今回訪れたのは、カウアイでも最も大きなショッピングモールの中にあるチャイニーズレストランの「Hos Chinise Restaurant」。ここのサイミンが美味しいとのことで、やってきた。
まあ、見た感じは、フードコーナーの一角にある小さな中華料理屋さん。そんなに期待できそうもないなあ、と思いつつ、店内に入る。
店内のメニューを見ると、「Wan Tan Main」と書いてあった。聞くと、ワンタン入りのサイミンとのこと。いわゆる、「ワンタンメン」だ。こっちのワンタンメンはどんなものだろう?!と、興味本位で注文してみた。6ドルだった。
出てきたサイミンは、やっぱり発泡スチロールのカップに入っていた。これは仕方ない。
しかし、とにかくどんぶりが深い。しかも表面を見ると、ワンタンとセロリと白菜しか浮いていない。フォークで、スープをかき混ぜても、麺は出てこない。ワンタンがでてくるだけ。「んんん? しまった! これ、ワンタンスープだ!!」と思い、自分の聞き違いを憂いた。「サイミンにしておけばよかった・・・」。しかし、残すわけにはいかないし、とりあえずしぶしぶ食べた。スープは、化学調味料(?!)とセロリとチキンスープの味。なんともいえない微妙な味わい。ワンタンは、皮が太くて、固め。もっちりしていて、なかなかGOOD。日本でも通用するかも!? とはいえ、ワンタンスープ。「はあ」とため息をついた。
が、しかし、しばらく食べていると、突然、麺が現れたのだ!!! しかもなかなかコシのある中太麺。
「おおおおおおおおおおおおおおお」
底の深いカップの奥底に、麺が隠れていたのだ!!! この瞬間、とてつもない大きな感動が僕の中で生じた。「おお、これぞ、まさに、ワンタンメンだ!」、と。
この瞬間、僕の中で、このサイミンの評価が、マックスに高まってしまった!! ないはずの麺が、スープの奥底に隠れていたのだから!! こういうラーメンも面白いかも。最近、ダブルテイストなるラーメンが日本で主流となりつつあるが、こういう二層式ラーメンも面白い。最初、スープとして楽しんで、その後、麺が登場し、スープがラーメン(サイミン)に変容する。そういうラーメンがあっても面白い!
ただ、このサイミンも、Hamura’s Saiminや、Okazu haleのような本格的サイミンとは異なり、ジャンクフードというか、大量生産的側面というか、そういう印象が強かった。
さて、明日から、オアフ島、ホノルルへ向かう。明日から、怒涛の如く、ラーメンを食べまくります!! 乞うご期待!