今年のTHE SLUT BANKSは、本当に本当にエネルギッシュでした。
とんでもないフルアルバム『チクロ』(12年ぶり!)に、ブチ切れたミニアルバム『ドクロ』。どっちももう、期待以上。ま、ファンだからっていうのもあるけど、それを外しても、本当に想像以上の素敵な楽曲を僕らにプレゼントしてくれました。
そんなTHE SLUT BANKSですが、今年、なんと2度も、我がHOME TOWNの千葉市にやってきてくれました(;;)。これは嬉しい誤算でした。まさか千葉、しかも稲毛に来てくれるとは、、、。本当に嬉しくて嬉しくて。だから、今、めっちゃ多忙で、このブログさえ書く時間がない中、近所でスラットバンクスのライブを楽しむことができました。
(妄想暴走ですが)きっと、祐が、「keiのために稲毛に行ってやろう!」と思ってくれたと思うんですよ。昨年~今年は本当に本当に激多忙で、心音会のライブすら行けないほど(今の僕には、心音会ライブが一番心に響くんですが、、、)。だから、きっとそれを察して、たっくん(妄想中)が、僕のために、千葉に来てくれたんです。きっとそうです(反論なしでお願いします、、、orz...)。(妄想おわり)。
今のスラットバンクス!
もうね。なんていうんでしょうね。カッコよくて渋くてワイルドで、たまらんのです。祐のメイク、やりすぎのような気がするのは気のせい?!
さて。ライブ。
K'S DREAMに到着すると、こんな看板が。
いやー。いいっすねー。稲毛にスラットバンクス。
仕事仕事仕事に追われて、ホントどうにもならない毎日。そんな毎日の繰り返しの中で、スラットバンクスが稲毛に上陸。ちょっとした非現実です。もう、来てくれるだけで、嬉しいし、夢を見られる感じです。祐が稲毛で歌う、それだけで幸せに~♪
ライブは、必殺曲の「TOY」で始まり、そして、緩急をうまく使ったセットリストで、怒涛のように曲を奏でて、最後アンコールの「NOISY LOVE」で締めくくられました。セットリストは誰かの何かに委ねるとして。。。
僕が一番聴きたかった「泥沼ダンサー」は演奏しませんでした(;;)。この点については、わたくし的に残念でした。が、この15年で作り上げてきた骸骨ワールド、テケテケワールドが満載でした。「幻の子供」をやってくれたのは嬉しかったなぁー。ドクロからは、二日酔いのラプソティーだけだったかな。主に蘇生前の曲がメインだったと思います。「2011年のコト」はじーんときました。「♯0022」もやってくれました。
「METAL MIND」は音源で聴くとすごいカッコいいんですが、ライブだと何をやっているか分からなくなるんですよね。いいのか悪いのか。分からないですが、前回同様そう思いました。
祐のライブパフォーマンスはますますカッコよく、キュートに、そしてパンキッシュになっているように思いました。しかし、本当に余裕な感じがします。それこそ20年以上前から祐のライブを見てますが、今以上に「貫禄」のある祐を見たことはないくらいに。「威厳」といってもいいかな。「威厳」と「優しさ」に包まれているというか。でも、それって、それこそ大昔からあったのかなって思ったりもします。
ただ、日本で最も凄いボーカリストの一人だとやっぱり思います。なんでなんだろうなって考えますが、よく分かりません(苦笑)。ただ、この人のようなボーカリストは他にいない。そして、他の誰よりも、ファンの人に愛されている。数的にはもう少ないかもしれないけど(ブログで祐自身もそう書いていたけど)、一人ひとりの愛情は誰よりも深いはず。ホント、(数はさておき)ファンに心から愛されているボーカリストなんだな、と。
祐だけじゃない。THE SLUT BANKSのファンは、きっと他のどのバンドよりも、このバンドを愛している気がします。それが、あの超激しいライブなのかな、と。ファン同士の信頼がなければ、あのようなライブはできないだろうな、と。絶対喧嘩になるはず(苦笑)。あれだけ激しくぶつかり合うライブなのに、みんな笑顔で。
盛りあがらない中で10000人のファンを相手にライブをするより、100人の熱いファンの前で歌う方が気持ちいいだろうなって思います。あ、ちなみに、この日のライブは150人ほどが入っていたそうです。稲毛で150人は凄いですよ! 僕も、たくさんの人になんとなく好かれるよりも、少なくていいから、熱い学生たちだけの前で熱い講義がしたいなって思いました。信頼も愛情もない大教室の講義もまー、それなりに楽しんではいるけど、やっぱ少ないけど熱い若者と対峙して、熱くぶつかり合いたいなって。
僕にとって、スラットバンクスはいつでも「手本」なんだなと。っていうか、祐はいつでも僕の「先生」であり「師匠」なんだな、と。勝手な片思いですけど。でも、この関係こそ、「エロスの愛の関係」そのものなんだよな。。。ただただ祐に憧れて、祐の背中を見て、祐の生き様に触れて、それを自分の中に取り込んで。。。
それから、この日のライブで、「俺達のデビューシングル、涙の~」と叫んで、涙の最終飛行を演奏してくれました。やっぱ、この曲は本当にカッコいいなって思いました。僕も気づいたら、ぴょんぴょん飛んでました。あ、それから、「I'll go around」をやってくれました!! この曲、凄い。めちゃめちゃのれる。っていうか、狂っちゃう。何あのグルーブ感は、、、
この曲での盛り上がりは半端ないです。死ぬかと思った、、、(苦笑)
この時代のライブを超えたんじゃないか?!
という感じで、記憶も散漫ですが、大満足なライブでした。いったい何曲やったんだ?!?!
そうそう。戸城さんのピックが飛んできました♪
こういうシチュエーション、久々で嬉しかったな~☆
僕の教え子も参戦しました。この人、超暴れてました(@@)。
今、かなり大変な状況だけど、僕はずっと応援しているからね。お前なら乗り越えられる!!
それから、物販で、二つのDVDを買いました。
これ、めっちゃいいDVDなんですけど。。。
昔のスラバンもいいけど、やっぱ今のスラバンが好き
一生ファンです!!
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ただ、一つだけ。戸城さんのブログでもちらっと触れられていたけど、今後のスラットバンクスはもっともっと色んな曲をやってほしいなって思いました。もっと遊んでほしいというか。このバンドって世界観がかなり明確だから、新しいサウンドってどうだろう?!っていう意見もあるかもしれない。けれど、ライブを見ていて、もう少し違ったスラバンが見たいっていう気持ちも確かにあって。。。
ドクロも、好きか嫌いかって言われれば好きだけど、この路線を引きずらないでほしいかなとも思う。欲張りかと思うけど、やっぱり「未来のスラットバンクス」を少しずつ見せていってほしいって思います。戸城さんのブログの記事を読んで、ますますそれが必要なんだろうなとも思います。そうでないと、ただの「おっさんバンド」になっちゃう。それは否めないかもって思いました。キャリアも技術も経験もあるだけに、もっともっとディープなスラットバンクスワールドを築き上げてほしいな、と。
欲張りかな。でも、今回のライブで感じたことでした。
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最後に、板谷祐を知らない人のために。
X JAPANのHIDEとこんなことを大昔にしていました。当時、これ、全然理解できなかった。
そして、今も理解できない…(汗)