今回、何かと縁があって、プラハに4泊しました。
そのうちの半分以上は、プラハ市内にはいませんでしたが、、、汗
でも、せっかくなので、ちょっとだけ市内観光っぽいこともしました。
まぁ、一人で歩いている「旅人」は、滅多に居ませんでしたが…
(やっぱ、異国の都会で一人っていうのは、寂しいものがあります…)
***
ただ、プラハはとてつもなく素敵な街でした。
こちらが、プラハ市内を代表する「ティーン教会」。
1365年に建てられたものらしい(その元はなんと1135年!)。
この教会の前の建物は、学校らしいけど、、、
それにしても、凄い存在感です。
ティーン教会の前は、旧市街広場になっていて、
世界中のツアリストが集合しています。
日本人らしき人はあまり見なかったなぁ。。。
(アジア人は多かったけど、、、)
この写真、かなりお気に入り。
手前左手の建物は、「旧市庁舎」。
旧ってことは、今は使ってないんですかね?!
この旧市庁舎前に描かれた27の白い十字架が見どころ…かな。
プラハの街は、もう、どこを歩いても美しいんです。
初めて、海外に来た気持ちになるほどに。
僕は、こういう路地裏が大好き。
なんか、カッコいいっていうか。
これがどこなのか、もう分かりませんけど、、、汗
で、街を歩いていると、ふと見かけた古い古い教会。
こちらは、「塀の中の聖マルティン教会」と言うそうです。
なかなか、「ゴシック」な感じが出ていて、好きな教会です。
ヴィジュアル系的には、夜、ここに来たいところです。
馬も走っていました。
まぁ、「観光客向け」のパフォーマンスですね。
でも、ウィーンほどではなかったかな?!
で、こちらが、「火薬塔」です。
一番人が賑わう「ツェレトゥナー通り」の入口に立つ塔です。
これも、カッコよかったなぁ、、、
駅前から、旧市街広場に向かう途中の歩行者通り。
この写真も、僕的にお気に入り♪
文字は読めないけど、、、、
どもー♪
なんか、日本のお笑いの誰かに似てる?!
こんな感じで、ユニークなお店がいっぱいあります。
プラハは、お金がかかる街ですね。。。
(僕はほとんどお金を使ってませんが、、、)
こんなカフェもありました。
これを見ていたら、THE SLUT BANKSが恋しくなりました(苦笑)
なかなか、、、
こんな素敵なガラス細工の品もありました。
ちょっと、欲しかった・・・汗
こんなのや、、、
こんなのも売っていました。
綺麗です。
お金、欲しい(苦笑)
プラハの魅力は、こういう「路地」にあるのかな、と。
いわゆる「おしゃれな裏道商店街」がいっぱいなんです。
銀座みたいな感じ?!
世界的な観光地とあって、こういうパフォーマンスも充実。
ドラムの女の子が、カッコよかった♪
じぃっと見入っちゃった。
なんか、ジャジーな曲を、即興で演奏していた感じでした。
ふと、こんなものも見つけました。
Japonsko=日本。
74999コルナ=約38万円、か。
8泊10日コース。うん、こんなもんかな?!
中央駅から少し離れたところにあるローカル駅の「プラハ・マサリク駅」。
かわいい電車でした。
ローカル線の旅もしたかったなぁ、、、
いつか、、
きっとリタイアした後かな、、、苦笑
さて。
僕が、プラハに来たかったもう一つの理由。
それは、カフカです。
カフカが生まれ、育ったのもプラハでした。
カフカとの出会いは、BUCK-TICKの歌詞を通じてでした。
BUCK-TICKの「PHYSICAL NEUROSE」という曲があります。
その最初のテキストがこちら。
>Catastrophieで生まれた天使は oh oh oh Vampire
>夢から覚めたら グレゴール・ザムザは oh oh oh Metamorphose
この「グレゴール・ザムザ」って何だ?!って思って、調べたのが中二の頃。
で、カフカと出会いました。
『変身』も、その頃、読んだのですが、意味が分からず、挫折しました(苦笑)。
今でも、よく分かりませんが、、、汗
それ以来、何度も彼とは出会いました。
そして、知られざる短編『父親の気がかり』に出てくるオドラテクに惹かれました。
『城』とか『審判』とか『流刑地にて』とか『掟の門番』とか、大好きになりました。
ドイツ語で読みたいと思い、ドイツ語のカフカコレクションも買いました。
そんなカフカは、ユダヤ人で、プラハのユダヤ人地区=ゲットーで生まれたんですよね。
だから、そういう視点で、この場所を訪れてみたかった。
生家は今、カフェになっています。
これは、ちょっと嫌だった、、、。
なんで、カフェ?!汗
なんか、雰囲気がない。
なんで、カフェなんか、作るかなぁ、、、汗
こちらが、カフカの生家なんですって。
手前のテラスが、とっても邪魔だ、、、(苦笑)
さらに、、、
素敵なカフカ専門?の本屋さん(NPO)も見つけました♪
このお店は、カフカの本やカフカについての本や文献を主に扱っているお店。
マイゼルシナゴークの近くにあります。
このお店、本もすごい充実しているですけど、秘密があって、、、
このお店の奥に扉があり、そこをさらに進むと、、、
こんな展示があったんです。
カフカについての貴重な資料や写真が綺麗に展示されていました。
これには、興奮した。
幼き頃のカフカ。
なんか、とっても真面目そうですね。
事実、真面目な青年だったそうです。
カフカがいた頃のプラハの街並みみたいです。
なかなか活気があります。
今も昔も、プラハは、中欧の中心地なんですよね。
等身大のポスターもありました。
つい、一緒にツーショットで写真を撮ってしまいました(苦笑)
外から見たら、気持ち悪いですけど、、、
一生の宝物にします。
「カフカとツーショット、撮っちゃった♪」って。
これが、初版の『変身』です。
感動しましたね。
もう、20回は読んでますから…。
しかし、ふと朝目覚めたら、虫になってたって。。。
この「虫」をどう解釈するか。。。
その「謎」がこの本の最大の魅力なんですけどね。
さらに…。
このエリアには、古きシナゴーグがいっぱいあります。
こちらが、マイゼルシナゴーグ。
上のカフカ専門の書店のすぐ近くにあります。
16世紀後半の建物だそうです。
美しい…。
カフカ専門の書店のバルコニーから、このシナゴーグの裏を見ることができました。
こうなっているのか、、、と感心。
で、こちらが、スペインシナゴーグ。
こちらも、なかなかミステリアスな感じ。
なんていうか、アラベスク文様がなんとも、、、
こちらは、旧新シナゴーグ。
なんと、1270年頃に建てられた最も古いシナゴーグ。
変な名前ですが、当時として「新シナゴーグ」だったらしいんです。
でも、そのあとに、いっぱいシナゴーグが建てられて、古いシナゴーグになったから、「旧・新シナゴーグ」。
なんか、複雑です。
当時としては、新しかった、と。
そびえ立つ優雅を眺め…
頭の中では、BUCK-TICKのあの曲がリフレイン…
いやー、中欧にBUCK-TICK、合います!!!
ご覧のとおり、このユダヤ人地区も、お店がいっぱい。
ユダヤに関する様々なものが売られていました。
あ、
あと、中央駅近くにも、こんな素敵なシナゴーグがありました。
多分、シナゴーグ。
なんか、アラジンの魔法使いを思い浮かべました。
あるいは、ファミコンのシティーコネクション(苦笑)
そして、黄金の都プラハの最大のスポットへ。
どんどん山を登っていくと、、、
見晴らしがよくなっていきます。
プラハの街を一望できます。
そして、しばらく歩いて、登っていくと、、、
見えてきました。
そびえ立つプラハ城…
この瞬間が、一番震えたかな。
おおー!!
凄い・・・
凄いとしか言いようがない、、、
ここからのアングルが一番のシャッターチャンスなんだって。
そう、近くにいるツアーの添乗員さんがドイツ語で言ってた(苦笑)
プラハ城の正面にたどり着きました。
うーん、こういうお城って、遠くから見るもんかな、やっぱり。
プラハ城の中です。
これも、凄かった…。
でも、ツアリストがいっぱいで、、、涙
静かには見られないお城ですね、、、。
ムハ(ミュシャ)氏が作ったといわれるステンドグラス。
美しくて、思わず、立ち止まって、見つめてしまいました。
右下の建物と比べると、このプラハ城のでかさが分かると思います。
いったい、どうやってこんなのを作ったんでしょう?!
人間って、凄い。
何気に、僕がここで一番みたかったのがこちら。
なんと920年に建てられたという「聖イジー教会」。木造ですって。
プラハ城内で一番古い建物らしいです。
なんといっても、この「ロマネスク様式」のデザインです!
ロマネスクですよ!
またまた、BUCK-TICK登場です(僕の脳内に…)
ロマネスク様式って、なんかかわいいんですよね。
ロマンティックというか。そうか、だからロマネスクなのか…。
あと、見どころとして、「黄金の小道」というエリアがあります。
が、ここは「有料」。
お金がないので、今回は断念しました。
いつか、来たいなぁ。。。
その黄金の小道の先にあったのが、こちら。
黄金の小道ならぬ、黄金のXXX(苦笑)。
みんな、この黄金のアレを握って、撮影していました…。
まぁ、ユーモアってことで。
で、この黄金のXXXを通り過ぎると、あとは下り坂を下るのみ。
さ、戻ります。
なんか、いい感じです。
最も人が集まる「カレル橋」が見えます。
今日も、人がいっぱい。
…
で、下に降りた途端に、天気が一気によくなりました。
あと少し、遅くに城に行くべきだったか、、、
(こっちの天気はいつもだいたい夕方頃に晴れだすんだ…)
というわけで、、、
プラハとサヨナラです。
4泊5日でしたが、お世話になりました。
また、いつか戻ってきたいと心から思います。
プラハのメインステーション。
駅の構内。
なかなか洒落てます。
怖くもないです(苦笑)。
さ…
行きますか…
サヨナラ、プラハ。
最後に。
この5日間、何が一番辛かったって、、、
言葉もさることながら、、、
これ。
地下鉄のプラットホームまでのエスカレーター。
ハンガリーもそうでしたが、中欧~東欧のエスカレーター、怖すぎです。
だって、直線で、斜めに、どわ~っと降りていくんですもん。
足を踏み外して、転げ落ちたら、即死ですよ、これ。
日本やドイツには、こういうエスカレーター、まずないです。
「安全性」を重視しているから。。。
でも、きっと、安全性を重視できるほどに、経済的に豊かなんでしょうね。
とにかく、このエスカレーターが恐怖でした。
マジで、怖かった…。
PS