沖縄ヴィジュアル系バンド、グレイシアを知っているか?!
このバンドは、沖縄の音と80年代のポップスとヴィジュアル系スタイルをミックスさせたなんともいえないニューウェイブ・ネオ・ヴィジュアル系バンドだ。
とにかくすごいのは、郷ひろみか!?って突っ込みたくなるくらいに、レトロなニューミュージックを演奏しきっているところ。すごいよ。これは。
1曲目が結構沖縄民謡っぽかったので、そういう路線でいくのか?と思いきや、2曲目と3曲目でぶっとんだ。昭和ニューミュージック/アイドルソングなんだもの。古きジャニーズっていっていいかも。太陽の国はすごくカッコイイ。30代~40代の人のツボにはまるはず! 3曲目は、なんかフレンチポップ+ドイツテクノを取り入れたメランコリックな欧風ポップスだし。沖縄民謡、昭和ポップス、欧風ポップス・・・ なんじゃなんじゃ・・・ 5曲目の琉球カルメンは、文字通りカルメン風ヴィジュアル系サウンド。今度はカルメン・・・ ただこの曲が一番ヴィジュアルっぽいかな。6曲目はタイトル通り、さわやかですっきりとした沖縄っぽい曲。普通にいい曲だ。7曲目の菊先紅蒼は、ちょい和風な(EDEN時代の)LUNA SEA?!
01. ハイサイ!!GLACIER
02. 太陽の国
03. 南国少女(Album Version)
04. うりずん日和~レイニーデイ~
05. 琉球カルメン
06. でいごの花が咲く頃に
07. 菊先紅蒼
08. 白兎のララバイ
09. 九月 incense
10. 南国少女(Blue Latin Remix)
はっきり言って捨て曲なし。どれもシングルカットできそうな上質の歌ばかり。この暑い夏にぴったりの清涼感あふれるサウンド。この一枚で暑い夏を乗り切れ!(?!)
でも、ひねくれてみると、編曲のBlue on Blueという方の力が大きいだろうな。編曲の仕方がめっちゃプロっぽいもん。シンセとか打ち込みドラムとか、超凝ってるし、アレンジの仕方がアマチュアじゃない・・・(素人じゃない! 音作りってやっぱり技だから・・・)
でも、グレイシア、応援したくなった。とてもいいセンスをもっていると思う。ただし、ファーストでこのクオリティー。次の作品以降がとてもたいへんだろうな。実際、このアルバムの衝撃を超える作品を作るのは、かなりたいへんだと思う。それくらいいいアルバムなんだけど。。。良過ぎるんだよなぁ。。。
*これ、メジャーデビューアルバムだったのね。。。