昨年12月に開業して、千葉のラーメンフリークの間で話題となった「一兎」にようやく行けました。仕事で、市川真間に立ち寄れたのです。とりあえずまだ「新店」ってことでいいですよね。とりあえず、千葉の代表的ラーメンブロガーお二人の記事をここでご紹介☆
ラーメン館長さんのレポ
http://blog.goo.ne.jp/rocky2006/e/990ed76384ed3fc96101f9056b3e4a66
悪麺友らんちばさんのレポ
http://blog.livedoor.jp/lanciba/archives/51857617.html
お二人とも大絶賛ですね。となれば、期待は1000%上昇します。いったい、どんなラーメンなのでしょう。なんとも、100%煮干しスープのラーメンなんだとか。
こちらのお店は、びっくりするほど、市川真間駅から近いです。改札を降りて、階段を下りて、反対方向に進み、一つ目の角を曲がったら、到着です。改札口から徒歩50秒?っていうくらいに近いです。ただし、この駅周辺は複雑に住宅が入り乱れているので、ちょっと間違えると大変なことになりますね。
店内はかなりいい感じで、アットホームです。カウンター席が5つくらいかな。あとカウンター席の背後に座敷もありました。程よい規模のラーメン店だなぁ、というのが僕の印象でした。
いろんなブログを見ていると、煮干し醤油ラーメンと生姜醤油ラーメンの二種がウリというふうに書いてありますが、現在は、生姜醤油ラーメンの提供はされていません。休止中なんですって(12年6月19日現在)。煮干し醤油ラーメンと醤油ラーメンの二本立てですね。それにつけ麺も提供されていました。ま、まずは、100%煮干しスープという煮干し醤油ラーメンを☆
ヴィジュアル的に、まずうっとりですね。美しいです。
お味は、、、いやー、ぶっちゃけ、「どうせ、どっかで食べたことのある煮干しラーメンのどれかだろう?!」と思っていたのですが、見事に裏切られました。初めて食べる味の煮干しラーメンになっているじゃないですか。これは、どこかのお店に似ているとは言えない。すごい独創的なあっさり煮干し醤油ラーメンですよ。いやー、ビビった。
どっちかというと、お蕎麦のスープみたいな味のラーメンになっていました。なんていうか、「和~めん」みたいな(昔、大阪で和~めんというお店があったなぁ。そこになんとなく似ている気はしました)。とにかく、上品で、和風で、やさしくて、控えめなラーメンでした。ちょっと、醤油の味が引き立ちすぎているかな、と思いました。煮干し特有の臭みは抑えられていました。が、同時に、あんまり煮干しっぽさも感じませんでしたね。僕が煮干し粉に侵されているからかもしれませんが。。。
とにかく丁寧な感じのラーメンでしたね。
ただ、僕の中では、少し「???」って感じがしました。
なんていうのかな。うまく言えないんだけど、すごい個性的なんだけど、これ、美味しいのか?!っていう感じが(直感的に)したんですよね。いや、美味しいとは思いますよ。フリーク向けだとも思います。ただ、なんていうか、ラーメンとして完成された味なんだろうか、と。そう、考えている自分がいました。油は入っているので、ラーメン的ではあると思うんです。が、どこかで、釈然としない自分がいました。「個性的でイケてる感じ」は出ているのですが、この味で、何年もお客さんをひっぱれるんだろうか、と。
と、書くと、なんかそれほどでもないのか、と思われるかもしれませんが、そういうわけじゃないです。きっと、フリークさんも一般の人も納得の味なんだろうとは思います。事実、お客さんは次々にやってきていましたし、既に常連さんらしき人がいっぱい来ていました。なので、僕がどう書いたところで、何の力もないと思います。ただ、素直な感想として、このラーメンを二度、三度と食べたくなるのだろうか、と思わざるを得ませんでした。
らんちばさんの記事のよれば、店主さんは兎年だそうです。とすると、ぼくと同い年ってことかな?! と、思うと、少し辛口になってしまいました。いや、なんて言うかな、これ、もっと美味しくなるだろう!?と思ったんです。まだまだ、伸び代は大きいと思います。そんな期待を込めて、率直に書かせてもらいました。
ただ、もう一度、食べて、そして、このラーメンの真実を知りたい、と思いました。