面白い一文があったので、メモ程度に。
バウハウスの創設者ヴァルター・グロピウス(1883-1969)は、職人と芸術家の全体を包括するゲマインシャフト(組合)として知られる中世大聖堂の建築小屋(Bauhuetten)に強い関心をもった。この「建築小屋」をモデルにして、このバウハウスという名前もつけられた。グロピウスは、まず1919年、ワイマールにバウハウスを設立した。彼は、その芸術職業学校の校長でもあった。1925年、政治的な理由で、デッサウに学校を移動することになった。そこでも、またバウハウス建築が立てられた。バウハウスはアトリエとしても使われ、また手習い所(職人学校)でもあった。有名な国際的芸術家たちの多くが、20年代~30年代初頭にかけてバウハウスで教授しており、その地で、デザインや建築における実質的・機能的・国際的なスタイルを作り上げた。とりわけ、特徴的なのは、個々の装飾の放棄・断念である。最高クラスの芸術家たちの高度な取り組みによって、「クラシック・モダン」という概念が、強くバウハウスに結びつき、「バウハウス・スタイル」がその(クラシック・モダンの)真の概念となった。第二次大戦後、このスタイルは世界の建築の手本となったのである。
装飾が一切ない機能性重視の建築は、まさに戦後を代表する建築スタイルになったと思う。有名なミサワホームは、このバウハウス・スタイルを手本にして、大成長を遂げた住宅メーカーだったと聞く。
なんか、今の僕としては、装飾ゲバゲバの家に住んでみたい気持ちもあるんだけども、、、
家、建物、ビル、マンション、アパート、団地、それぞれにそれぞれの価値があって、それなりの思想があって、面白いなぁって思う、金曜日の午後。