Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

らぁーめん屋(アリランラーメン)@長南 秘境の神秘の味!?


市原と茂原の狭間の山の奥の奥に、高齢のおばあちゃんが作る絶品のラーメンがある、という話は前々からよく聞いていた。いつか食べにいきたい!と思いつつも、今日の今日まで行く機会に恵まれず、ずっと憧れのままであった。僕にとっては、「伝説のラーメン屋さん」であり、距離的には東京や神奈川より近くにありながら、どこよりも遠いラーメン屋さんであった。

そんな伝説のラーメン屋さんに、市原の「ホームサービス」という会社の方の案内(+運転)で、遂に、遂に行くことができた。ホームサービスのお二人には心から感謝申し上げます。ありがとうございました!(本当に本当に念願だったので、心の奥底から嬉しく思いました。車のない僕にとっては、この上ない喜びでありました)

その伝説のラーメン屋さんは、なんと名前のないラーメン屋さんで、とりあえず、暖簾に書いてあるように、そのまま「らぁーめん屋」と呼んでおきたい。ちなみに、「古市商店」という名は誤解のようだ。古市商店のちょっと先にかつてあったお店ということで、どこからとなくそう呼ばれるようになったと推測されるが、実際は違うようだ! また、数年前に店を移転したらしく、かつてとは違う場所に店はある。聞いた話だと、かつての場所で大盛況したこともあり、店舗を拡大し、より多くの人に味わってもらえるように、との配慮もあるんだとか。

ちなみに、このラーメン屋さんは基本的に取材拒否のお店ということなので、店舗情報や具体的な場所についてはシークレットとしておきたい。(*僕自身、撮影の許可はもらったが、様々な配慮から写真のみの掲載とさせていただきたいと思います。ご了承ください。場所は他のネットなどで調べられると思います)

お店は、一見さんは絶対にいなそうな場所にある。秘境中の秘境だ。正直、地図を見たとしてもよく分からないのではないか、と思う。しかし、それにもかかわらず、店内は大勢のお客さんでにぎわっていた。すれ違う車もほとんどなかったのに、この一帯だけは車がたくさんあった。これにはホントに驚きだった。そして、店内はかなり広い。建物も古く、実に100年以上前の建物をそのままこちらのお店のために運んできたのだとか・・・

このラーメン屋さんで有名なのが、「アリランラーメン」というラーメン。アリランといえば、韓国の有名な朝鮮民謡で、今も歌い継がれる伝統の歌のタイトルである(参考)(こちらも参照)。なぜ「アリラン」なのかは分からないが、とにかくそういう名前のラーメンなのである。


メニューはこんな感じです。シンプル!

今回は、アリランチャーシューメンと普通のラーメンの二種を食べることができた。

このお店、注文のスタイルからして他店とは全く違っている。お店には、厨房に立つ高齢のおばあちゃんと、フロアを担当するそのお孫さんのお二人がいるが、注文をとるのはフロアのお孫さんではない。厨房に立つおばあちゃんの方から、「お次の方は?」、と尋ねてくる。こちらから注文することはNGなんだそうだ。

その理由は、ラーメンを作る工程にある。ここのラーメンは、おばあさんが一人で作っている。しかも、アリランラーメンは、大きなフライパンで野菜や肉をいためて、その上にスープを入れていく方法をとるので、何人分かまとめて作ることになる(一人文のラーメンを作るのは、手間隙から考えても有意義ではない!)。だから、何人かの注文が入らないと、作り始めないのだ。

厨房には、大量のニンニクが置かれている。これを無造作にフライパンに入れて炒める。お肉やニラも同時に炒める。そして、スープを加えて、玉ねぎを入れて、スープを作り上げる。そして、盛り付けて、チャーシューを加えて、完成!

出てきたラーメンは、かなり大盛りで、ボリューム満点の一杯だった。ラー油が入っているせいか、ちょっと赤黄色い感じがする。見た目でよだれが出てきそう。

アリランチャーシュウ(中:900円)は、梅乃家を彷彿とさせるような豪快なチャーシューメンだった。肉は柔らかくて、ジューシーで、実にシンプルながらに、旨味がたっぷりつまっている。そして、(かつて岡山で食べたベトコンラーメンのように)煮込んだニンニク(でっかい塊)がゴロゴロと入っていて、それがとても美味しいのだ。また、竹岡ラーメンと同様、玉ねぎが大量に入っていて、甘みがしっかりと感じられる。スープは、ちょっと辛くて、さらさらスープで、それほど油が浮いていないさっぱりとしたラーメンスープになっていた。麺は、結構太めのストレート麺で、最後までのびない感じの麺だった。程よい食感の麺で、これはこれでかなり完成されていると思う。チャーシューの他に肉が入っていて、二種類の肉を同時に味わえるってことになる。

通常のラーメン(500円)は、実にシンプルで、王道的な中華そばだった。スープは、アリランラーメンとはうってかわって、非常にあっさりとした醤油の味が引き立つさっぱりラーメンだった。麺はアリランラーメンと同じ。三角ののりが見た目的にいいなぁと思った。なるとがのっているのもノスタルジックでよいと思った。チャーシューも一枚ついている。

アリランラーメンは、本当に美味しかった。それほどくどくはないのに、ものすごいインパクトだ。ニンニクの威力が最大限に発揮されていた。印象としては、スタミナラーメン・ベトコンラーメンと同じ系列のラーメンだったと思う。パワー系と言ってもいいかも。量も多いし、味も超ワイルド。

お店も、おばあちゃんも、ラーメンも、どれも唯一無二の存在ばかりだ。これだけの秘境にこんあユニークなラーメンさんがあるなんて・・・ 本当にすごいと思う。また行きたいなぁと思うけど、いったい次回はいつになることやら。。。

でも、心の底から、ここのラーメンを食べることができてよかった! ホームサービス社の方、本当にありがとうございました。本当によい記念になりました。この上なく感謝しています!

  

是非、探し出して、食べてみてください。他では体験できない感動があります!

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