久々に、デュッセルドルフにやってきました。
前回は、2015年2月なので、実に2年10か月ぶり!!(;´・ω・)
マジっすかー!?
そんなに過ぎたのか…。
それはさておき、、、
今回は、現地に住む長年の友人のお勧めで、
茶蔵(SAKURA)
というお店にやってきました!
今年できたばかりのデュッセルドルフの新店です!!
なんと、オープン時と閉店時にだけ、ラーメンが提供されるんだとか!?
出来立てホヤホヤの新店です。
中は、こんな感じで、めっちゃオシャレです。
このお店は、ラーメンも食べられるけど、モダンな日本レストラン、ですね。
日本人の街、デュッセルドルフとあって、日本人客がいっぱいでした。
他の街では見られない光景だよなぁ、、、
(特に最近は、中国人に圧倒されて、日本人の存在感が全然ない、という…)
(加えて、若者たちの内向き志向もあるのかも? 日本の若者に全然会わない…)
(でも、こちらのお店には、若いスタッフさんが数人いましたかね!?)
さて、気になるのは、ここのラーメン!!!
ジャジャーン!!!
ありました!!!
「名物茶蔵のらーめん」って書いてあります。
いいじゃないですかー!!!
店員さんによると、「混んでくると、ラーメンが提供できないんです」とのこと。
「開店直後か、閉店間際なら、ラーメンが食べられます」、と教えてくれました。
僕らは、閉店直後だったので、すぐにラーメンを注文しました。
もちろん、店内連食で、二杯行きますよー!
まずは、絶対に1の「豚骨魚介醤油らーめん」ですよね。
これは、絶対に食べたいところ。
いわゆる「魚豚系」(あるいは「またお前もか系」!?)。
ドイツで、こういう豚骨魚介醤油ラーメンはやっぱりまだまだ珍しいんです。
あと、どうしようかな、と悩みに悩み、、、
「あっさり醤油らーめん」をいただくことにしました。
いわば、「あっさり系」と「濃厚系」の両方をいただこうかな、と。
豚骨ベースの味噌らーめんも気になるところですけど、、、(;´・ω・)
さらに、いろんなメニューがあります。
「和風ビーフステーキ」もいただきたいなぁ、と。
お刺身も各種、そろっていますねー。
ドイツだけじゃないけど、もう今やSUSHIは世界のグルメ。
お刺身だって、今や、世界のグルメなんです
更に、日本の居酒屋で定番のメニューがずらりと並びます。
凄いなぁ、、、
さすがは、日本人8000人が暮らすデュッセルドルフなだけはある、、、
創作ロール系もたしかな充実です。
カリフォルニアロールから始まったSUSHIの新たなムーブメント。
世界中で、SUSHIが愛されているんですよね。
「お寿司」じゃダメだった。
「お寿司」が「SUSHI」にメタモルフォーゼすることで、世界に広がったんです。
きっと、ラーメンも同様のメタモルフォーゼが必要なのかもしれません。
否、ラーメンはそもそも「多様」なので、その土地その土地にあったラーメンができることが望ましい。
デュッセルドルフから始まるRAMENのストーリーはまだまだこれから、、、か。
オリジナルの「肉鍋」もありました。
胡麻とんこつ味の肉鍋、食べてみたいなぁ、、、
でも、今回はラーメンに集中します☆
ラーメンの麺も、鍋に投入できるみたいです。
いいなぁー。こういうお店。
日本にも、僕の家の近くにも、こういうお店があってほしい、、、(´;ω;`)
さらに、おススメの限定メニューもずらり!
「売り切れ御免」の「あん肝」なんかもあったりします。
凄いなぁ、、、
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!!
まずは、「あっさり醤油らーめん」から!!
もうね、一目見た瞬間から、僕の気持ちはウキウキでしたよ。
「うわー、もう、こりゃ、ホンモノだ~~」って。
スープは、あっさりと銘打っていますが、シャープでキレキレでした。
魚介っぽい風味がかなり強めに聞いていて、和風ラーメンを感じました。
聴けば、香味油をかなり強めに効かせているようです。
僕のイメージ的には、海空土に近い感じかなぁ、と。
清湯系だけど、こってり感の強いラーメン、というか。
(ただし、煮干し系のダシは使っていないような感じでした)
昔ながらのラーメン、というよりは、イマドキの端麗醤油系に近い感じ!?
オーソドックスでありながらも、先鋭的な感じがしました。
注目すべきは、ここのチャーシューの素晴らしさ、でしょう!!
肉厚ででっかいチャーシューがどかーんっと乗っています。
こりゃ、たまりません、、、
ドイツレストランのお肉って、脂身がかなり少なめですが、
ここのチャーシューは、嬉しいほどに脂がのっていました。
麺も、素晴らしかったです。
どこの麺なんだろう、、、!?!?
おそらく、西山製麺ではないとは思いますが、、、
でも、ちゃんと日本クオリティーを感じるしっかりとした麺でした。
このスープには、この麺でばっちりだったかなぁ、という感じですかね。
文句なし!です。
(さんざん、とんでもない麺を食べてきたからなぁ、、、)
量もわりとボリューミーで、一杯で満足できる感じですかね。
煮玉子も、しょっぱさがあって、美味しかったです。
ちゃんと味のついた煮玉子になっていて、手間暇かけているのが伝わってきました。
いいなぁ~~~♪
…
そして、、、
どどーん!!!
こちらが、茶蔵の「豚骨魚介醤油らーめん」です!!
え!?!?
これ、「豚骨魚介醤油」っすか!?!?(;´・ω・)
真っ白い白濁の豚骨ラーメンにしか見えないんですけど、、、(;´・ω・)(;´・ω・)
スープを飲むと、、、
むむむむ!?!?
これは、いわゆる九州系の豚骨ラーメンじゃないのか!?!?、、、
魚介???
色々と味を確かめてはみるものの、魚介スープが感じられないぞ、、、(;´・ω・)
味的には、マイルドでクリーミーな白濁豚骨ラーメン。
これ、「醤油ダレ」を使っているの???
謎が謎を呼ぶ一杯だ、、、(;´・ω・)
香味油に魚介が含みこまれている可能性はあるかな。
魚粉も若干入れているっていう感じ!?
きっと、うっすらと「隠し味」的に魚介のダシが入っているのかもしれません。
でも、「知覚」レベルでいうと、「マイルドな豚骨スープ」かなぁ、、と。
驚いたのは、このぶっとい麺!!!
うどんみたいにぶっとい麺でした。
二郎ラーメンもびっくりの太さ、ですね。
ここまでぶっとい麺を出してくるとは、、、
おそらくは、ドイツで最もぶっとい麺といえるほどの太さでしょう。
日本でも、こんな太い麺、なかなか見かけませんよ。
茶蔵、恐るべし、、、
もちろん、コシもあって、ちゃんとした中華麺になっていました☆
これは、、、なんだったかな、、、(;´・ω・)
スパイシー生春巻き、みたいな感じ!?
もう、これが、めっちゃ美味しくて、たまりませんでした。
これが、ヨーロピアンスタイルの新たなアジアングルメですよ。
日本だと、まだまだここまでは振り切ってない気がします。
この振り切り感がたまらないんです。
食感もとてつもなくよくて、これは何度でも食べたい絶品でありました。
甘さと辛さとマヨラーな感じがマジで、ツボでした。
で、こちらが、「炙りサーモン&クリームチーズ」(巻き)です。
もう、ここまで振り切っちゃえば、何も怖いものはないでしょう☆
サーモンにいくら、そして中はクリームチーズ。
日本人的には、「!?!?!?!」って感じでしょうけど、、、
でも、これが、ぶっ飛ぶほどに美味しかったです。
いくらも臭みがなくて、とっても美味しくて、クリームチーズもしつこくなくて。
洋風であり、和風であり、エスニックであり、トラディショナルであり、、、
いやー、もう、これを僕はどう書けばいいんだろ、、、
とにかく、美味しすぎる(そしてやりすぎ系の)ロール巻きでした。
こっちは、「スパイシーツナロール」だったかな(失念…)。
いわゆる「まぐろ」のお寿司ではあるんですけど、、、
もう、いじりまくりって感じで、日本のまぐろ寿司とは全然違います。
ジャンクで、ジャンクで、味もかなりいれまくっていて、、、
日本のジャンクなお寿司とはケタが違う洋風SUSHIでした。
そして、「和風ビーフステーキ」です!!
和風ってことは、和牛???
和牛だと言われれば、和牛な気もするし、そうじゃない気もするし、、、
よく分かりませんでした(;´・ω・)
ですが!!!
ステーキソースは、ばっちり「和風」でした!!
醤油系の香ばしいステーキソースで、あたかも日本にいるかのような気分になりました。
とにかく、ソースが、タレがこっちと日本とでは違うんですよね。
決定的に違います。
日本人的には、やっぱり和風タレがいいっす。。。
でも、きっとドイツ人からすれば、こっちのソースがいいんだろうな…。
味って、やっぱり文化に埋め込まれているから、どれがいいとかって言えないんだろうな。
というわけで!!!
茶蔵@デュッセルドルフ。
とてもとても素敵なお店でした。
ラーメン的にも、十分にやっていけるレベルになっている気がしました。
でも、常時、ラーメンを出しているわけではないので、そこをどう考えたらよいのか。
いつか、別の場所で、別ブランド店として、ラーメン店をやる可能性もなくはない!?
できれば、デュッセルドルフじゃなくて、別のエリアでやってほしいところだけど、、、
でも、別のエリアだと、それはそれで「敷居」はとてつもなく高いところもあって…。
世界のラーメンは、まだまだ、これからなんですよね。
茶蔵のラーメンは、またドイツに、一石を投じる一杯になっているようにも思いました。
もしデュッセルドルフに滞在していて、美味しい日本的なレストランに行きたいと思ったときは、かなりいい選択肢になるんじゃないかな、と思います。
ラーメンだけじゃなくて、いろんなメニューがあるので、大勢で来ても、楽しいでしょうねー。
実際、現地で働いている日本人のグループがここで楽しく会話をしながら、飲んでいました。