8月15日から約3週間。
ポーランド、ドイツ国内を飛び回りました。
いつになく、ハードな旅でした。
いや、いつもどおり、か(汗)
フランクフルト→ライプツィヒ→ワルシャワ→ベルリン→ハンブルク→リューベック→ゾルタウ→またリューベック→アイゼナハ→シュトゥットガルト(ギーンゲン)→フランクフルト、というコースでした。
結局、ドイツは北から南まで、、、汗
とにかく荷物が重かった、、、涙
今回は、1週目が学会、2週目が研究活動、3週目は「未定」というプランで渡欧しました。「未定」をプランに入れたのは、今回初めてで、こっちに来てから、色々と考えて、行動してみました。
まぁ、うまくいったのか、いかなかったのか。。。微妙なところですが、一定以上の成果はあったかな、と思っています。
***
というわけで、「最後の夜」。
上の写真は、フランクフルト中央駅の夜の画像です。
最後の夜は、やっぱり少し寂しい。
この三週間があまりにも「ぎゅっと」詰まっていて、充実感もある。
その分、それが終わってしまうことが、寂しい。
夜のフランクフルトは、なかなかカオス。
ドイツ語じゃない言語が飛び交っていて、、、、
若い「外国人」(男性)が恐ろしいほどにたくさんストリートにいる。
最後の最後に、「ドイツのもう一つの(新しい)顔」を見た気がした。
これだけの若い男性が夜のフランクフルトにいる、ということは、
それだけ、たくさんの「恋」があり「性」があるんだろうな、と。
ふと、今回、「アガペーの家」で出会った難民の若いお母さんの顔がよぎった。
この数年、ドイツには、膨大な数の難民や移民が集まっている。
ドイツ語だって、ロクに習わないまま、この地にたどり着いている。
祖国を追われ、祖国が破壊され、そして、逃れるようにたどり着いたドイツ。
そこで、必死に生きようとしている。
「生の鼓動」が聞こえてくるような気がした。
もちろん、ドイツ国内には、難民を大量に歓迎したメルケルへの批判も強い。
保守政党の支持もぐんぐん上がっている。
でも、リアルには、とんでもない数の「外国人」がこの都会にやってきている。
フランクフルト中央駅前のカイザー通りは、異臭が漂っていた。
ドイツ人らしき人はほとんど目にしなかった。
若干、「のっとられた感」さえする。
(もともと、カイザー通りは「歌舞伎町」みたいな場所で、危険なエリアなんだけど)
でも、18年前に見たカイザー通りとは違っていた。
「ここは、どこかヤバい国のヤバいところか!?」、と思った。
一緒にいたドイツ人の女の子も、「怖い」、と漏らしていた。
あの「異臭」は、ドイツでは経験したことのないものだった。
カイザー通りを歩いたのは昼だったけど、夜になればそこはもうカオスだろう。
警察官も、数人組になって、治安維持のために尽力していた。
ドイツは安全なのか、危険なのか?
その一つの答えを見つけた気がした。
これだけの「外国人」を抱えているドイツ。
これほどまでに、難民や移民を受け入れているのに、これだけ治安を守っている。
これは、凄いことだろう、と思った。
今後どうなるかは分からないけど、今のところは、頑張って治安を守っている、と言えるだろう。
21世紀のドイツは、確実に、「人種のるつぼ」の国になりつつある。
ゆえにか。
ドイツの新聞で、「インクルージョンのために、学校でのドイツの国歌斉唱を義務にしよう」、という議論が起こっていることが書いてあった。日本で、日本人の子どもに国歌を斉唱させるのとは意味が違う。
ドイツでは、「非ドイツ人を含め、みんながインクルージョンできるように、国歌を使おう、としている。
アメリカがそうであるように、ドイツでも、非ドイツ人の方が国歌を一生懸命に歌うのだろう。この国に適応するために。
赤ちゃんポストもまた、そういう背景の中で、今も「利用」され続けている。
「融合」と「排斥」の中で、色んなコンフリクトが起こっている。
その中に、男女の問題があり、妊娠の問題があり、緊急下の女性の問題がある。
そんなことを、最後の夜に考えました。
そして、最後の朝。
今、こっちは、4日の午前10時前。
あと少しで、フランクフルト空港に向かいます。
ずっとずっと、この3週間、天候に恵まれ、いい天気でした。
が、最後の朝になって、初めて薄暗いドイツの朝を見ました。
まるで、僕が日本に帰るのを寂しがってくれているかのように、、、
***
無事に帰国できるといいなぁ、、、(汗)
とりあえず、空港に着いて、手荷物を預けて、そして出国検査を受けて、
無事に飛行機の中に入るまでは、緊張感は拭えないので、、、
最後の最後まで、油断しないで、頑張ります。
三週間、毎日のようにブログも書いてきました。
まー、例のごとく、食べ物の記事が圧倒的でしたが、、、汗
でも、珍しく、ちゃんと「日記」も書けたかな、と。
というわけで、、、
読んでくださったみなさんには、感謝します!
…とはいえ、まだまだ書けていない記事がいっぱいあるので、、、
それは、また帰国後に、細々と書いていきます。
サヨナラ、ドイツ。
ただいま、日本。