今、インディーズシーンで最も注目されているバンドが
カル・ヴァリじゃないだろうか。
(っていうか、僕的に一番注目しているんだな・・・)
しかも、
超オシャレでダンサブルでキャッチーで
はじけたナンバーを遂に放出だ。
1.のMystirudom Lipsは、これまでの彼らのサウンドとはうって変わって、
フレンチポップ風で、Cafeとかで流れそうなポップナンバーだった。
この展開には本当にビックリ・・・
しいて言えばラルクアンシエルが先人と言えるのかもしれないが、
ここまでポップでダンサブルではじけた曲は演ってなかったと思う。
そういう意味ではかなり斬新で、新しい音世界を創りあげている。
僕は今後Dance Visual(又はCafe Visual)が主流になると読んでいるが、
まさにその王道を創るような意欲的な作品になっていた。
ヘビーでラウドなV系はもう飽和状態だし、どれも代わり映えしない。
ラーメンだと「濃厚豚骨魚介」ばっかりみたいな・・・
その中で、あっさり系で欧風系で白系で薄味系を欲するのは、
やはり人間のサガというか、罪深いところ。
かといって、ラルクのコピーバンドじゃダメなわけで。
このMystirudom Lipsのイントロのシンセを聴くと、
彼らの斬新な音作りが分かるだろう。
ドラムも打ち込みと生ドラムを重ね合わせているし、
ツインギターの振り分けもうまくできているし、
(ギターソロもなかなか聴けるし、音もよい)
ベースラインも気持ちよく動いているし、
シネマの歌もますます表現力を増してきた。
サビのインパクトもしっかりある。
ちょっと小室ポップっぽさを感じるが、
それはそれで通過点としてはOKだと思う。
2.のトランジスタも1.と同系のサウンドになっていた。
シンセ音を上手く使った楽曲で、
ちょっと中東っぽいギターリフが印象的だった。
で、途中で欧州に戻ってきて、最後は日本のV系王道で!
みたいな。なんか一曲で世界旅行が楽しめちゃいそうな。
遊び心があって、ほどよくノイズが入っていて、
バンド演奏としてもかなりノリノリで。
(途中のベースとドラムのセッションっぽいところが注目!)
この二曲で彼らのすべてを語れるとは思わないが、
今後ますます彼らはダンサブルでポップでおしゃれな方向に行くのでは?
と予感させてくれる作品になっていた。
系統としてはラルクとアンカフェの間くらいに位置するのかな。
欧州ポップス大好きkeiとしては、もっともっと欧州ポップを
勉強してもらって、従来のデジタルポップの枠を超えてもらいたいな。
アンカフェも好きだが、まだ従来の枠を超えてないと思う。
カル・ヴァリはもっともっとヨーロッパのポップスを取り入れて、
音楽的により高い次元に言ってもらいたいな。
僕のこのコメントには根拠がある。
上の写真を見ると、バリバリヨーロッパじゃないか!
右上にはちらりとNeuschwanstein城みたいなのが写っているし。
下の写真はまさに僕が好むドイツ~オーストリアの風景だし・・・
こりゃ、ますますカル・ヴァリを応援しなきゃならんじゃないか。
PS.
ちなみにワタシが一番好きなのが、Dr.の英治郎だ。
彼は渋い。男闘呼組の高橋風で、男臭さが漂うのだ。
(彼のBLOGだと、あんまり男臭くはないが・・・)
今、こういうV系バンドマンっていないから、すごく新鮮なのだ。
ドラムもすごく安定していて、丁寧で、お上手!
(Jukaのサポートドラムをしてたくらいだからね~)
このブログの記事を読むと、
ますます英治郎の魅力が伝わってきます。
(ライブレポなので、読んでてすごく面白いです!文章上手い)
***(かつてのカルヴァリの音!)