12月31日、夜、山形。
2019年の最後の日の夜、山形市内のラーメンを巡ります!
まず、一軒目はこちら!
そば処近江屋
です!
店舗は比較的新しい感じがしますが、
このお店もまた、山形市内の老舗のお蕎麦屋さんです。
老舗っぽさはありませんが、れっきとした老舗店なんです。
大正時代に創業したというから、その歴史は長いです。
ここにも、どうやら「中華そば」があるということで、、、
山形に限らず、地方ではラーメンを提供するお蕎麦屋さんいっぱいあるんですよね。
お蕎麦屋さんのラーメンが好きな僕には、まさに「天国」のような場所…
…
70代(推定)と思われる現女性店主さんが二代目で、、、
その二代目の母方の叔母が始めたお店だそうです。
近江屋は、基本的に「お蕎麦」が美味しいと評判のお蕎麦屋さんです。
平打ちの手打ち蕎麦が有名で、こちらも食べたいところですが、、、
僕は「ラーメンフリーク」。
ラーメン=中華そばを追い求めて歩くのみ!!
メニュー表です!!
やっぱり、お蕎麦がメインのお店ですね。
でもでも!!!
中華麺、ありました。
二食そば(ざるそば+ざる中華)も気になるところですが、、、
やっぱりここは「中華そば」を食べねば、、、と。
お蕎麦屋さんの中華そば、これを食べないわけにはいきません。
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
来ました来ました!
そば処近江屋オリジナルの中華そば!!!
ラーメンの脇には、山形名物の「おみ漬け」が添えられています。
おみ漬けは、山形名物で、いわゆる高菜漬けに近いお漬物。
ただ、使っているのが「高菜」じゃなくて「青菜(せいさい)」なんですね。
なので、厳密には「高菜漬け」ではなく「青菜漬け」なんです。
これがもうすこぶる美味しくて、、、(;;)
…
で、、、
こちらが、中華そばです!!
もうシンプルを極めたようなシンプルなヴィジュアル!
わかめとかまぼこが際立った中華そば。
チャーシューはかわいいですね~💛
スープは、…これまでなかなか味わったことのないような味わいのスープ。
とっても優しいスープで、心にじわ~っと美味しさが広がります。
昆布と鰹で取った優しい和風ダシが、じんわりと感じられます。
かえしは、お蕎麦のかえしと醤油ダレをブレンドしたものだとか。
お蕎麦屋さんの中華そばってことで、油分はほぼほぼありません。
塩分も控えめで、店主さんも「しょっぱくない味」にこだわっているとのこと。
甘みもあって、理想の和風醤油ラーメンになっていました。
塩分控えめで、油分もなくて、ダメな人にはダメかもしれないなぁ、、、(;^ω^)
塩分と油分がラーメンの決め手っちゃ決め手ですからね…。
でも、常軌を逸したSuper Ramen Freaksには、最高の一杯になるかも。。。
「お蕎麦屋さんの中華そば」という観点で見ると、お見事であります。
これだけ巷にラーメンが溢れる時代にあって、なお新鮮さを感じるという…
あと、ちっちゃなチャーシューがこれまたとっても美味しくて、、、
わかめも(賛否両論はありますが)僕的にはjust fitでした!
わかめ入りのラーメン、僕はもっともっと応援したいですね~。
で、麺であります。
こちらも、素朴な中華麺ですね~。
僕がよく「東北クオリティー」と言っているタイプの麺じゃなくて、
どちらかというと、昔ながらの素朴でなんの変哲もない麺。
ボソボソっとした、するするっとした麺。
まぁ、なので、何の違和感もなく、普通に食べられるかな、と。
お蕎麦同様、平打ち麺だったら、テンション上がっていただろうなぁ…
…
うん。これは、「毎日食べられるラーメン」って感じかな。
あるいは、「何度食べても、気持ち悪くならないラーメン」!?
素朴で優しくて塩分も油分も控えめで、じんわりくるラーメン。
でも、「家庭的」って感じでもないんだよなぁ、、、
なんか、「蕎麦屋の技術」がこのラーメンに応用されているというか…。
とても考えさせられる「中華そば」でした。
***
ってことで、、、
大正時代創業の老舗蕎麦店の中華そばのレポでした。
なんか、いいお店だったなぁ、、、
厨房には、店主さんの娘さん?と思われる僕と同世代?の三代目?もおられて。
華やかさはないけれど、静かに真面目に丁寧に営業しているお店だなぁって。
それは、ここの「中華そば」からも感じられることでした。
多分、この先も、ここの中華そばがド派手に広まることはないと思います。
でも、こういうラーメンをしっかり味わえることもまた大事かな、と。
脂と塩分で無理やりに美味しくさせることは、そんなに難しくはありません。
それを極限にまで抑え込んで、どこまで美味しく食べさせるか。
ここに、作り手の腕やキャリアや経験が生かされるように思います。
ホント、考えさせられるお店でした。
2019年末の最後の最後にこんな素敵なお店に出会えたことにDANKE!
次は、「二食そば」を食べて、中華麺と蕎麦を両方味わいたいな\(^o^)/
店内の壁に、こんなマップが張り出されていました。
蕎麦ラーメン。
山形は、そう、まさに蕎麦とラーメンの都!!
そりゃ、僕も惚れちゃいますって(;;)