DIR EN GREYの「最狂」の7thアルバム
『UROBOROS』が先日リリースされた。
*uroboros;無限の象徴;ウロボロス
今回の作品は通常盤の他に、完全生産限定盤があって、
これがなんとなんと一組12600円也!
ここまで高額なアルバム(通常)って初めて買ったかも。
この限定盤はなんとなんと
CD2枚+DVD1枚+LP+本+ステッカー+豪華BOX
という超豪華盤なのだ。本は歌詞カードの豪華バージョン。
今回の作品は一言でいうなれば、
『超難解』にして、『すごく聴きやすい』、
という超アンビバレントなアルバムになっていた。
(このことはDVDのインタビューでメンバーも言っていた)
曲の一つ一つはすごく難解で複雑で濃くて深いのに、
アルバム全体となるとすごくまとまりがよくて、すごく聴きやすいのだ。
なんかラーメンみたいな作品というかなんというか(苦笑)
01 SA BIR
02 VINUSHKA
03 RED SOIL
04 慟哭と去りぬ
05 蜷局
06 GLASS SKIN *English ver.
07 STUCK MAN
08 冷血なりせば
09 我、闇とて・・・
10 BUGABOO
11 凱歌、沈黙が眠る頃
12 DOZING GREEN *English ver.
13 INCONVENIENT IDEAL
今回、一番衝撃を受けたのは09の「我、闇とて・・・」だった。
この曲は半端じゃない。
超低音ヴォイス~超ハイトーンボーカルへと変貌していくところが素晴らしい。
「生きている音楽」って感じがした。
音に実体があるっていうか。
全体的には完全によくまとまっている。
すごく聴きやすくて、リピートしたくなる。
何度聴いても飽きがこない。
心地よい。
これ以上に「一つの世界」を映しだすアルバムって
そうそうないんじゃないかな。
なんかかつてのBUCK-TICKの進化に似ている気がする。
このアルバムはまさに「Six Nine」に相当しそうな気がする。
ダークサウンドを突き詰めた感じっていうか。
難解でダークで暗くて突き詰めていて。
前作がぶっとんでいた分、
今回はまとまりのあるアルバムになっていたと思うな。
次作は遂に原点回帰・・・か?!