Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

[V-CLASSIC]HYPERMANIA◆虹の向こうへ

夏になると、僕が必ず聴いている不屈のV系名盤をご紹介いたします☆

HYPERMANIAというバンドを知っている人はかなりの通だと思います。
1994年~1995年頃に活動を始めたバンドで、
当時は、ギターが元SHADOOWのHIROということで話題になりました。

彼らのファーストアルバム『虹の向こうへ』は、彼らの唯一のフルアルバムでした。
唯一にして、最高傑作となったと僕は確信しています。とにかくハイレベルです。
この作品は、1995年7月に、EXTASY RECORDからリリースされました。

このバンドのウリは、悠介の清涼感溢れる歌声と作曲センス抜群のHIROの感性にありました。
悠介のボーカルは、もう圧倒的に素晴らしいです。なんともいえない気持ちよさがあるんです。
他のボーカルにはない爽やかさ、艶やかさ、切なさ、哀愁があるんですよね。
そして、シチュエーション重視の具体的な歌詞、、、
(GLAYのTERUに似てるっちゃ似てる。でも悠介の方が味があるんです!クセともいうかな?)
(さらに!この作品の1年前にGLAYが『灰とダイヤモンド』を発表しています)

その素晴らしい歌声を最大限に引き出したHIROの楽曲が実に素晴らしいんです。
全曲シングルカットできるんじゃないかっていうくらいに全部いい曲なんです。
ダークな曲、爽やかな歌、ポップ、バラード、歌謡曲、フォーク、
あらゆる要素がうまく合わさりつつ、全体的には美しいまとまりを感じさせます。

この作品の7曲目の『千年愛』は、もうダントツによい曲になっています。
これだけの名曲が埋もれてしまっているのはなんとも歯がゆいです。
心がじーんとする、というか、切なくなる、というか、なんというか。
「追いかけて 追いかけて 時が流れるままに 
追いついても 見あたらない 愛しいあなた」というサビのもの悲しさといったら…

続く8曲目の『眠らない都会』もオシャレで大人を感じる甘くて切ない歌。
これもまたHYPERMANIAらしい大人のロックって感じがしますね。
ちょっとヒムロックっぽい感じもしなくもないですが、とにかくCOOLです。

いや、もう全曲いいんですよ。2の「Ocean of daylight」も豪華なロックナンバーだし、
3の「青春の欠片」もすごいいい曲だし。4のMemoriesは最高のBEAT ROCKになってます。

もしGLAYという存在がなかったら、その地位にHYPERMANIAが立っていたかもしれません。
歴史に「if」はないので、何とも言えませんが、それくらい一般性をもった音世界でした。
この作品の後、HIROが脱退してしまい、このバンドの世界観は変わってしまいました。
それが、今でも残念に思います。

僕個人的には、このアルバムを聴くと、大学時代を思い出します。
当時の色んな恋が思い出されるんですねー☆
恋多き青春時代でした。あー、懐かしい。

最後に一曲。

この曲はホント素晴らしいバラード曲でした。
かろうじてこの曲だけ、YouTubeにありました。 

HYPERMANIA/虹の向こうへ

手前のお兄さんがHIROです☆

SHADOOW時代から好きだったなぁ~~~


ボーカルの酒井悠介さんらは、その後、RAMARというバンド名でメジャーデビューしました。

そのRAMAR、今も現役で頑張っています!

http://www.ramar.jp/

今年?昨年? 我が心の師匠、板谷祐との対バンも行いましたね。

新曲もリリースされているようです☆

ENDLESS ADVENTURE (full ver.) / RAMAR

こうやって、今も現役で頑張っている姿をみると、本当に勇気づけられます。
何事も、続けている人は偉大です。続けているというその事実が凄いんです。

酒井さんのことは、陰ながら、ずっと応援したいと思っています。
いつかライブで生の歌を聴いてみたいなぁ~~

コメント一覧

よし
V-CLASSIC復活を願う
お返事ありがとうございます。

ぜひV-CLASSIC復活して欲しいです!

誰も知らんやろ!?的なところ出して頂けると、
「ここ来たか~!」って密かに楽しめると思いますw

まぁ、知らなかったら負けなんですけどね。。。

話は違うのかもしれませんが、
先日「GRASS ROOTS PARTY」というオムニバスCDを何気に検索してたら、
買い取り価格が800円でした。
これって需要があるって事ですよね??
(もちろんKeiさんはご存じのCDだと思っております(笑))

なぜか嬉しくなってみたり。

収録されてたバットケイブ(だったと思う)というバンドが今更気なってみたり。。。

さぁ、調べようっと!
kei
よしさん

コメントありがとうございます。

「またしてもここにたどり着きました」というお言葉、少し嬉しかったです。

まだまだ紹介していないV-CLASSIC作品、いっぱいあるんですよね。

よしさんからコメントを頂き、またV-CLASSICシリーズを復活できたらなぁ、と思います。

SHADOOWも水鏡も好きでした。音源も揃ってます。この辺もまたupしたいですねー。

また、見つけて頂けるように、頑張りたいと思います。
よし
最終的にここにたどり着く(笑う)
ふと思い出したHYPERMANIAを調べてると
またしてもここにたどり着きました。
以前は何を調べてたか忘れましたが、
(ZI:KILLだったかTUSKだったか。。。)

私もHYPERMANIAの「虹の向こうへ・・・」は最高傑作だったと記憶しております。
色々あってCDは手元にないので聴く事は出来ませんが、
声と楽曲が良かったのは覚えております。
SHDOOWも好きでしたし、水鏡も好きだったので、
このバンドを聴く事になりましたが、
両バンドとも全然違う感じで、、、
けど、感動した記憶があります。

中古屋行かなきゃ(笑)
kei
みんさん

コメントありがとうございます。Hypermaniaのファンの方ですか??

Hypermaniaのライブとかも行っておられましたか?

僕はSHADOOWのライブは行ってたのですが、このバンドのライブは見れずじまいでした。

RAMARのライブとかには行かれますか?

頑張ってますよね!!
みん
仲間がいた・・・
hypermaniaの良さが分かる仲間がいた!!うれしいです!!悠介の圧倒的な歌唱力は他の歌手を凌駕しますねぇ
kei
ypさん

そうですよね。やはり! HIROの作曲センスは本当にお見事でしたもんね。

でも、さすがypさんですね! 本当に詳しいです、、、

SHADOOWもホント、名もなき卓越したV系バンドでした!!

yp
名盤の1枚です♪
>もしGLAYという存在がなかったら、その地位にHYPERMANIAが立っていたかもしれません。
同感です。やはりアルバム1枚でHIROが離脱したのが痛かった。
HIROはセンスあるコンポーザー、ギタリストだったのでもっとこの界隈を賑わしてほしかったですね。

SHADOOWもSADISTICAL PUNKを継承してくれそうな勢いあるバンドだっただけに活動停滞は残念でした。
V系黎明期はこうしたバンドの下支えがあって形成されていったと言えますよね~
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