました。