Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

テルテルラーメン@佐賀 うっとりする佐賀の老舗店!今回一番感動した極上の一杯!

佐賀ラーメン四軒目

佐賀で有名なラーメン三軒を押さえて、、、

次にどうするか!?

まだまだ色々とラーメン店が市内に点在します。

しかも、今回は協力な助っ人のSさんがサポートしてくれました。

まず、向かったのが、超人気店の「幸陽閣」。

ネット情報では21時まで営業しているみたいですが、現在は20時で閉店のようです

(店主さんがご高齢のため…、でしょうかね!?)

21時過ぎに来たので、ここで食べることはできませんでした(;;)

幸陽閣の記事はこちら

ここが食べられたら、BESTだったのですが、今回は断念しました。

続けて向かったのが、「大連らーめん」でした。

この大連らーめんは、助っ人Sさんのご友人の方のお店だそうで、、、

色々と話をしてみたかったのですが、こちらは「定休日」でした。

さらに、続けて向かったのは、「博多ラーメンのんぶー」。

こちらは、夜の21時オープンということで、こちらも断念。

そして、最後に向かったのが、(今回僕が密かに狙っていた…)

テルテルラーメン

でした!

こちらの記事は愛がこもってます

店前です。

この雰囲気、いいでしょ!?

「地方の知られざる名店」の匂いがプンプンします。

Dr.kei的に、最高の「ヴィジュアル」です。

テルテルラーメンは、なんと20時オープンのお店。

千葉だと、なかなか20時オープンのお店ってないですよね!?

場所は、佐賀駅周辺の呑み屋街の一角にあります。

駅前のメインストリートを真っ直ぐ進んで、「中央橋」を左折して、100mくらいかな?!

いい雰囲気の場所にあります。

お店に入ると、うちの親世代のおじいさんが一人で切り盛りされていました。

創業は、1976年。ちょうど40年の歴史をもつお店ですね。

佐賀ラーメンの歴史についてはこちらを参照(mixi)

テルテルラーメンは、佐賀ラーメンの歴史の中でもかなり古い方ですね。

メニューです。

すっごいシンプルです。

お酒も置いてません。サイドメニューもほぼありません。

ラーメン一本のお店ですね。(しかも、一種類)

こういうお店こそ、僕が求めているお店ですよー。

店主さんは一見寡黙そうですが、お話したらとても話の上手な方でした。

長年、お店をやってきて、色んなことがあって、人間形成してきたと思う」、と語る店主。

ラーメン店主さんから「人間形成」という言葉が出てきたことに衝撃を受けました(苦笑)。

40年、このメニューでやってきたんだ」、という言葉に、胸が震えました。

もちろん色々と試行錯誤を重ねてきましたが、基本的には変わっていないそうです。

(もう、この時点で、僕はこのお店に惚れまくってます)

さぁ、いったいどんなラーメンなんでしょう!?!?

ジャジャーン!!!

来ました! テルテルラーメン。

見た感じは、これまでの3軒に近い白濁豚骨ラーメン。

…なんですが、、、

ここのラーメンのスープ、絶妙なバランスのスープですよ。

臭みはほぼなくて、旨みだけが凝縮された感じです。

こってりともあっさりともいえない感じで、すごくバランスがいいんです。

なのに、平凡じゃない。老舗店特有の「ずしりとくる旨み」がある。

そのことを店主さんに伝えると、にこっと笑って、、、

「そうなんだよ。美味しいとか不味いとか、濃いとか薄いとかって、低次元のレベルの話だ」

「味を言葉で表現するのはとても難しいんだ。だいたい、コクって何だよ!?」

「バランスは大事だよね。そこは、とても気を使っている」

…といった話もしてくださいました。

系統的には、二軒目の「もとむら」に近い感じですかね!?

ですが、こちらのラーメンには「ゴマ」がふりかけられていて、微妙に違います

zoom up!

白濁しているけど、すっきりとしていて、食べやすい豚骨スープ。

単純にウマい!!!!

呑んでても、呑んでなくても、旨い!!!!

甲乙つけがたいですが、僕的にはこちらの方が気に入ったかな!?

「もとむら」よりも、ローカル感があり、庶民感があり、かつジャンクで、パワフル。

で、なんと言っても、客と店主さんの距離が近い気がしたんです。

アットホーム感が強かった。だから、応援したくなるんです。

多分、クオリティーそのものだけを考えれば、もとむらの方が秀でてる。

けど、なんだろ、「人間臭さ」を考えると、こっちの方が凄いと思いました。

素朴なんだけど、ローカルな老舗店らしいヒューマニズムを強く感じるんです。

麺はこんな感じです。

これまた、「the佐賀ラーメン!」という、中太の柔らかい麺でした。

柔らかい、というか、弾力性に溢れた、というか。

この麺好きだなぁ。。。

で、、、

生卵も入ってます♪

これを溶かすと、またまた味変します。

真っ白いスープがこんな風になります。

まろやかでコク深いラーメンに変化しています。

凄いでしょ!?!?

いやー、「佐賀ラーメン」って本当に本当に素敵じゃないですかー!!

チャーシューも、やっぱり超薄切りタイプで、食べやすいです。

超薄切りなのに、物足りなさはないんです。そこが凄いなぁ、、、と。

***

「テルテルラーメン」

想像していたよりはるかに素敵なお店でした。

Dr.kei的には、このお店が今回一番気に入りました。

なんといっても、店主さんが素敵すぎました。

「店主さんはどちらで修業したんですか?」

「してないよ。独学だよ。色々と試行錯誤を重ねて、この味になったんだ。大変だった」、と。

「この場所で営業を続けるのは大変なんだ。ラーメン一本というのも大変だよ」、とも。

佐賀でラーメン屋をやって40年。

老舗店が次々と廃業していく中、こちらのお店は今も元気に営業しています。

もしかしたら、今最も行くべき佐賀ラーメン店じゃないかな、とも思いました。

歴史的に考えれば、「幸陽閣」と「テルテルラーメン」こそ、食べるべきお店かも。

志げる食堂も、三九軒も、再来軒も、洋々軒もなくなっています。

この時代の店主さんで今も現役なのはこの二店舗くらいじゃないのかな!?

そう考えると、感慨深いものがありますね。

そんな歴史的なお店で、店主さんと語り合えたのだから…

…というわけで、記念に一枚撮らせてもらいました♪

佐賀ラーメンの歴史と伝統を守る店主さん。

少しの時間ですが、語り合えたことに喜びを感じました。

そして、心底惚れました♪

ヨソモノの一見の僕なんぞに、色々とお話して下さり、心から感謝します。

粋な店主さんだったなぁ、、、

あと、、、

ふと、気づいたのですが、どのお店でも、冷たいお茶を出してくれるんです。

佐賀県のラーメン店の一つの特徴になるかもしれません。

福岡県とか長崎県とかってどうなんだろうなー!?

このお茶がまた美味しくて、心癒されました。

今回の佐賀訪問で、僕が「イチオシ」したくなったお店です。

とにかく駅からは徒歩圏内なので、是非、佐賀に来た時は食べに行ってみてください。

なお、20時~のオープンなので、ご注意を!!!!

この日は、4杯で「終了!」。

…なんですが、、、

この後、同伴してくれたSさんのお店に向かうことになります。

そこで、とんでもなく美味しい「もつ鍋」を頂きました。

つづく。

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