前に、らんちばさんのブログを見て、「これは、行きたい!」と思ったお店です。
その名も、
関東ラーメン
です。
なんと、ダブル暖簾!(笑)
立体的な暖簾構造になっています。
ここ、何気に、注目ポイントかもしれません。。。
店内に入ると、76歳のおばあちゃん店主さんがいました。
このおばあちゃん店主さんが、なかなか個性的なお方でした。
個性的、というよりは、「独自の思想」をもった方でした。
その独自の思想とは、「食=健康=人生」というような思想でした。
「人間は、食を通じて、健康になる」、そういう話を聴かせてもらいました。
メニューもいっぱいです。
基本的には、「ラーメン屋さん」のようですが、、、
(ラーメン一杯、500円!)
各種定食や、おそばもあるんですね。
しかも、そばつゆも、ご自分で作っているんですって。
「こだわり」のお店ですね。
なお、、、
こちらのお店は、おばあちゃんの旦那様が考案されたものらしいです。
すでに他界されており、おばあちゃん店主さんが一人で店を守っている、ということになります。
「あの人は、本当に美食家だった」、とおっしゃっていました。
そこに、僕は、「深い愛」を感じました。
さらに、こんなセットメニューもあります。
でも、僕のお目当ては、「揚肉ラーメン」!
つまりは、「パーコーラーメン」です。
パーコーラーメン大好きな僕としては、もうワクワクです。
でも、その前に、、、
冷奴♪
もちろん「サービス品」です。
いいんですかね、、、汗
「いいのいいの。食べて♪」、と。
こういう経験って、都会のイケイケなお店ではできない経験ですよね。
ローカルなお店だからこそ、、、
さらに、ナスのおひたしと、スープに使った丸鶏の和え物。
どちらも、まさに「田舎のおばあちゃんの手料理」って感じで、感動しました。
素朴な味わい。昔の味わい。
こういうのって、イマドキの人はまず食べないだろうから、新鮮な経験になると思います。
(しかし、すごいサービスです、、、汗)
で、こちらが、揚肉ラーメンです!
もちろん揚肉=パーコーは、注文が入った後に、作ります。
なので、少し提供までに時間がかかります。しかも、おばあちゃんですからね。
気長に待てる人のみ、かな?!
ラーメンのスープは、かなりかなり淡泊というか、薄味になっています。
無化調のスープで、どこまでもあっさりとしています。
このあっさりさ、ダメな人にはダメかもしれない、、、
(ドイツで食べる醤油湯みたいな感じ)
ただ、「健康」にはよさそうです。
zoom up!
揚肉は、とんでもなく旨いです。こんな美味しいパーコー、食べたことがないっていうくらい。
パーコーがジャンクなので、ラーメンと一緒に食べると、ちょうどいいかな、という感じ。
っていうか、これだけ美味しいお肉ですから、ご飯と一緒に食べたい(苦笑)
ただ、ラーメンに入れる意味もあります。
ラーメン自体がとってもシンプルで極あっさりなので、揚肉と一緒に食べて、いい感じになります。
麺も、昔ながらのいい感じの麺です。
かつてのご主人(亡き夫)が選びに選び抜いた麺なんだとか。
それを、おばあちゃんは頑なに使い続けているんですね。
こちらは、一杯500円のラーメン。
シンプルです。
スープは、揚肉ラーメンと一緒。
ただ、パーコーが入らないので、最後の最後までスーパーライトです。
ホント、味がライトなので、誰でも食べられそう。
(きっと、そういう想定のラーメンなんだと思います)
さらに、最後に〆のご飯とお漬物を頂きました。
なんか、「フルコース」を頂いた気分になりました。
凄い、、、
***
このお店は、味にうるさいラーメンフリーク向けのお店ではなさそうです。
きっと、こういうお店ですから、日によってスープの味が変わっていると思います。らんちばさんのレビューとはまた違う印象を受けました。僕の食べたラーメンのスープは、とてつもなくライトで、淡白でした。
濃い味に慣れたラーメン好きの人だと、ちょっと無理だろうな、と思いました。
ただ、別の日に行ったら、また違う感想を抱くのかもしれません(そこが難しいところ)。
でも、「行く価値」のあるラーメン屋さんだとも思いました。
いつまで続くか分からないお店ですが、今はまだ元気に営業しています。
地元でも、「あ、このお店、見たことがある!」って人は多いと思います。分かりやすい場所にありますから。
是非、「新しいラーメンの経験がしたい」、という人は、このお店に行ってほしいと思います。
ある意味で、かなりぶっ飛んでいますし、個性派ラーメン店でもあると思いますので、、、
関東ラーメン、でした。
また、来たいな。
そして、おばあちゃんとまた語り合いたいなぁ、、、
素敵な時間を過ごすことができました!
PS
あと、(おそらく)らんちばさんの記事を見て、やってきた人も数人いるそうです。「知らないお客さんがやってきて、写真を取って、帰っていくのよー。ネットで、書いてくれた人がいるのよね。嬉しかったわ。どんどん宣伝してほしいわ」、とおっしゃっていました。
さすがです★