我が若葉区を誇る超有名人気店の『福たけ』の快進撃は続きます。
桜木本店、市原、ワンズモール、富里(山ねこ)に続き、
今度はまたまた富里に新たな店舗をオープンさせました!
☆おめでとうございます☆
福たけ大好き人間にとってはとても嬉しい情報です。
しかも、「のぼり」ではなく「くだり」に目を配らせているところも嬉しいです。
だいたい人って売れると、「のぼり」に向かっていくものです。
しかし、福たけの視線は、千葉、しかも「くだり」に向いているのです。
都内に行けば、そりゃ美味しいお店がずらりと並んでいます。
名前が売れれば、一気に金儲けもできます。
けれど、福たけにはそういう「名声」や「ステータス」は問題じゃない。
(と、僕は解釈しています)
「福たけにしかできないことがある」
そういう使命感みたいなものを感じずにはいられないのです。
「梨の花」もそうですが、地域を大切にするお店、
地方発で地方そのものを盛り上げる、そういう思想がありそうなのです。
今回のオープンにあたって、福たけの福田さんはこうおっしゃっていました。
「普通のお店でいいんです。この辺りのおばあちゃんとかに食べてもらいたい。
ここの味噌、結構、たくさんのおばあちゃんが注文してくれるんです。
フリークがどうとかじゃなくて、普通にラーメンを楽しんでもらいたいんです」
「どんぶりをもちあげて、スープを飲み干してくれたときに嬉しいんです」
お世辞でもなんでもなく、すごいなぁって思ってしまいました。
こういうところに、ラーメン屋店主の思想があるように思えてならない。
福たけって、もはや全国レベルの人気店。
一流の人間との付き合いも多い。だからこそなのかもしれない。
このお店が安定して売れれば、それはこの地区の雇用の安定につながる。
首都圏から離れれば離れるほど、雇用は不安定になるし、
仕事もなくなっていくし、厳しい現実が広がっている。
だからこそ、福たけがこうして「外部」で事業を展開するのは、
地域促進という意味でも価値が高い。
モノを生産しても、それを使い、販売していかなければならない。
販売先は今やそのほとんどが首都圏になっている。
「地産地消」を実現するためには、「地消」しなければならない。
地方が豊かになるためには、その地方に販売拠点がなければならない。
福たけはまずもって「売る力」をもっている。
当然ラーメンの「美味しさ」や「魅力」も兼ね備えている。
「うまいラーメンを売る」というのは、すべてを備えている必要がある。
また、工場で作って大量に売って「薄利多売」をするのとは違う方法も、
この福たけには用意されている。いいものを売る、それに尽きている。
それは、これまでの経験やキャリアがあってこそのことだと思う。
「遅咲き」といったら失礼かもしれないが、遅咲きゆえの何かがある。
ラーメンを金稼ぎの道具にしか見ていない人間も多い。
でも、福たけは違う。ラーメンを愛している。
当然お金を稼ぐ営みではあるが、ラーメンを無下にみていない。
そこが、多くの人に愛される根底的な理由だと僕は思う。
(売れて質を下げて儲けに走る人も実に多いから)
(大量生産型資本主義と戦うのが本来のラーメンだと僕は思っている)
・・・と、また悪い癖で語ってしまいました。。。
さて、福たけ富里店のメニューでございますが、、、
いやー、ずらりずらりですよ。。。
でも、よく見ると、4種類しかないんです。
背脂ラーメン、背脂濃厚味噌、煮干し、つけめん。
まさに、まさに福たけって感じですよね。
もちろんメガ豚煮干しつけめんもあります!
(作り方は本店と同様だそうです!)
そのなかに、新しいメニューが二種用意されています。
それが、「背脂塩らーめん」と「煮干しらーめん味噌」です。
福たけ初(?!)の煮干し味噌。
もともと福たけは煮干しラーメンに強いこだわりがあったので、
いったいそれが味噌になるとどうなるのだろう?!と思っていた。
食べて感じたのは、「なんてじんわり優しく美味しい味なんだ」、
ってことでした。本当にまさに「じんわり」なんです。
味噌の量が抑えられているせいか、とにかくきつくないんです。
なのに、薄っぺらい味ではなく、しっかり煮干しが効いている。
こういうのを「絶妙なバランス」っていうんだろうなー。
目を閉じて食べると、海空土の味噌ラーメンに通じるものもありそうだけど、
もっともっと優しくて女性的な味わいがしました。
うん、すごい女性的な煮干し味噌ラーメンになっていました。
まさに「しみじみ旨いなぁ~」とため息がもれる一杯。
冬の寒い時期にほっこりしたい時に食べたい一杯です。
強烈な味噌を想像していたので、不意打ちを突かれた気分でした。
こちらは、福たけでやはり初となる背脂塩ラーメン。
味噌とうってかわって、背脂満載の塩ラーメンです。
背脂の旨み、甘み、コク、重みがぐっと伝わってきます。
スープが二層構造になっているので、
最初はこってりした印象を受けますが、
だんだん食べていくうちに、スープのダシの旨みが感じられてきます。
こってりから、あっさりに変わっていくという仕掛け、って感じですかね。
変に力が入っていない分、素直に背脂ラーメンを楽しめる、
素直に背脂の旨みをストレートに感じられる、
そんなゆるいラーメンだったかと思います。
これを食べて改めて思いました。
「やっぱ、背脂ラーメンっていいよなぁ~」って。
やっぱり、背脂入りのラーメンっていいものなんです。
脂分だけど、サラサラっとしていて、気持ちいいんです。
大人向けの背脂塩ラーメンですね☆
こちらは、辛なん骨ごはんです。
多分他の店舗にはないような、、、
お肉がトロトロで美味しかったですねー。
豆板醤? アジアンな味わいの肉ご飯ですね。
これもマストアイテムであります☆
嬉しい中休みなし、です!!!
是非富里周辺の方は、一度この味に触れてみてください!!
今なら、福たけ店主の福田さんが直々作ってくれますよ!!
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今日はこの方とご一緒でした。
今、千葉の若手(?!)で最も熱く勢いのある店主さんです。
この人は、なんかちょっと特別なんです。
友人のような、弟のような、連れのような、、、
一緒に成長してきたと思えるパートナーのような、、、
店主と客、作り手と食べ手の垣根を越えた朋友って感じですね。
これからもお互い切磋琢磨していきましょう。
・・・もちろん、またラーメン連れていってね☆
JUST ONE MORE KISS~