Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

きよはら焼肉@広島・舟入幸町 創業63年の知られざる広島老舗屋台系ラーメン!

広島のラーメンを巡る旅もいよいよファイナルです!

ファイナルにして、最高で最狂のお店を見つけました!

その名も、

きよはら焼肉

です!

「え? 焼肉屋さん? ラーメン?!」

って思うでしょ!?

でも、あったんです。

中華そばが!!!!

しかも、究極の、、、、

もうね、、、

こういうお店、大好きなんです。

マニア心をくすぐるっていうか、火を付けるっていうか。

きっと、フリークでなければ、絶対に来ないだろうっていう感じ!?

それに、きっと「Dr.kei」じゃなければ、こういうお店を絶賛しないだろうな、と(苦笑)

メニューです!

ね、あるでしょ!? 

「中華そば」

あとは、お肉モノか、惣菜モノとなります。

聞けば、創業63年の老舗店

その昔、現在の女性店主さんの義母が始められたお店なんだとか。

しかも、その出発は「屋台」だったとか。

その頃から、中華そばも出していたというんだから、間違いないでしょう。

63年前というと、1952年。広島のラーメンの歴史を考えても、かなり古い方のお店です。

広島の伝統的な屋台ラーメンをルーツにもっているお店なんです。

けれど、世に出ているラーメン本やネット情報ではほとんどこのお店について語られていません。

(数年前のラーメンウォーカーで、小さく紹介はされていましたが…)

食べログにはコメントがいくつかありました

創業63年にして、この情報の少なさ。

いいじゃないですか。

こういうお店こそ、僕が求めるお店なんですから☆

ジャジャーン!!!

出てきたラーメンを見て、もう唸りました。

只ならぬ「オーラ」が出ていました。

最後の最後にして、こんなオーラのあるラーメンと出会えるとは、、、

(本当はもっと「有名」な「人気店」に行くつもりだったんですけど、やめて正解でした)

あっさり系スープと思われますが、表面の油分を見ると、なかなかファットです。

スープを飲むと、やさしくもあり、またどこかキレもあり、、、

最初は「やや薄いかな」って感じですが、徐々に味のキレが出てきます

使っているのは、豚足やその他の部位、さらに鶏の骨も入れているそうです。

さらに、焼肉店らしく、焼肉で使用していないお肉も入れているそうです。

魚介類は一切なくて、野菜を加えて、臭みを消しているそうです。

なので、方向的には、ライトな豚骨醤油。つまり、広島ラーメン

「しまい」や「陽気」よりも、質素な味わいでありながら、ファット。

まさに、「屋台のラーメンの味わい」そのまま。

麺はこんな感じです。

これが、意外に食感が良くて、感動しました。

創業63年にして、この麺ですか!?!?!、と。

チャーシューは小さくてかわいいですが、これが美味しかった。

さすがは焼肉店だけあって、チャーシューも炙っていました。

これ、好きだなぁー。

とある記事では、「焼肉の〆に合いそう」と書かれています

が、いえいえ、そんなことはありません

中華そばだけでも、十二分に満足できます

(ただし、他店の味の濃いラーメンに慣れた人だと物足りなさを感じるかも!?)

さらに、こんな小皿も頂いちゃいました☆

こういうことがあるから、こういうお店を探したくなるんです。

のお店には、「愛」があるんです

お昼だと、ランチセットでこちらも食べられます☆

で、

さらに!

このお店は、地元のおじちゃん・おじいちゃんの憩いの場、でした。

お昼から酒を呑んで語っているおじいちゃんたちともいっぱい語りました。

広島で生まれ、広島で育ったおじいちゃん(僕的にはおじさん)との対話、楽しかったです。

広島の人も、やっぱりラーメンが好きじゃけんね。

ラーメン好きの人間は好きじゃ」って言われました(苦笑)。

この数日のラーメン食べ歩きの中で、一番楽しかったかも!?

一人、寡黙なおじさんがいたんですが、ぽつりと、「ベトコンラーメンが好きじゃけん」、と。

聞けば、広島にも「ベトコンラーメン」があるんですって。

そんなこんなで、おっさん連中で、ラーメン談義をして楽しく過ごしました。

また、こちらの女性店主さんもおしゃべり好きな人で、いっぱいお話しました。

人と人との触れ合いのあるお店。

歴史があり、出会いもあり。

本当に素敵なお店だなぁ、と思いました。

***

ちなみに、、、

こちらのお店、上にも書きましたが、数年前の「ラーメンウォーカー」に出ているんです。

けれど、この記事を読む限り、このお店の素晴らしさを理解してないなって思いました。

さらに、この記事掲載の裏側まで包み隠さず教えてくれました(苦笑)。

「ははー、そういうことかー」って。。。

まー、ラーメンウォーカーですからね…

(広島・中国版2016はちゃんと購入しましたけど、、、('◇')ゞ)

更に、こちらのお店では、自家製焼肉のたれも販売しています。

僕がおばちゃんに、(やや冗談っぽく)「どうせ、どこかで買ってきたタレを瓶に入れてるだけでしょー!?」と言ったら、僕の肩をぱしっと叩いて、「ちゃんと作っとるけぇー、見てみんさい!」、と。

店の片隅に、大きな樽が置いてありました。「毎週、ちゃんと作っとるんよー」って。恐れ入りました。

焼肉は好きなので、しっかりこちらも購入しました☆ 

完全手作りです!確認済(笑)。

(しかも、後にこのタレで焼肉を食べたら、むっちゃ旨かった♪ 大量生産の焼肉のタレとは違う、手作り感のある(食材を感じる)絶品のタレでした!!)


これにて、人生初の「広島ラーメン食べ歩き」、

終了です!

懲りずに読んでくれたみなさん、ありがとうございます!

***

広島ラーメンも、やっぱり凄かったです。

端的に面白いです。

広島と言えば、お好み焼きや牡蠣や小イワシやレモンが有名ですが、「ラーメン文化」としても、とても古くから、独自の文化をもっていたんですね。あの忌々しい「原爆」の後、「屋台」としてラーメンが作られるようになり、そして、広まっていった、と。

ラーメンって、やはり「戦後の象徴」なのかもしれませんね。(ただ、それはラーメンに限った話じゃないけど、、、)

最後の最後に、「きよはら焼肉」に行って、ホントによかったなぁって思います。

次回、また広島に来ることがあったら、今度はここで焼肉を食べたいと思います!!

待っててくださいね!!

一見さんや観光客なら、まず立ち寄らない場所にあります。

場所的には、熊本ラーメンの名店「満得」の裏手にあります。

この満得も有名なラーメン屋さんですよね。

僕的には、「熊本ラーメンなら熊本で食べるけんね…」ってことで…。

それに、僕がブログで書かなくても十分に知られているお店ですしね。

No problemでしょってことで。

さすが有名人気店ってことで、お客さんもいっぱい入っていました。

(僕がもっと大食い人間なら、入ってましたけど…汗)

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