Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

清華@天王台 野菜たっぷり「スープカレーラーメン」はどこか欧風テイスト!+α

我孫子界隈には、カレーラーメンを提供しているお店が確かにあります!

こちら、「中華料理清華」では、なんと「スープカレーラーメン」が出されているとかで、期待度はMAXであります。

http://ramendb.supleks.jp/review/339550.html
http://r.tabelog.com/chiba/A1203/A120304/12026147/
http://u.tabelog.com/taniysdinner/r/rvwdtl/2848390/

このお店は、いわゆる「町の中国レストラン」ですね。創業30年。なかなか古いです。60歳くらい(?)のご主人さんとそのご家族で切り盛りしているようです。ただ、クローズドキッチンなので、店主さんとはお話できませんでした(;;)

店内は、テーブルメインで、まさに中華レストランって感じです。ラーメン屋さんというわけではなさそうですが、ラーメン各種、しっかりと取り揃えています。町柄か、ラーメンだけだと厳しいのかな、と。

   

ですが、メニューをよく見ると、、、これ、ラーメン屋さんじゃないですか? ラーメンと焼きそばがメインのお店ですよ。中華料理と店名に入ってますが、実はラーメン店じゃないですか。焼きそば+ラーメン専門店です。とするなら、このお店、十分にラーメン専門店として考えていいはずです。

ま、それはさておき、ここで見つけた「カレーラーメン」(800円)。メニューには、カレーラーメンとあります。が、お店の壁に貼られていたポップには、「スープカレーラーメン」とありました。ここでは、イメージしやすいように、「スープカレーラーメン」と表記します。

  

「若」では、中華風あんかけカレーラーメン、「みのりや」では、王道和風カレーラーメン、そして、こちらの「清華」では、スープカレーラーメンですよ。どこも、個性的で、どれも特徴があって、そして、どれも美味しい。いやはや、びっくりです。

こちらのスープカレーラーメンは、野菜たっぷりで、サラサラっとしたカレー味のラーメンになっていました。さらっとしていますが、どこかクリーミーでマイルドです。クリームかミルクが使用されているような感じでした。マイルドな味わいのミルキータイプ。それに、たっぷりのバジルがふりかけられていて、どこかエスニックな感じもします。が、基本的には、英国風カレースープって感じですかね。つまりは、欧風カレーラーメン。

このラーメンの最大の特徴は、やはり野菜など具がたっぷり入っていることです。

じゃがいも!まで入っています。から揚げまでも入っています。玉ねぎ、ブロッコリー、ニンジン、トマトも入っていて、食べていて楽しいんです。ジャガイモが入っているカレーラーメン、嬉しいじゃないですかー。

麺は、今回の3軒の中で最もしっかりしていました。ただ、こういう地ラーメンの場合、麺の美味しさを、いわゆる「フリーク的視点」から語るのは、ナンセンスだと僕は思っています。その土地の人に一番合った麺に、「すでに」なっているからです。ただ、それを考慮しても、ここの麺が一番ラーメンの麺になっていました。

そして、最後に♪

杏仁ゼリーを頂きました♪ これ、カレーラーメンの後にぴったりですね。それに、この綺麗な形になんともうっとりしてしまいました。ゼリーなのが、ポイント高いですね☆

こんな場所にあるお店です。

***

<我孫子カレーラーメン考>

我孫子の町に静かに根付く「我孫子カレーラーメン」、たしかに存在しています。

僕がすごくいいなぁって思ったのは、これだけカレーラーメンがあるのに、町おこしに利用されていない点です。いわゆる町おこし的なご当地グルメブームは、厳しく見れば、所詮「ブーム」です。ブーム必ず廃れます。そういう点からすると、「町おこし」の手段に利用されていないカレーラーメンは、本当に静かに根付いている本当のご当地グルメと言えます。多分、提供しているお店の人自体も、これがこの土地に固有なメニューだと思っていないんじゃないですかね。そこが素敵なんです。(これを、僕は「反省的ではない地ラーメン」と呼んでいます)

それから、らんちばさんも既に記事に書いていますが、この我孫子カレーラーメンには、「元祖」となるモデル的なお店、パイオニア的なお店がありません。ゆえに、「カレー」という共通項はありながらも、その姿は実に多様です。今回の三店は、どれも違う味わい、違うカラーのカレーラーメンでした。それもまた、本当の地ラーメンの姿だと思います。

また、我孫子カレーラーメンは、もともとのこの地の文化ともつながっていて、そこも面白いです。この我孫子という土地は、かつて文豪と呼ばれる当時の進歩的な知識人が保養地として続々とやってきたそうです(過去のタクシーの運転手さんの解説より)。そして、その影響から、この土地は、いわゆる洋食文化が他の地域に比べて発展していたそうです。それゆえに、我孫子には、カレーのみならず、日本を代表する日式欧風料理(つまり洋食)が根付いているんですね。だから、ラーメンも我孫子化されて、つまり洋食化されて、カレーラーメンとなった。すごく単純にストーリー化するとそういうことになるんです。

それだけではないです。ここから50キロくらい離れた利根川沿いの小見川には、伝説のカレーラーメン、「実之和食堂」があります。かつては、道路以上に川が人の動きを規定していました。そういう点からしても、この我孫子のカレーラーメンと小見川のカレーラーメンが共に独自に生まれている背後に、何か連続性らしきものも(やや誇張的にですが)確認できると思います。カレーラーメンは、ひょっとしたら、千葉の最北一帯に広がっているかもしれません。とすると、我孫子のみならず、千葉北部全域が「カレーラーメン文化圏」ということになるかもしれません(…やば、妄想が止まらない)。

房総半島は、これまでの探求から、玉ねぎラーメン文化圏になっている、と言えます。そして、それとは別に、北部、利根川沿いに、カレーラーメン文化圏があったとしたら、これはこれで、とんでもない再発見ということになりますね。ま、そこまではなかなか言えないと思いますが、、、

今後も、この我孫子カレーラーメンについては、力を入れて探っていきたいと思います。

(やば。千葉のラーメンって奥が深すぎる、、、汗。。。 で、面白すぎます。。。涙)

コメント一覧

ラーメン大好き
天王台のラーメン
天王台のラーメン店は、豆てっぽう一軒だけ訪問したことがあります。確か冬だったと思います温かい担々麺をたべました。まだ訪問してなければどうぞ。
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