佐賀編は続きます。
昼と夜でラーメン4軒巡った後、今回お世話をしてくれたSさんのお店に向かいました。
ラーメンだけじゃなくて、地元の人が営業する地元のもつ鍋メインの居酒屋さんも行きたい!、と思い…
しかも、Sさんは店主さん(社長さん)なので、その人と一緒に食べられるとなれば、、、
それもまた「貴重な経験」になりますよね。
(Sさんがあまりにも素敵な人だったので、これは行かねば!と思ったのも事実です☆)
で、、、
そのお店の名は、、、
もつ鍋鉄板食房 せん屋
であります!
場所は佐賀駅or佐賀バスセンターからとても近いです。
駅→バスセンター→鉄道高架下にあります。
駅近くのホテルに宿泊する人だと、ちょいと出かけてたどり着くくらいの距離かな?
この地図で分かってもらえますかね!?
ワクワクしながら、お店へと向かいます。
店頭には、こんな掲示が出ていました。
「佐賀ん街の旨い店、今宵はここで・・・」、ですって。
佐賀では、どうも、名詞の後に「ん」を付けるっぽいです。
東京ラーメンショーでも、「佐賀んトンコツ」って銘打っていたし…。
個人的には、「今宵はここで・・・」の「・・・」に魅了されました(苦笑)
「・・・」が大事なんですよね☆
で、、、
こちらが、せん屋の店主さん(社長さん)のSさんです。
年は僕の一つ上の方で、とてもパワフルで、思慮深い方でした。
Sさんは、居酒屋のみならず、古着屋やリサイクルショップなども経営しています。
更に、本を出したり、講演をしたりもしています。
こちらのHPで、Sさんの講演もYouTubeで聴くことができます。
こういう人と出会えるのも、また人生の悦び也。
お金のことだけを考える経営者ではなく、地域のことやいのちのことを考える経営者。
そういう人が日本中に増えることこそが、この国の未来の希望のような気がしました。
「片手に論語、片手にそろばん」、です。はい(苦笑)
メニューです。
どんなメニューがあるんでしょう!?
いっぱいあるのですが、、、
「せん屋うまかもんランキング」というのがありまして、、、
第一位が、もつ鍋。
第二位は、とりかわ。
やはりこの二つは頂きたい、と思い、こちらを注文しました。
社長さん同伴とはいえ、ちゃんと食べた分の料金は二人で割り勘で支払いました。
Sさん曰く、「社長とはいえ、店に来れば客。客であれば、ちゃんと支払うべき」、ですって。
いつもそうされているみたいです。
こういうところに、「信用」って生まれるんでしょうね。
店長さんともお話しましたが、「とりかわは自信があるので、是非食べてみてください」、とのこと。
鶏皮は、僕的にも、少年時代から大好きだった食べ物。
いったいどんな鶏皮が出てくるのか、楽しみです。
「多分、他では食べたことのない鶏皮だと思いますよ」(笑み)、と。。。(;´・ω・)
第一位の「もつ鍋」ですが、色々と味があります。
一番のおススメは、「鶏ダシ醤油味」(980円)ですって。
使用する「もつ」は、国産と書いてありますが、さらに細かく言えば、九州産だそうです。
九州の「もつ」は、臭みがなくて、柔らかくて、とっても美味しいらしいです。
もつ鍋かー。
懇親会とかでたまに食べるけど、これをメインで集中して食べるなんて、なかなかなかったなぁ。
しかも、「鶏ダシ醤油味」。
いったいどんな鍋なのでしょう!?!?
ジャジャーン!!!
こちらが、もつ鍋鶏ダシ醤油味の全貌であります。
キャベツともやし、ニラがどっさり。
その上には、ニンニクが添えられています。
野菜の下に、九州産のもつがいっぱい隠れています。
これを火にかけて、ぐつぐつと煮込んでいきます。。
ぐつぐつ…
スープは、白濁じゃなくて、黒茶色。
いい匂いが立ち込めてきます。
もつ鍋って、目の前でぐつぐつと煮込んでいく様子を見る楽しみもあるなぁ。。。
Sさんと色んなことを語りながら、出来上がるのを待ちます。(かき混ぜます)
完成!!!!
いやー、めちゃめちゃいい匂いがします。
結構多めのニンニクも入っているせいか、ラーメンフリーク好み仕様になっていますね。
スープを飲むと、「ひゃー!!にんにく醤油スープ!!!!!」って感じで。
そのまま、麺も頬張りたくなります。(ないけど…)
で、もつ。
一口食べたら、もう、失神するかと思いましたね、、、
「えー!? これ、本当にもつなの!?!?!」って。
信じられないくらいに、柔らかくて、弾力性もあって、とろける美味しさでした。
千葉で食べるもつとは全然違う…
スープも、「バリバリ」な感じで、パワフルで、刺激的でした。
このスープ、そのまま、ラーメンに使えます。。。
〆に、細い縮れ麺を入れてくれたら、どれほど嬉しいか(苦笑)。
「ニンニクたっぷりもつ野菜醤油ラーメン」になりますよ。
鷹の爪のアクセントもまた、心地よさを高めてくれます。
そして、もう一つの目玉の「焼き鳥」です☆
まずは、「砂ずり」(砂肝)と、「豚バラ」を頂きました。
関東では、砂肝って言いますが、どうも九州エリアでは「砂ずり」というそうです。
こちらの砂ずりは、香ばしく焼き上がっていて、カリカリっとした食感になっていました。
小ぶりではありますが、身がきゅっと締まっているタイプの砂肝。
豚バラは、もう言わずもがな、ブラボー!って感じでした。
さすがは九州。お肉はやっぱりやっぱり美味しいんですね。
佐賀も、「佐賀牛」が有名ですし、黒豚もいっぱい出回っています。
ラーメンもいいけど、やっぱり「お肉」に出会いたい♡
で、こちらが、人気ナンバー2の「とり皮」であります!!
タレと塩、二種食べてみました。
これがですねー、、、、
もう、悶絶の美味しさでありました。
鶏皮をギュッと押しつぶすかのように、中心にまとめた焼き鳥で、
外はカリッカリで、中はしっとり、という鶏皮だったんです。
このカリカリ感が半端ない。
「なんじゃ、こりゃ!?」って、思わず叫んでしまいました。
焦げは付いてないのに、最高レベルのカリカリ感。
焦げるか焦げないかのギリギリのところ?なのかな??
さらに、まるで、オーブンで焼き上げたばかりのパイのようなサクサク感も加わっています。
身はぎゅっと詰まっているので、串をもつと重たいんです。
余計な油分を飛ばしているせいか、脂っぽさもない。
これなら、10本はいける!って思うほどに、サクサク・カリカリの鶏皮でありました。
これには、マジでマジで感動しました。
で、「アスパラ肉巻き」♪
これ、大好きなんです。
どうでもいいことだけど、僕は「アスパラ肉巻き人間」を目指してます。
いわゆる「肉食系」「草食系」ってあるけど、どっちも嫌。
草食ぶった肉食系のことを、「ロールキャベツ系」っていうんですよね。
で、その逆の肉食ぶった草食系が、「アスパラ肉巻き系」っていうんですよね。
僕は、アスパラ肉巻き系を目指していました(苦笑)。
ロールキャベツ系って、要するに「隠れマッチョ」でしょ!?
そういう男は、だいたい女性の話を聴かないし、家庭内で暴君になりやすい(イメージ)。
僕は、肉巻きアスパラのような、外面的には肉食で、実はアスパラ、という男がカッコいいと思います。
…
ホント、どうでもいい話でした。。。(;´・ω・)
このアスパラ肉巻きは、思考することなく、あっという間に僕の胃の中に入っていきました。
やっぱりやっぱり、焼き鳥って最高だなぁ、、、と。
佐賀の日本酒も頂きました。
「鍋島」がなんといっても、圧倒的人気ですが、僕は「久保田」に惚れました。
久保田の日本酒は、さっぱりとしていて、とっても呑みやすかった。
今度、佐賀に行ったら、この「久保田」の日本酒を買ってくることにしよう!と決めました。
こちらのお店では、色んなお酒を楽しんでもらいたいと、ハーフサイズも用意されています。
このハーフサイズが僕的には最高によかったです。
***
というわけで、、、
Sさんのお店である「せん屋」で、もつ鍋と焼き鳥を心底堪能させて頂きました。
ラーメン店にも連れていって下さり、更にご本人のお店にも連れていって下さり、、、
本当に本当にありがとうございました。
次にまた佐賀に来たら、必ずやまたここでもつ鍋と焼き鳥と日本酒を味わいたいです。
佐賀の「拠点」が出来たー!、と一人喜んで、ホテルに戻りました。
佐賀に来たら、是非、「せん屋」に行ってみてください!!
80円のとり皮、めちゃめちゃ美味しいです。
もつ鍋も、本当に素晴らしかった。
そして、地酒。
いつまでも、ここに居たいなぁって思うアットホームな居酒屋さんでした☆