フッセンからスイスに向かう途中、Buchloe駅で50分くらいの接続待ち合わせの時間があった。このBuchloeという町は、僕ら日本人にはあまり馴染みのない場所だ。接続待ち合わせ以外には利用さえしないだろう。
そんなBuchloe駅前に、アジアレストランを発見。香港レストランだった。とりあえずラーメンがあるかどうかを尋ねてみたら、「メニューにはないけれども、ヌードルスープを出すことはできます」、というナイスな返事をもらった。しかも、焼きソバと同じ値段。
出てきたラーメン(ヌードルスープ)は、ソフト麺がまばゆいあっさりとした湯麺だった。ソフト麺は溢れんばかりで、野菜もたっぷり。ボリュームは満点だ。
このソフト麺が意外にもコシがあって、モチモチしていて、なかなかの食べ応えだった。最後まで飽きずに食べられた。スープはかなりあっさりしているが、味は結構濃い目。しょっぱさもある。油はかなり控えめだ。こっちの特徴だが、油少なめ、味濃い目というのがスタンダードなのだ。
Buchloeはほどほどに小さな町なのだが、かなりの賑わいを見せていた。っていうか、すごい大繁盛だった。ヨーロッパでは、イタリアンとチャイニーズが庶民の定番メニューになっている。どこに行っても、パスタやスパゲティー、焼きソバや焼き飯を食べることができる。
こちらのB級グルメでも、やはり「麺」は欠かせないファクターなのだ。もちろん、ドイツのB級グルメといえば、カレーソーセージ、ケバブ、シュペッツレなどがある。カレーソーセージは、本当に定番中の定番だ。また、ブレッツェ(プレッツェル)も庶民の味方だ。しかし、これらはどちらかといえばテイクアウトが主流。お店で気軽に食べる料理となると、トルコ料理か、イタリアンか、チャイニーズっていうことになる。最近は「SUSHI BAR」も増えているが、まだまだお茶の間って感じじゃない。
ここ、香港大酒楼は、バイエルンの田舎町の庶民の暮らし(とりわけ昼食)を支える重要なレストランのようだった。
CHNA RESTAURANT 香港大酒楼 HONG KONG GARTEN
Bahnhofstr.57
86807 Buchloe
08241-99-6869
OFFなし(Kein Ruhetag)
11:30-15:00/17:30-23:00