僕は献血ができない(と思う)。10年前にドイツに留学していた時、「狂牛病」が流行っていたからだ。10年前、狂牛病が流行していた頃、そんなこと露知らず、ドイツでめちゃめちゃ牛肉を食べていた。メンザと呼ばれる大学の学食でも、結構牛肉が出ていた。
あれから10年。すっかり狂牛病の猛威は衰えたかのように見えるが、どうなんだろう? 今回のドイツ訪問で、なんとなく入ったお店が牛肉料理専門のSteakhaus Buffaloだ。アメリカに同じ名前のレストランがあるが、どうやら無関係のようで、Soltauにある個人店である。
このお店は、ステーキ専門なのだが、牛肉を使ったドイツ料理も提供している。その中で、特にオススメなのが、Zarte Rinderfiletstreifen in pikanter Pfefferrahmsauce mit Pifferlingen(スパイスの利いたコショウクリームソース入りの柔らかい細切れ牛フィレ)だ(上の写真)
ヴィジュアルからして、パスタ料理なのだが、味はまさに「ドイツ!」って感じのスパイシーさを感じる仕上がりになっている。コショウの風味だけじゃない! なんともいえないざらついたスープ、これを味わうとなんかドイツに戻ってきた気分になれる。
パスタはペンネで、僕が最も大好きなパスタの一種だ。ちなみにペンネはイタリア語でペンのこと。パスタの先が尖っていて、ペンに似ているところからつけられた名前だ。
惜しみなく使われた牛肉とペンネの相性は抜群。結構濃厚で、最後までぐいぐいと食べさせるタイプのパスタ料理だった。こういう味って、なかなか日本じゃお目見えしないんだよな~・・・